累計経営者579人に取材、掲載社数311ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

IT業界の起業家インタビュー

株式会社Human Investment 代表取締役社長 板垣 瑞樹

IT100人の社長を育成して売上高1,000億円のグループをつくる

株式会社Human Investment 代表取締役社長 板垣 瑞樹

2010年、たった4人の業界未経験者が創業した会社が、いまや年間売上高14億円に。Human Investment代表の板垣氏は「人を大事にすること」をすべての根底におき、かかわるすべての人と絆を深めてきた。社員やクライアント、さらに競合する他社からさえも声望を集めているという。成長の秘訣や人材育成法、今後のビジョンなどを同氏に聞いた。

※下記はベンチャー通信58号(2014年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

ライバル会社であっても一緒に成長していける

―事業内容を教えてください。

 大手通信会社の代理店として、個人や法人にダイレクトセールスを展開しています。2014年10月からは保育園を運営する教育事業を、11月からはテレマーケティング事業も開始。事業領域を広げているところです。

 メインの事業であるダイレクトセールスでは、競合他社とノウハウを共有し、よい部分を取り入れながら、一緒につくりあげた高い営業力が強みです。ライバルにノウハウを教えるなんてことはまずないですよね。けれど私は、競合とも協力しあえる部分は協力し、みんなで一緒に成長していきたい。

 文化も違えば営業方法も違う他社のノウハウを知ることで刺激を受け、営業スタッフ一人ひとりの成長にもつながっていく。そんな考えに賛同してくれた競合他社とコラボして、営業ノウハウを改善し続けてきたのです。

―創業以来、成長を続け、2015年2月期にはグループ売上高14億円を見込んでいるそうですね。要因はなんでしょう。

 おもに2つあります。1つは地域密着で事業展開してきたこと。私が起業したのは2010年。通信業界に事業分野を定めたのは、高額な商品ではなく、よりよいサービスへの交換を提案する営業スタイルだったから。業界未経験のメンバーだけで起業した私たちにとって、やりやすさを感じたからです。

 とはいえ、通信業界は市場が成熟しきっていて、完全にレッドオーシャン。そこでまずは地元の茨城で起業し、茨城・埼玉にエリアをしぼって営業していくことにしたんです。地方で実績を上げれば注目度も高く、クライアントとよりよい関係を築けるはずだと考えたからです。これが奏功して評価されるようになりました。

 もう1つはコンプライアンスに万全を期したことです。過去に営業スタッフが不注意から顧客に誤解を与えるトークをしたため、営業停止処分になったことがあります。そこで、2度と同じことを繰り返さないように、全社をあげてコンプライアンスを徹底するように。結果、クレームがほぼゼロになったのです。 「売上の成績がよくてクレームもない代理店」ということで、クライアントからの信頼を獲得。さまざまな仕事の依頼が来るようになりました。そこから業績が飛躍的に伸びていった。目先の利益を優先せず、将来収益を高めるためにまず信頼を勝ち取っていったのです。

自分のためではなく仲間のためにがんばる

―営業スタッフのほぼ全員が未経験で入社しているそうですね。どうやって育成しているのですか。

 段階を踏んで、少しずつ進む教育をしています。「今日はお客さんとフランクに話すことを心がけてみよう」「今日はサービスを詳しく説明することを意識してみよう」とか。

 営業は商品力ではなく人間力の勝負。少しずつでも人間的に成長していけば、信頼関係を構築できる。そうすれば商品がなにかに関係なく契約してもらえるものなんです。ヒトと話すことが好きな人であれば、自然と成長して成果も出せるようになりますよ。

―板垣さんが経営者として大事にしていることを教えてください。

 社員やその家族、クライアント、競合も含めて、かかわるすべての人を大切にすることです。人間関係が円滑であれば、仕事も必ずうまくいきます。

 営業のモチベーションは「稼ぎたい」とか「トップになりたい」とか、自分のためであることが多いですよね。でも人は弱いもの。自分のためだと途中でくじけてしまいがちです。しかし仲間がいれば、自分のためではなく、仲間の喜ぶ顔を見たいから、がんばることができるんです。

未来が見えない人でも再起をかけられる会社へ

―今後、どんなビジョンを描いていますか。

 2020年には上場したいですね。その先にはグループ企業を100社立ち上げ、その社長を務める100人のリーダーを育成し、グループを1,000億円規模に成長させます。

 私は人生のなかで、自分が立ち上げたこの会社にものすごく救われてきました。家族のように大事な仲間がたくさんいて、どんなにイヤなことがあったとしても、出社すれば自然と笑顔になれるから。それと同じことを、多くの人に経験させてあげたいんです。

 未来が見えなくて悩んでいる人が当社に入れば、もう一度未来が見える。そんな会社にしたい。そのために規模を大きくしたいし、たくさんのリーダーを育てていきたいですね。

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