累計経営者579人に取材、掲載社数300ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

業界の起業家インタビュー

株式会社クリエイティブジャパン 代表取締役 三幣 儀明

ネットリサーチの世界に格安・超速の革命をもたらす

株式会社クリエイティブジャパン 代表取締役 三幣 儀明

多くの企業がしのぎを削る、インターネットリサーチサービス。そんなレッドオーシャンの市場に、全く新しいビジネスモデルを引っ提げて参入したのがクリエイティブジャパンだ。他社の1/10という価格や、その日のうちにアンケート結果を回収できるスピード感など、業界に風穴を開け、さらに新規事業にも着手している同社。社員数20名のベンチャーながら、同社はなぜイノベーションを起こすことができたのか。代表の三幣氏と3名のキーパーソンに話を聞いた。

―まず御社の事業について教えてください。

 メインはインターネットリサーチ「ボイスノート」です。競合サービスはたくさんありますが、当社のリサーチの強みは大きく3つ。一つ目が価格の安さで、大手に比べて1/10ほどです。なぜこれほど低価格でできるのかというと、まずモニターへのポイント還元を低めに設定していること。それと、アンケート結果をもとに、モニターに広告を提示しているからです。収益がリサーチ単体ではないため、安価でサービス提供ができているのです。こういったビジネスモデルのリサーチ会社は他にないでしょう。

―二つ目と三つ目の強みはどのようなことでしょう。

 二つ目の強みは、サービスの手厚さ。当社と同じくらいの価格でリサーチを行っている企業はありますが、そのほとんどがセルフ型なので、お客様が自分で質問を設計する必要があるのです。私たちは同じ価格でも、専任の担当者がついて、サポートしながら設計を行っていきます。三つ目はスピード感。当社は電話1本で受付をし、早ければその日のうちにアンケート配信から回収まですることができます。大手の場合、調査内容にもよりますが、最短でも3~5営業日かかるので、かなり早いと言えるでしょう。

―モニターの数と、これまでに利用した企業の数はどれくらいなのでしょう。

 モニターは全国に14万名弱で、30~40代の男女が中心です。これまでに利用してくださった企業は、付帯サービスを含めると1,200社ほど。業種は広告代理店や、テレビ・雑誌などのメディア関係から、インターネット通販企業まで幅広くご利用いただいています。

―リサーチ以外にはどのような事業を行っているのか教えてください。 

 現時点で行っているのは、すべてリサーチにからめた事業です。その一つが「ボイスノートマガジン」。調査データをもとに記事を作成し、企業に提供しています。その背景として、広報目的で自社メディアを運営する企業が増えていることがあります。でも、世の中に広めるのはなかなか難しい。そこで当社のデータを活用し、記事に具体的な数字や事例を入れることで、読者に共感してもらえるコンテンツになるのです。こちらも好評をいただいていますね。

年に一つ、新規事業を立ち上げる理由

―売上についてはいかがでしょうか。

 順調ですね。創業以来、売上は伸び続けていますし、クライアントの数も毎年増えています。

―その要因を、どのように分析していますか。

 まず、リサーチ市場全体が伸びていることがあげられます。リーマン・ショックの後、一度は下がったものの、市場としては以前よりも成長しています。クライアントはおもにマスメディア。視聴者や読者にコンテンツを提供する際、しっかりとした根拠を提出することが求められるようになり、リサーチサービスを活用する企業が増えているのです。ただ、予算を十分に取れない企業もあり、リサーチに費やす金額は少なくなっている傾向があります。そんななかで、安価な当社のサービスはニーズが高いのだと思っています。

―新規事業を1年に一つ立ち上げる背景を教えてください。

 「当社の強みはなにか」と考えたときに、事業を立ち上げるスピードだと思いました。であれば、1年に最低でも一つは立ち上げようと。一つの事業だけを展開するより二つ三つの柱があれば、会社は安定します。それにさまざまなシナジーを生むことができます。 もう一つの理由として、社員の活躍の場を増やす目的があります。当社では成績をだせば自ずと役職が上がる評価方法を採用していますが、事業が一つだとポジションにも限りがあります。実際に、2016年4月に課長に就任した社員は、その時すでに所属部署のポストが埋まっていました。そこで、4月にローンチした新規事業にアサインすることで本人のモチベーションも上がり、新規事業も立ち上がりました。

採用基準は一つ。「目が輝いていること」

―新サービス「資料JP」とは、どのようなサービスでしょうか。

 複数のサービスを比較検討したいとき、さまざまな企業の資料をダウンロードできるポータルサイトです。似たようなサービスはありますが、「資料JP」はターゲットユーザーをマーケッターと経営者に絞り込み、リサーチ結果をもとにした市場動向や、課題解決のための具体的な方法、サービスを使いこなすノウハウやテクニックなどの情報も公開しているのが特徴です。マーケティング系や広告媒体などのサービスを中心に、すでに300社ほどの企業から掲載の申し込みがあります。

―企業を経営するうえで、三幣社長が大事にしている考えはなんでしょう。

 二つあります。一つ目が“アイディアと理論”です。商品やサービスを提供する際、このどちらが欠けても成立しません。二つをミックスし、かつ市場のニーズに応えられてこそ、利益を生み出せるのです。そのため新事業を考える際は、“アイディアと理論”を軸に発想をするよう、社員たちに伝えています。 
 二つ目が“仕事を楽しむ”です。仕事を楽しめる人は、仕事ができる人。日曜日の夜に「明日からまた仕事かぁ」となってしまう人は、仕事をやらされている状態になってしまっています。イヤイヤ働いている人は、能動的に動くことができません。ですから、まずは仕事が楽しめる人になってもらえるように、「自分が動いたことで結果が出たときの喜び」を味わってもらえる環境をつくっていくことが大切だと思っています。

―新事業を生み出していくと、会社の規模も自然と大きくなると思います。どのような人材を求めていますか。

 当社の採用基準は一つだけで、“目が輝いているか”です。うまく説明するのが難しいのですが、「新しいことをしたい」「自ら切り開いていきたい」と思っている人の目は、自然と輝くのだと思います。当社は学歴や前職、年齢はまったく問いません。だから、そこがネックになって活躍することをあきらめている人は、ぜひ当社にチャレンジしてください。仕事を楽しんでいる社員が本当に多いので、新しいことにチャレンジしやすい環境ですよ。

―最後に今後のビジョンを教えてください。

私たちが目指すのは上場ではなく、急成長することでもありません。そのため、ベンチャーキャピタルから投資を受けたり、ヘッドハンティングで即戦力の人材を採用したりしない。社員一人ひとりが成長し、それにあわせて会社も大きくなるのが理想ですね。直近では2016年中に40名の組織にすることが目標です。当社に興味を持ってくださった方は、ぜひご連絡ください。

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