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販売・サービス業界の起業家インタビュー

販売・サービスリユース自転車業界で日本一を目指し急成長するスーパー個性派集団

株式会社ちゃりカンパニー  代表取締役会長 水野 純司
株式会社ちゃりカンパニー  取締役 兼 Co-founder  久保田 哲也
株式会社ちゃりカンパニー  取締役社長 兼 代表執行役CEO  堤 英幸
株式会社ちゃりカンパニー  取締役 兼 上席執行役CFO  加嶋 正洋

「ちゃりカンパニー」というユニークな名前の会社がある。自転車のリサイクル事業を展開し、2013年の設立時から業績は右肩上がり。社名におとらず、創業者はじめ幹部も個性的な人材ばかりだ。今回は初代社長で現会長の水野氏、2代目社長で現取締役 兼 Co-founderの久保田氏、3代目社長・堤氏、CFOの加嶋氏の4人に「ちゃりカンパニーとはどんな集団なのか」を語ってもらった。

自転車のリサイクル事業に可能性を感じて新会社設立

―設立の経緯を教えてください。

水野 僕が個人で始めた楽器や家具、家電などのリサイクル事業を、2009年に法人化しました。UP・STEPという会社を設立し、埼玉県で店舗を運営。2011年には恵比寿に2店目を出しましたが、ニッチな商品を扱いすぎて思うように業績は上がりませんでした。
 ところが、自転車事業だけは違っていた。売上がどんどん伸びていたんです。そこで2013年にUP・STEPから自転車部門を事業分離し、ちゃりカンパニーを設立しました。

堤 僕は学生時代、UP・STEPでアルバイトをしていました。卒業後は大手人材系企業に就職。そこで3年務めてUP・STEPに復職しました。水野と同様、僕も自転車のリサイクル事業に可能性を感じていました。伸びしろはまだまだあると。でも僕たちふたりでは、自転車の事業をどう展開していけばいいのか、イメージできなかったんですね。多店舗展開はしたいけれど、その絵が描けない…。そこでイメージをカタチにできる人を事業にジョインさせる必要があった。それが久保田でした。

―久保田さんは、堤さんのような生え抜きメンバーではないのですね。

久保田 ええ。僕は投資が仕事のインキュベーターだったんです。知人から堤を紹介され、事業についてたびたび相談を受けていたところからUP・STEPとのかかわりが始まりました。そして「自転車事業を大きくしたいがどうすればいいのだろうか」と相談され、詳しく話を聞いてみました。そのなかで「自転車のリサイクル事業の拡大は思ったよりもイージーだ」と考えたのです。
 リサイクルビジネスは仕入れをお客さまに依存するので、こちらが数字をコントロールすることはできません。でも、逆に言えば仕入れをおさえてしまえば他社はその商品を売ることができない。ですから、お金をかけてリソースを集中させるべきところは仕入れだけ。それがわかった瞬間、「ここにちゃんとしたビジネスの概念を持ち込んだら、一人勝ちも夢ではない」と思ったのです。

仕事の話しかしない男と何を考えているかわからない男

―そこで、仕入れのマーケットをおさえる施策を打ったのですね。

水野 はい。「自転車買います」という意味で「バイチャリ」というサービス名を考え、Webをつくりました。Webを始める前の月間の仕入高は200万円くらいでしたが、久保田は「半年あれば1,000万円にできる」と豪語。実際4ヵ月目に1,000万円を達成しました。こちらがコントロールできないはずの数字なのに、スゴイですよねえ。
久保田 そんな他人事みたいに(笑)。それで「この調子だったら会社を上場させましょう」という話でもりあがって。それなら「自転車のリサイクル事業で日本一を目指して、事業を一緒にやりましょう」と、僕も参加を表明したんです。

―トントン拍子に話が進んだのですね。水野さんと久保田さんを引き合わせたのは堤さんだそうですが、こういう結果を予測してのことですか。

堤 いいえ。むしろ、ふたりのウマは合わないんだろうなと思っていました(笑)。久保田は世間話を一切しなかったんです。仕事関連の話ばかり。それに比べ、水野は…。ときどき何を考えているかわからないことも…。
水野 そう、久保田はお金になる話しかしない男(笑)。相当怪しかったですからね。最初、一切笑わないんです。わざと嫌われようとしているみたいに。どうしたらこの人と仲よくなれるんだろうと思っていました。
久保田 嫌われようとしているんじゃないんです。好かれにいかないだけで。言いたいことを言いますし。

―おふたりがいまのように絶妙な関係になったのは、なにがきっかけだったんでしょう。

水野 最初はお互いの家族の話がきっかけでしたかね。それからいろいろなことを話すようになって。それに、ちゃりカンパニーを立ち上げる前のUP・STEPで、自転車事業以外の事業についてもたくさんの的確なアドバイスをくれました。事業に役立つ人も紹介してくれて、いまでは全幅の信頼を寄せています。
 こんなエピソードもあります。ちゃりカンパニー設立前後の1年間、久保田は僕に「無報酬で働きたい」と申し出たんです。

―なぜそんな申し出をしたのですか。

久保田 ビジネスとして成功するという自信があったからです。これは僕のわがままなのですが、「先にもらうよりも先に渡しておきたい」というのがありました。

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