累計経営者579人に取材、掲載社数286ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

人材・研修業界の起業家インタビュー

人材・研修「生き方」を、マッチン グする。それが実感できる仕事です

TSグループ 共同創業者・専務取締役 竹之下 裕之

超高齢化社会が近づく昨今、医療・介護の重要性は高い。一方で、業界の人手不足は深刻さを増している。そうしたなか、医療・介護分野に特化した人材紹介サービスで年率140%の成長を続け、業界上位に躍り出た成長ベンチャーがある。TSグループだ。2016年からは保育士や歯科衛生士などへも事業領域を広げ、業界活性化の一翼を担っている。同社の創業者であり専務取締役を務める竹之下氏に、企業成長のヒミツなどを聞いた。

※下記はベンチャー通信66号(2017年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

新事業で生まれたポストにヤル気のある若手を次々抜てき

―事業内容を教えてください。

 人手不足が深刻な看護師の転職を支援する『医療ワーカー』を中心に、介護人材向けの『介護ワーカー』など、医療・介護分野に特化した人材紹介サービスを主軸に展開しています。もともとは建設現場への技術者派遣を展開していたのですが、その後、医療・介護分野の人材市場に着目。2006年の『医療ワーカー』のサイトオープンを機に、事業の幅を広げ、業容を拡大してきました。

 2015年5月には、規模の小さい施設でも利用できる応募課金型の求人サイト『介護リラ』の運営も開始。さまざまなニーズに対応する事業形態を摸索しています。

―次々と新事業を立ち上げていますね。

 はい。2011年以降、薬剤師向けの『薬剤師ワーカー』、理学療法士や作業療法士などを対象とした『PTOTSTワーカー』、医師向けの『ドクターズワーカー』と立て続けに新サービスを立ち上げてきました。さらに2016年5月には、深刻な人手不足が叫ばれている保育士と歯科衛生士にそれぞれ特化したサービスとして、『保育士ワーカー』『デンタルワーカー』も開設しています。

 こうして立ち上げた新事業は軌道に乗り次第分社化し、独り立ちさせる方針です。実際に介護事業部はティスメへ、Web事業部はメディアメイドへと、それぞれ分社化しています。こうして新たに生まれたポストに次々とヤル気のある若手を抜てきしています。

―創業以来、年率140%の成長を続け、2016年は売上高100億円がほぼ確実と聞きます。この成長の原動力はなんでしょう。

 やはり第一に人材力ですね。人材紹介サービスは、キャリアアドバイザーの力量や人間的な魅力が、求職者や人材を募集する法人を動かす要素となる場面が少なくありません。ですから、「いかに人間味をもって、親身に顧客に接することができるか」という視点を大事にして、人間力の高いキャリアアドバイザーを育成しています。

 また、社員が“楽しんで仕事をする”のではなく、“仕事を楽しむ”ことが大切です。楽しんで仕事をするということは、仲間達と歩調を合わせて和気あいあいと仕事をすること。それに対して“仕事を楽しむ”とは、仕事にプロ意識をもち、高い目標に向かって達成感を求めること。仕事を楽しむ人こそが、人材紹介のプロとして真に人を動かし、人の「生き方」に影響を与えられると考えています。こうした人材育成の方針や環境づくりが、キャリアアドバイザーの質となってあらわれ、求職者や法人から支持されているのではないでしょうか。

社員を大事にしない そんな会社に未来はない

―人材育成にこだわる理由はなんですか。

 過去の経験ですね。実は、私はTS工建を設立する以前、ある大手の人材派遣会社で関西地区の統括責任者を務めていました。その会社は規模拡大への意欲が非常に強く、ともすれば売上を過度に重視する傾向がみられました。人材については、「大事に育てていく」という発想は一切なく、そんな会社には「未来はないな」と感じていました。

 一方で、人材ビジネスという仕事には魅力を感じていたので、それなら「自分で事業を立ち上げられないか」と思うようになったのが、起業のきっかけです。それだけに、人材育成に関してはとくに大切にしてきました。

―そんな想いから生まれた独自の工夫があれば教えてください。

 医療機関担当と求職者担当を分けることなく、ひとりのキャリアアドバイザーが両方を担当する仕組みをとっています。当社ではこれを「一元管理体制」と呼んでいます。この仕組みのもとでは、求職者が無事に入職を果たすまで、キャリアアドバイザーが親身にきめ細かくサポートする能力と、双方の希望をマッチングする営業力を最大限発揮できます。この結果、雇用のミスマッチを防ぎ、転職後の離職率の低下という成果にも結びついています。

内定者が出した事業アイデアを入社直後から実現する

―今後のビジョンを教えてください。

 みんなが、安心して前を向ける社会をつくる。この理念を強くもち続けたうえで、医療、介護の主力事業ではいずれも業界ナンバーワンを目指します。新規事業の立ち上げにも引き続き注力し、東南アジアへの人材ビジネスは3年以内の立ち上げを計画しています。

 新規事業のアイデアは、社内はもとより新卒内定者からも募集しています。2017年卒の内定者が出したなかに興味深いアイデアがあり、それが順調にカタチになれば、来年4月の入社と同時に事業責任者を任せるつもりです。ヤル気と能力さえあれば、実績は問わないのが当社の方針です。

―最後にベンチャー企業や人材ビジネスに興味がある学生にメッセージをお願いします。

 人材紹介業は、社会的な意義が大きく、私たちにできることはまだまだあります。自由と主体性を重んじる当社では、アドバイザーが個々の魅力で勝負できる余地が大きい。新規事業で自分のアイデアをカタチにできるチャンスもたくさんあり、今後も時代とともに必要なサービスを生み出し続けていきます。そうして、一人ひとり、一つひとつの企業が安心して前を向ける社会をつくりたい。これからも拡大を続けるTSグループの礎をぜひ一緒に築いていきませんか。

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