累計経営者579人に取材、掲載社数311ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

IT業界の起業家インタビュー

株式会社グルーヴ・ディレクション 代表取締役 小林 純

ITエンターテインメントとITのコラボで世の中に新しい価値を提供したい

株式会社グルーヴ・ディレクション 代表取締役 小林 純

マーチャンダイジング事業とシステムコンサルティング事業を2軸に、2007年度から7期連続増収と右肩上がりの業績アップを続けるグルーヴ・ディレクション。その勢いはとまらず、今年度は20億円の売上を見込んでいるという。急成長を遂げている同社だが「当たり前のことを一つひとつ確実にこなしてきたことが現在の成長につながっている」と代表の小林氏は話す。同氏に、大切にしているモットーや今後のビジョンを聞いた。

※下記はベンチャー通信55号(2013年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―御社の事業内容を教えてください。

小林:現在2つの事業を展開しています。1つめはマーチャンダイジング事業として、アーティストのコンサートグッズやファンクラブグッズ、ノベルティグッズなどの企画制作・販売を行っています。香港・中国全域・韓国に海外生産ネットワークを有し、高いコストパフォーマンスとクオリティを両立させています。2つめが、システムコンサルティング事業です。2007年、業務用アプリケーションの開発を中心に、常駐型の受託開発業務を開始して現在にいたります。

―7期連続増収と順調に売上を伸ばしています。なぜ継続的に成長できるのですか。

小林:仕事の基本を忠実に守ってきたという点と、毎年1年間の課題を見出し、翌年に改善してきた点だと思います。とくに私が重視しているのが、「伝達力」「スピード」「柔軟性」の3要素。これらの基本事項を社員とともに徹底しています。それが結果的に顧客の信頼を得て、全体の売上につながっていると考えています。

―どのようにして基本を大切にしているのでしょう。

小林:まず「伝達力」では、商品やサービスの魅力をコンパクトに、わかりやすく顧客に伝えるよう注力。また、顧客の要望を社内や国内外に的確に伝えることも重視しています。新しいモノをつくり出すときやプロジェクトが始まる前は、方向性があいまいなことが多いです。それをいかに顧客やスタッフ、パートナーと頭のなかでイメージができるまでにもっていけるかが重要。そのため、話の要点をシンプルかつ的確に説明できるように、社内全体での能力向上を図っています。「スピード」とは、ためらわずに実行する行動力。一瞬の迷いで仕事は決まります。それが、直接利益につながらなくても「マイナス」とは考えない。とりあえず挑戦してみる。かりに、それがうまくいかなかったとしても経験というスキルが身につきますから。「柔軟性」とは、予測していなかったことが起こった際の考え方の切り替えや気の持ち方です。顧客の要望や、海外での交渉におけるトラブルに対処するには、考え方を瞬時に180度転換させることも必要。また、その要望に応えようとする姿勢がないと信頼は勝ち取れません。一つひとつは当たり前のことかもしれませんが、われわれは、3つの要素にこだわって業務を行っています。たとえ規模が大きくなっても、その姿勢をくずさない。これが当社のモットーです。

―小林さんが経営で大事にしていることはありますか。

小林:努力なくしての成功はないという点です。仕事をするうえでは、顧客や取引先、エンドユーザーがいて、その全員が喜ぶ仕事をしないといけない。そのためには、つねに困難な仕事にチャレンジするべきです。たとえばアーティストグッズひとつとっても、現実的にはムリと思われた企画をやり遂げたとします。もし達成できれば、みんなそのときの話を誇らしく話すようになります。そして徐々に「ムリ」から「やってみる」の姿勢に変わっていくんです。大変だった仕事ほど、人間の心のなかに強い思い出として残るものです。それはかかわった人すべての自信につながっていきますし、アーティストやファンにだって喜んでもらえます。システム開発も同様。かなりタイトなスケジュールの開発をチーム全力となって納品すれば、顧客満足につながるし、技術も向上する。大切なのは、困難な仕事に対しても顧客の望む一歩先の商品・サービスを追求する努力を怠らないこと。そうすれば、個人や会社の成長にもつながるのではないかと考えています。

―御社はどのような人材を求めているのでしょう。

小林:さまざまなことに興味がもてる、探究心の旺盛な人材ですね。そんな人材なら、困難な仕事にもやりがいを見出せると思います。今後は、若いスタッフや新たに入社するメンバーにもどんどん事業を継承できるシステムをつくっていきたいと考えています。私を含む幹部たちは、創生期にビジネスの基盤をつくりました。しかし、それをどのような形でよい会社にしていくかは社員たちがつくっていくべきですし、社員が主役のステージを用意するのが私の役目だと思っています。それをチャンスととらえられる人なら大歓迎ですね。

―入社後の教育方針について聞かせてください。

小林:各種研修や資格取得支援など制度面の拡充を図っており、やる気しだいでスキルを磨いていくことが可能です。また、社員一人ひとりが、つねに顧客の先回りをして提案できるような「人間力」を身につけてほしい。そのためには、ものごとの本質を見極める必要がある。社員には「百聞は一見にしかず。聞くより見て学べ」を実行するようにうながしています。自ら行動して実際に見る。ネットで調べるよりも、自分の目で見て覚え、頭でイメージできて初めて知識になる。学びの時間とその労力へのサポートは惜しみません。

―今後のビジョンを教えてください。

小林:エンターテインメント業界と、自社のシステム開発事業を融合させていきたいと考えています。具体的には、自社のマーチャンダイジング事業部向けのシステム開発を行い、ゆくゆくはエンターテインメント業界全域で利用されるようなオリジナルパッケージを開発していきます。さらに、いままでに培ってきた遊び心と最新の技術を合わせた2事業のシナジーを実現しつつ、人々が感動するようなクオリティの高いサービスを創り上げていくことが目標です。組織を大きくしていくことよりも、自社がいかに世の中に価値のあるモノを提供できるかにこだわっていきたい。それが、継続的な会社の経営につながっていくと信じています。

その他のIT起業家の記事

※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。

ベンチャー通信

ベンチャー通信
ベンチャー情報雑誌

「ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを取材」をコンセプトに編集している、2000年創刊のベンチャー情報雑誌です。

ベンチャー通信への掲載・取材希望の方

ベンチャー企業の採用力強化、自社の成長性・知名度アップのため、ベンチャー通信に貴社の取材記事を掲載してみませんか?

  • ベストベンチャー100
  • 注目の西日本ベンチャー100
  • 人財力100 人材採用と育成に力を入れている100社
  • 活躍しているエンジニアの職場を取材!Tech通信ONLINE
  • INOUZ Times

ベンチャー通信メールマガジン

ベンチャー通信注目の企業や、ビジネスニュースなどの情報をお知らせします。

ご登録はこちら

pagetop