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INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

株式会社ブレイバンステクノロジーズ 代表取締役社長 山田 和則

従業員数100名、売上高10億円をめざし、ねらうは世界展開

「Be braVance!」を合言葉に日本No.1のエンジニア集団になる

株式会社ブレイバンステクノロジーズ 代表取締役社長 山田 和則

※下記はベンチャー通信54号(2013年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―新卒採用した人材の育成方法を教えてください。

西山:まず、内定した段階で研修を実施します。具体的には、夏休みの2ヵ月を利用してCCNA※を取得。そして、今年からは仮想化技術も習得します。ですから入社時には、同業他社の新人より、1歩も2歩もリードした状態でスタートダッシュを切ることができます。昨年にこの内定者研修を経て入社した、新卒メンバーのスキルを目の当たりにしたお客さまが「本当に新入社員?」と驚かれたこともあります。メンバーたちも「研修を受けてよかった」と。なかには今年の内定者に向けた研修に参加し、いま勉強することの重要性を熱心に伝えるメンバーも(笑)。

―入社後の成長をサポートする制度はありますか。

西山:今期、新たに人事評価制度をつくりました。これは、社内で評価対象になる項目を設定し、それをクリアすればポイントが加算される。そして、獲得ポイントに応じて昇給する仕組みになっています。評価対象はおよそ30項目にわかれており、なにをどれだけ達成すればどれくらいのポイントになるかを、社員全員でアイデアを出しあって決めました。たとえば、「どのスキルを身につけると、社内でどのランクにいけて給料がいくらになるか」がわかる。そのため、現在の立ち位置や、めざす位置に必要なものが明確になります。

―社員主体で項目を決めることで、評価への納得度を高めているのですね。

西山:ええ。また、評価対象になっているのは、資格やスキルだけではありません。たとえば、エンジニアがお客さまから新しい案件の受注につながる情報をもたらして、営業に貢献した場合もポイントが与えられます。また、採用イベントに参加する「人材採用への貢献」や、勉強会を開催する「後輩育成」のポイントなどがあります。技術力やマネジメント力を高めることはもちろん、会社づくりの分野で力を発揮することでも評価される制度になっています。

―若者へメッセージをお願いします。

西山:5年前、4名で創業した当社は、いまや50名の規模へと成長しました。しかし、まだ経営幹部は増えていません。会社のさらなる発展のためには、新たな幹部の育成が急務です。現在、幹部候補を選び、その育成に取り組んでいます。これから入社する人にも十分チャンスがありますよ。元モデル、元板前などメンバーのキャリアはさまざま。どんな経歴の持ち主でも、当社では活躍することが可能です。女性だから昇進できないということもありません。私が山田の片腕としてこのポジションにいることが、なによりの証拠。輝く女性幹部を、もっと増やしていきたいですね。
※CCNA:Cisco Certified Network Associate。世界最大手のネットワーク機器メーカー、Cisco Systems社による技術者認定資格のひとつ。中小規模のネットワークの構築、管理、運営や同社製のルータや機器を利用したネットワークの導入、設定、トラブルシューティングができる能力を認定する。
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