累計経営者579人に取材、掲載社数311ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

IT業界の起業家インタビュー

株式会社ビジネストータルマネージメント 代表取締役CEO 吉田 悟

IT困難に直面したシステム開発を成功に導くエキスパ ート集団

株式会社ビジネストータルマネージメント 代表取締役CEO 吉田 悟

「納期に間にあわない」「エンジニアが突然退社した」。そんな窮地に陥ったシステム開発の現場へ乗り込み、課題を解決してくれる頼もしいエキスパート集団がいる。設立3年目のSES※ベンチャー、ビジネストータルマネージメント(以下、BTM)だ。代表の吉田氏に、困難な課題を解決できる理由などを聞いた。

※SES:System Engineering Service。ソフトウェアやシステムの開発において、技術者の労働を提供する委託業務。

※下記はベンチャー通信54号(2013年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―SESは競合が多いと思います。そのなかでの強みはなんですか。

吉田:プロジェクトの完遂を顧客が絶望視するような、難しい課題でも解決できることです。たとえば、ある広告代理店のスマホ向けSNSアプリ開発プロジェクトのケース。iPhone用とAndroid用をつくるはずが、リリース予定日まであと3ヵ月なのにAndroid用がまったくできていない。開発作業を実績のあるシステム会社に外注していたのですが、そこはお手上げの状態。「どうにかなりませんか」と僕らに依頼が来たんです。それから2週間で、スマホアプリ開発経験のあるエンジニアを14人集めました。そして、顧客先の会議室をひと部屋借り切り、3ヵ月常駐させたんです。結果、無事リリース予定に間にあいました。

―他社ではできなかったことが、なぜできるのでしょう。

吉田:僕らが送り込んだエンジニアのスキルが高いからです。以前の外注先は、顧客から機能やデザインの変更を求められたとき、そのまま受け入れていた。その変更に忙殺され、作業が遅れてしまったんです。しかし、僕らが常駐させたエンジニアは違います。顧客の変更要望を受けて、そのニーズを満たしたうえで、スケジュールも守れるような代案を出すんです。それは、スマホアプリに精通しているからできること。顧客先に常駐しているので、その場で代案を検討でき、すぐに決定できる。だから、迅速にプロジェクトを進められたのです。ほかにも、老舗のゲーム会社から「助けてほしい」と懇願されたケースがあります。ソーシャルゲームの開発で、発売日が決まっているのに企画がなかなか固まらず、開発期間が大幅に短くなってしまった。なのに、エンジニアを確保するあてがない、と。そこで、ゲーム開発経験のあるエンジニアを集め、人海戦術で作業を進めた。そして、予定通りのリリースにこぎつけたんです。

―スキルのあるエンジニアを、どうやって集めているのですか。

吉田:おもに2つあります。ひとつは、協力会社との幅広いネットワークがあること。創業時から僕をはじめ役員が、技術者を派遣できる会社を地道に回って関係を築いてきたことで、いざというときに人材を確保できる。もうひとつは、エンジニアのスキルアップを最優先する経営方針を貫いてきたこと。そのため、BTMのエンジニアのスキルは非常に高いんです。

―どのようにスキルアップさせるのか、具体的に教えてください。

吉田:エンジニアが「こんな仕事をやってみたい」といえば、希望通りの案件を営業がとってくるんです。たとえば、サーバのシステム構築が専門のエンジニアが「まだやったことのないVMWare※の仕事をしたい」といってきた。そこで営業は、あちこち走り回って希望通りの案件を探し、見事受注してきたんです。

―経験豊富な仕事に派遣したほうが、売上が上がるのではありませんか。

吉田:目先の利益だけを考えればそうです。でも、次からはそのエンジニアをVMWareの仕事に経験者として派遣できる。エンジニアがやりたい仕事にどんどん挑戦して、スキルアップしてくれたほうが、会社の成長につながります。また、「やりたい」という仕事のほうが熱意をもって取り組む。その分野に精通するのも早い。顧客の課題を解決する能力が、より早く向上するんです。さらに、やりたい仕事ができることで、エンジニアの定着率が高くなります。離職率の業界平均が20~30%のなか、BTMは5%を切っています。

―今後のビジョンを教えてください。

吉田:来期から自社メディアを立ち上げます。BtoCビジネスも展開することで経営基盤を安定させるのが目的。それに、「メディアをつくりたい」というエンジニアがいるから、その希望をかなえるという面もあります。これからも、エンジニアのやりたい仕事を新事業として立ち上げていきます。それには、やりたいことをいえる環境づくりが不可欠。バーカウンターをオフィス内にもうけたのもそのためです。毎月2回、全社員をそこに集めてパーティを開催。社員との交流を深めています。

※VMWare:コンピュータの仮想化用ソフトウェア。米国のVMWare社の製品。

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