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IT業界の起業家インタビュー

株式会社フューチャースコープ 代表取締役社長  冨永 政雄

IT携帯電話の進化を追い求め、人と社会の新しい未来を創る

株式会社フューチャースコープ 代表取締役社長  冨永 政雄

人気アニメ「ヱヴァンゲリヲン」を用いた優良コンテンツを筆頭に、モバイルコンテンツのエンターテインメント分野で成長を続けるフューチャースコープ。各業界で活躍してきた百戦錬磨のプロフェッショナル人材を牽引役に、若手のアイデアを融合し、新たな事業分野への挑戦にも積極的に取り組む。代表取締役社長の冨永氏に、コンテンツビジネスの魅力や可能性、今後のビジョンなどを聞いた。

※下記はベンチャー通信45号(2011年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―まず御社の事業内容について教えてください。

冨永:フューチャースコープは携帯電話向けのコンテンツサービスを中心に、PCを含めて幅広いジャンルでエンターテインメントを追求している会社です。当社の企業理念は『すべての人の未来を変える』。エンターテインメントという側面から携帯電話の進化や時代のニーズをとらえ、ゲームや映像、音楽などを融合した良質なコンテンツを生み出しています。

―起業の理由はなんですか?

冨永:以前から、携帯端末の成長を先取りしたサービスを展開したいと考えていました。私が当社を立ち上げたのは今から5年前。当時から今後はモバイルインターネット回線が高速化・大容量化し、それに合わせて端末も進化していくだろうと予想していました。そして、それと同時に求められるのは、エンターテインメントであると考えたのです。GPSなど、日々進化していく携帯の新しい機能や技術をいち早く取り入れながら、今まで誰も見たことのないようなエンターテインメントを自分らの手で創り出していきたい。そんな想いから起業を決意しました。

―フィールズグループとして起業するという選択をしたのはなぜですか?

冨永:目指す方向性に共通点があったからです。フィールズグループは『すべての人に最高の余暇を』という企業理念を掲げ、遊技機のリーディングカンパニーとしてエンターテインメント業界を牽引しています。また、私は『さまざまな人に喜びや楽しさを提供していきたい』という想いのもとに、携帯電話向けに良質なコンテンツを創り出そうと考えていました。だから、フィールズグループの企業理念と私自身の想いは同じだと感じたのです。また、エンターテインメントの分野で新たなコンテンツを生み出し続けるには、資金が必要です。ジャスダック上場企業であるフィールズグループの一員であれば、私たちのやりたいことが実現できる。そう確信し、フィールズグループとしての起業を選択したのです。

―学生時代から起業家志向があったのですか?

冨永:よく聞かれるのですが、まったくなかったですね。そもそも私が初めてコンピュータを手にしたのは20歳の時。そういう面では遅咲きでした(笑)。初めて買ったのがノート型のマッキントッシュで、その未来的でスタイリッシュなデザインがとても気に入っていました。当時初めてアイコンが使われるなど、ノート型のパソコン自体がまるでSFの世界のモノのようで、毎日持ち歩くだけで楽しかった。そしてスティーブ・ジョブズに憧れ、彼が年に数回参加していた幕張の展示会にもよく行きました。そこでマッキントッシュのプレゼンテーションをする彼を見て、製品やサービスに感心するだけではなく、「自分もいずれ向こう側の人間になりたい。世の中の人に対して衝撃を与える側の人物になりたい」という思いを抱きました。20代前半のことです。今思えば、この体験が起業のきっかけになっているのかもしれません。

―御社はコンテンツ配信事業を核にしていますが、コンテンツビジネスの魅力はどこにあるのですか?

冨永:以前はハードをつくる側がいいのか、ソフトをつくる側がいいのか、悩んだこともありました。しかし、パソコンやPDA(携帯情報端末)が流行し、さまざまなハードが世の中に登場するようになってみると、答えがわかりました。結局、ユーザーを惹きつけるものは、ハードではなくソフト。スマートフォンもハードには差がありません。OSを含めてソフトにどれだけ魅力があるかが重要なのです。つまり、ハードを生かすも殺すもソフト。だからこそ、コンテンツビジネスには可能性や魅力があるのです。

―2006年の設立以来、御社が成長を続けてきた理由を教えてください。

冨永:ヱヴァンゲリヲンなど、フィールズグループの遊技機を携帯端末でも体感し、臨場感を味わうことのできる人気コンテンツを提供しているということ。また、ユーザーが「今何を求めているか」というニーズを徹底的に追求していること。この2つがここ数年の携帯端末の進化に応じた新コンテンツを生み出し続けられる企画力や開発力につながるのです。

―コンテンツ配信事業だけでなく、若い人のアイデアを積極的に取り入れて、新しい事業も次々と立ち上げていますね。

冨永:「すべての人にチャンスを与える」というコンセプトで、誰もが参加できるビジネスプランコンテストを年2回開催しています。部署は問わず、ひとりでも、社外の人を含めて誰かと組んでもいい。そこで優勝すれば、そのプランに商品化の道が開かれます。当社のヒット商品、オリジナル実写デコメ生成サービスの「写メ字」もこのコンテストから生まれたもの。また、スマートフォン向けのAR(拡張現実)技術を使ったアプリもリリース中です。

―今後のビジョンを教えてください。

冨永:当社では、3ステップで会社の発展を考えています。第1のステップは、フィールズの持つ遊技機のコンテンツを活用し、エンターテインメントサービスの領域を広げる段階。ここで会社の収益を確実に安定させていく。第2のステップは、携帯電話のエンターテインメント化の推進。さまざまなゲームコンテンツの企画・開発を行います。現在は、この準備段階にあります。第3のステップは、企業理念である『すべての人の未来を変える』サービスを追求すること。例えば、携帯電話をテレビ、自動車、家などとつなげ、携帯電話で会話をしながらテレビで情報を集めたり、家電製品を操作するなど、SFのようなライフスタイルを現実化することです。そのためにも人材の力は非常に重要。未来の世界を自分のアイデアで創る。「新しいものが好きで、自分で未来を切り拓きたい」。ぜひ、そんな人たちに集まってもらいたい。会社としてもそこに向かってチャレンジし続けていきたいですね。

冨永 政雄(とみなが まさお)プロフィール

1972年、神奈川県生まれ。大手通信会社を経て、無料ホームページ作成サービス「魔法のiらんど」の運営企業に転職し、後に取締役に就任。モバイルの今後の可能性を感じ、常に時代の先を見据えて、世の中の常識を変えていきたいと、2006 年10月に株式会社フューチャースコープを設立。代表取締役社長に就任。

企業情報

設立 2006年10月
資本金 6,000万円(2011年4月末現在) 
従業員数 53名(2011年4月現在)
事業内容 インターネットを利用した各種コンテンツ及び情報配信サービスと通信販売サービス
URL http://www.futurescope.jp/
お問い合わせメールアドレス fs_recruit@futurescope.jp

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