累計経営者579人に取材、掲載社数311ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

IT業界の起業家インタビュー

クラウド・エージェンシー株式会社 代表取締役社長 大住 純一

IT自ら学び、考え、行動し、全メンバーに社長をめざしてほしい

クラウド・エージェンシー株式会社 代表取締役社長 大住 純一

若い人材が実力を発揮できる場を提供したい――。代表である大住氏の強い想いから、大阪で産声をあげたクラウド・エージェンシー。最初は5名だった社員は、わずか1年で40名に。5年目の現在は170名に増え、テレマーケティング事業を中心に急成長を遂げている。その原動力は、高いモチベーションを持った人材の成長。大住氏に、起業のきっかけや強みの詳細などを聞いた。

※下記はベンチャー通信58号(2014年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

若手が自己成長できる場を提供したかった

―起業のきっかけを教えてください。

「決められたモノにしたがう会社の風土」に疑問を感じたことです。20代半ばに複数の会社で営業を経験したのですが、そのときに「会社ならではのルール」が若い人材の成長を妨げているとつくづく思いました。
 マニュアル重視だったり、前例やルールを強要されたり、とにかく融通がきかない。出社や退社の時間まできっちりと決められているだけでなく、メールひとつ送るのにもフォーマットが一律化されている会社もありました。これでは、自分を含めて若手はそれぞれの色が出しづらい。そんなルールをなくせば若手が自分で考えることを学び、主体的に働けるのではないかと。ならば自分が起業して、理想の環境を実現したいと考えたのです。

―なぜ、テレマーケティング事業を選んだのでしょう。

 電話で提案するという仕事に、大きな魅力と可能性を感じたからです。会社員時代に、テレマーケティングの会社も経験。そのとき、「この子に提案ができるのか」と心配になる気弱そうな人材でも、ハキハキ受け答えし、一人前に仕事をしていた。それを目の当たりにして、「いい仕事だなあ」と思ったのです。
 対面営業だと「若いから」と下に見られたり、信用されなかったりしますよね。けれども、電話での提案ならトークだけで勝負ができる。たとえ自分に自信が持てなくても、売れるという成功体験を積むことでさらに成長できる。まさに、若手にもってこいの仕事だと思ったのです。

"自分自身で考える"のが社内のマニュアル

―御社は創業5年目で、170名規模の会社に急成長しています。強みはなんですか。

 個々の社員が、つねに自分で考えて業務を行っていることです。
 私自身、社員として働いていたときは会社のルールはあまり気にしませんでした。でも、自分が効率的だと思うツールや方法で業務をしていると、とにかく怒られるんです。そこで、なぜその方法を取り入れているかを説明。すると、相手が納得すればむしろ評価があがった。マニュアルどおりにしていれば、こうした進化や評価はえられないでしょう。
 100名いれば100通りの考え方がある。ですから社員には、自ら考えさせます。そうすれば主体的に目標にむかって取り組むようになり、結果的に業績があがるのです。
 私たち経営陣の仕事は、新人でも自由に意見がいえる環境づくり。「ああしろこうしろ」とはいいません。受け身になると、思考が停止してしまいますからね。

―大住さんが経営で大切にしていることはなんでしょう。

 新人から経営者まで、フラットな関係を保つことに注力しています。そのため、部長クラスのスタッフには「目線を落とせ」、若手には「目線を上げろ」といっています。上司は自分の価値観を部下に押しつけてはいけないし、部下には上司のような高い目標をもって働いてほしいからです。
 また私は、率先して若手社員と遊びます。社長としての私ではなく、人間的な部分を見せるのです。他社の社長同士の場に新卒社員を連れて行ったりもしますね。参加した若手は、経営者は特別な存在ではなく、自分と同じ人間だと知る。すると、「その気になれば自分でも社長になれるかも」と、自らの可能性に気づくのです。人間らしさを見せすぎて、私が尊敬されなくなるデメリットもありますが(笑)。
 とはいえこうした取り組みは、若手のモチベーションアップに効果的だと考えています。

同じ価値観の輪を世界に広げていきたい

―今後のビジョンを教えてください。

 究極的には、全メンバーに社長をめざしてほしいと思っています。当社では、グループ会社として資金をすべて援助し、独立を支援しています。実際に3年間で、5社のグループ会社が誕生しています。当社での業務は、社長になるためのトレーニング期間だと思ってもらっていいでしょう。
 そして、クラウド・エージェンシーと同じ価値観をもった会社を増やし、その輪を広げていきたいですね。日本のみならず、世界も視野に入れています。そうすれば、社員たちの可能性も広がっていきますから。
 そのため、当社で伸びるのは夢や野望を持っている人。そうした人にはもってこいの環境があります。とはいえ、社会のしくみや各業界の中身を理解していないと、どの世界をめざせばいいかわからないでしょう。ですからできるだけ多くの説明会に行って、さまざまな出会いを経験してください。

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