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人材・研修業界の起業家インタビュー

トライモア株式会社 代表取締役 三浦 善仁

人材・研修成長の原動力は若手社員の自己研鑽にあり

トライモア株式会社 代表取締役 三浦 善仁

「挑戦し続ける」という意味を社名に込め、32歳でトライモアを設立した代表の三浦氏。同社はNTTの光回線販売業務や、NHKの視聴契約変更・受信料回収業務を受託し、創業4年で売上が5倍という急成長企業だ。しかし売上数字ありきといわれる営業代行会社にもかかわらず、三浦氏は「数字よりも大切なものがある」と強調する。こうした経営姿勢が、同社若手社員にどんな影響を与えているのか。企業の成長理由などとともに、その真意を聞いた。

※下記はベンチャー通信50号(2012年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―2008年の創業以来、成長を続けている理由を教えてください。

三浦:当社の仕事は営業代行なので、NTTやNHKの名刺を持ちながら、トライモアという会社でも営業しています。いわば2社の看板を背負っているので、社員の質が伴わなければ、当社としての信頼を得られません。そんな社員の質を追求してきたことが、支持をいただいた理由だと思います。たとえば当社の社員は「商品パンフは一字一句暗唱できるまで」をモットーとしていて、商品知識が非常に豊富。競合する他社サービスの知識までも高いレベルで持ち合わせています。

―なぜ、社員の質を高めることができるのですか。

三浦:当社の業務はフレッツ光の販売や受信料の回収なので、NTTやNHKから営業代行を受託している競合他社と比較しようにも、サービスに違いはありません。だからこそ人材で勝負するしかないので、社員がどれだけ成長できるかを重視し、そのための環境づくりに力を入れていることが大きいと思います。たとえば、商品知識を高めるために勉強会を毎週開催し、ビジネスマナー研修へ積極的に参加させるなど、ビジネス力を高めるサポートは惜しみません。自己成長を促す本は経費で購入でき、読書する時間も設けています。

―そういった取り組みが、若い社員が活躍できる原動力なのですね。

三浦:はい。一般的な営業代行会社は「数字ありき」なので、成績が悪いと辞めさせられる場合があります。雇用形態が派遣や契約社員ということも少なくありません。しかし当社は全員が正社員で、しかも営業の仕事は社員が成長するためのステップに過ぎないと話しています。もちろん社長として自社の経営を考えて新卒を通年採用していますが、一方で彼らにはやりたいことを実現できる人になってほしい。その過程としていまの仕事があると伝えています。

―必ずしも現在の事業にこだわる必要はないということですか?

三浦:ええ。自分なりの目標を持ち、それを実現することでトライモアを大きくする。全員がそんな想いを持っていることが、当社の一番の強みです。実は私自身、20歳のときに社長になる目標を立てました。しかしその実現には、社長として必要な法律や経営を学ぶため、集中して勉強する時間が必要でした。そこで3ヵ月は休みなく働き、4ヵ月目は全休するという働き方に変えたのです。もちろん、3ヵ月の間は目標数字の倍の成績を上げていました。当社も結果を出しさえすれば、個人の時間を有効に使えます。実際に、午後4時から出社している社員もいます。何よりも大切なのは、目標に向かって自己研鑽を続けることです。

―今後のビジョンを教えてください。

三浦:将来の目標を持った人材を育て、彼らがやりたいことを事業部として確立したい。すでに当社では、社員が事業家になることを推奨する「SAC(Stand Alone Complex)プロジェクト」を進めています。一人ひとりが自立して本当に好きな事業に取り組み、事業家となることで、会社を「事業家が集まる複合体(Complex)」として構成することを目指したものです。

―最後に、日本の若者へメッセージをお願いします。

三浦:自分のやりたいことや想いを、素直に行動に移せばいいと思います。大手企業に入るという安定志向も否定しませんが、厳しい時代を生き抜くには、ビジネス力を高めるしかありません。そのためにはベンチャー企業で働いたほうが、5年、10年経ったときに大きな成長の違いが出ると思います。私は新卒採用のときに、「大企業に入って30年経ち、部長になったときの給与と、当社の5年後の給与は変わらなくなるかもしれない」とよくいいます。目標を持って進めば可能性があるので、ベンチャー企業の自由な環境を活かし、力をつけて夢を実現してほしいと思います。

三浦 善仁(みうら よしひと)プロフィール

1976年、栃木県生まれ。高校卒業後、さまざまなアルバイトを経験した後、営業の世界に飛び込む。20歳のときに社長になることを志し、マネジメントや法律、簿記などを勉強し、ファイナンシャルプランナーの資格も取得。2008年5月にトライモア株式会社を設立、代表取締役に就任。

企業情報

設立 2008年5月
資本金 101万円
売上高 3億円
従業員数 30名(2012年10月現在)
事業内容 ・営業アウトソーシング業、営業派遣・NTT東日本東京支店 営業業務受託・NTT東日本埼玉支店 営業業務受託・NTT西日本静岡支店 営業業務受託・NHK 営業業務受託 東京・静岡・千葉テレビ広告枠募集事業の受託・CN×Tpoint加盟店募集事業の受託
URL http://www.trymore.jp/

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