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人材・研修業界の起業家インタビュー

株式会社レナータ  代表取締役 村井 良吉

人材・研修「人財本位」がポリシーだから、エンジニアが求める仕事が必ず見つかる

株式会社レナータ 代表取締役 村井 良吉

IT業界は「スピード重視」「金額重視」で、スタッフであるエンジニアをややもすると強引にプロジェクトにアサインするケースが少なくない。そこには、現場で働くエンジニアの意思や思いが欠如している……。そう常々感じているというのはレナータの村井良吉社長だ。よって、16年8月にSES事業の会社を立ち上げたが、エンジニアの意に沿わない案件は決してすすめない。案件を❝選り好み❞していても会社が成長できるのは、村井社長が営業職のスペシャリストとしてIT大手を渡り歩いた結果、業界に強力な人脈を持っているからだ。「人財本位」を掲げながら会社を運営する村井社長に、今後のビジョンを聞いた。

―村井社長の経歴を教えてください。

 社会人デビューは東芝でした。その後、日本ユニシス、日本オラクル、シャープ、レッドハットなどで、営業一筋でやってきました。

 東芝のときは重電部門を担当し、受配電設備・システムを日本全国の空港に納めていました。ただ、東芝に入社したときから「これからの時代はIT」という思いがあって、その部署を希望したのですが、叶いませんでした。よって、その後の転職先はIT系ばかりです。

 日本ユニシスでは地方自治体を対象に、ITを使ったビジネスモデルを提案する営業企画部門に配属され、そこでITのことを一通り学びました。SIerですので、ネットワークからシステムまで、提案できるものは何でも扱っていました。

―「人財本位」を会社のポリシーとして掲げる理由をお聞かせください。

 SES(システムエンジニアリング・サービス)事業をやっていて感じるのは、スタッフであるエンジニアを駒扱いしている会社が多いということです。エンジニアの意思に関係なく営業担当者が勝手に現場を決めてしまっています。「キミの次の現場は○○だよ。以上」みたいな感じでしょうか。エンジニアを待機させておけないので、一日も早くどこかの現場に入れたいという会社都合でしかありません。でも、それでは人は育たない。エンジニアには得意な技術があるし、チャレンジしたい分野もある。

 一人ひとりのキャリアパスにつながっていくようなプロジェクトに参加させてあげる責務があると思っています。

―そういうSESの裏側をご存知だからこそ、変えていきたいということでしょうか。

 はい、サラリーマン時代はエンジニアと直接話し込む機会があまりなかったので、そういう実態を知ったのは会社を立ち上げてからです。

 一例ですが、あるプロジェクトに30歳過ぎのエンジニアがメンバーとして決まっていました。彼はパートナー企業の社員エンジニアでした。初日、現場で待ち合わせをしていましたが、彼が来ないので電話をすると「明日は行きます」と言います。しかし、次の日も次の日も来ませんでした。電話では埒が明かないので、彼の家に行って詳しく話を聞くと、彼は「人売りビジネスで使われて、現場を転々とする仕事はもうイヤだ」と本音を語ってくれました。しかも、彼はその会社に半年前から退職願いを出していたのですが、受理してもらえないというのです。

 SESという業界には、そういう会社もあるんだなと思いました。私の中に、ちょっと正義感みたいなものも芽生えまして、業界に一石を投じるような会社にしようと思いました。
私は営業出身ですが、当社副代表の橋本はエンジニアですので、私以上に悩みを抱えたエンジニアの気持ちを理解しています。

 営業担当者にはノルマもあるし、案件を受注しなければいけない責任もあるのですが、現場に入るのはやはりエンジニアさんたちですから、今さえ良ければすべて良しというわけにはいかない。エンジニアさん一人ひとりの人生を背負っているのです。

―現在スタッフを募集中ということですが、どんな人を求めていますか。

 正社員とフリーランスの方を募集しています。正社員は20~30代で業界経験が2年以上ある方を求めており、最初は現場に入っていただくとしても、将来の幹部候補です。エンジニアでなくても営業で、業界経験があってパートナー企業をいくつか持っている方であれば歓迎です。会社を支え、引っ張っていってくれるような方がいいですね。

 フリーランスのエンジニアには、本人が求めるプロジェクトをどんどん紹介します。

―どんなプロジェクトを紹介できますか。

 私自身のキャリアの中で培ってきたコネクションがありますので、大手・中堅のSIerのプロジェクトを中心にご紹介します。高額案件もたくさんあります。

 同じ案件を請け負うにしても、他社だと面談が2回なのに対して、当社なら1回で済むというような案件もあります。

 ジャンルに関しては幅広く手がけていますので、インフラ系から通信系まで、ご希望にかなうものが必ず紹介できます。

 ビジネスとしてはクラウド関連が伸びていますので、クラウド系のプロジェクトを立ち上げる大手が増えていますね。サーバ関連の技術を持ったエンジニアは引っ張りだこです。

 パートナー企業の数が現時点で586社ありますので、上流から下流までどのレイヤーでも入っていけるだけの案件情報を持っています。年齢に関係なく、プロジェクトマネジャーやプロジェクトリーダーといったキャリアアップにつながる案件も豊富に揃えています。最近では、54歳のフリーランスの方に対して、ある案件をお願いしたところです。

―今後のビジョンをお話しください。

 当社の事業の柱は「人材サービス(SES)の提供」「ビジネスマッチング」「アプリの受託開発」の3つです。ビジネスマッチングというのは、クライアントのニーズを聞いて、それが実現できるように当社のパートナー企業に声をかけてプロジェクトの枠組みを作るものです。当社の特長は、多種多様な会社とコネクションがあるので、どこかとどこかをつなげることで新しい価値・ビジネスを創造できるというところにあります。

 会社を立ち上げて2年目を迎えたばかりなので、まだまだ会社の基礎体力をつけなければいけない時期ですが、2~3年後は本格的に事業を拡大していきます。レナータブランドとしてサービスやソリューションを何か1つ作り上げたいですね。

―最後にメッセージを。

 IT業界を支えているのは人です。だから、「人材本位」というポリシーには今後もこだわりながらビジネス展開していきます。

 エンジニアにとっての理想郷みたいなものを私たちと一緒につくっていきませんか。そういう思いに共感していただける方からの応募をお待ちしています。

村井 良吉(むらい りょうきち)プロフィール

1969年4月、東京都生まれ。上智大学法学部卒業後、東芝に入社し重電部門の営業を担当する。東芝退社後は、日本ユニシス、日本オラクル、シャープ、レッドハットなどに勤務し、IT関連プロジェクトの営業職としてキャリアを積む。自らの経験を活かして理想郷を作ろうと決意し、2016年8月に会社を立ち上げる。

企業情報

設立 2016年08月
資本金 200万円
従業員数 2名
事業内容 Solutionistサービス、各種ビジネスマッチング、アプリ開発
URL http://renata.co.jp/

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