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不動産業界の起業家インタビュー

リスト株式会社 代表取締役社長 北見 尚之

不動産不動産のスペシャリストが進める地域貢献とグローバル戦略

リスト株式会社 代表取締役社長 北見 尚之

横浜だけでなく今や海外も視野に総合不動産事業を展開するリストグループ代表の北見尚之氏。リストは不動産仲介から都市開発事業まで、あらゆる不動産事業を手がけるワンストップサービスを武器に、創業以来、着実な成長を続けてきた。同社の理念は「関わるすべての地域・人々に満足を超えた感動を提供したい」。多くの地域貢献活動の実施にみられるように、地域とともに成長する喜びが社員のモチベーションとなって同社の事業を支えている。今後の新たなグローバル戦略も含め、北見尚之氏に話を聞いた。

※下記はベンチャー通信50号(2012年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―まず御社の事業内容を教えてください。

北見:不動産仲介から、注文建築を含めた戸建て分譲、マンション分譲、不動産管理、アセットソリューション、そして都市開発と事業を広げ、不動産にまつわるお客さまのニーズをすべてサポートできるワンストップサービスの総合不動産会社として成長を続けてきました。魅力的な街づくりを行い、街を活性化することで新たな需要を生み出す。そんな地域とともに成長できる総合不動産事業を重視しています。

―「街づくり」というコンセプトが、事業のなかに位置づけられているわけですね。

北見:はい。日本では人口減少の時代を迎え、今後は「何のために家を買うのか」という新しいニーズの掘り起こしが必要です。そのために不可欠なのが「魅力ある街づくり」。こんな街に住みたいという新たな価値を地域に創り出していかなければ、当社の次の成長も生まれません。

―北見さんの起業のきっかけを聞かせてください。

北見:ある会社で支店の開発を担当していた当時、不動産会社と取引することになりました。そんななかで、担当者の横柄な態度や頻繁な担当交代など、不動産業のサービスの悪さを目の当りにしたのです。しかし、逆にそれらを反面教師として変えていけば、飛躍のチャンスがある業界だとも感じました。そこで、大手の不動産仲介会社に転職し、営業職に就きました。私はこのとき、100本の契約ができたら、すぐに不動産業を起業しようと心に決めていたのです。そして2年で100本の契約を達成し、26歳で独立。1991年に当社を設立しました。

―御社は創業以来、地域貢献活動を続けています。なぜ積極的に取り組んでいるのですか。

北見:不動産業は、基本的に地場でのビジネスです。なかでも、当社は新興企業でしたから、地域の方々に応援していただける会社にしようと思いました。そこで、「魅力ある街づくりの一貫として、私たちにできること」を考えたとき、社員が環境活動やスポーツ支援などの地域貢献活動を発案。現在は「みんな元気プロジェクト」と題して、少年野球や少年サッカーの大会開催のほか、海を通して自然と触れ合い、海辺の環境美化を実践するビーチクラブの運営支援などを行っています。また、スポーツごみ拾い※というユニークな活動も今年で3年目を迎えます。こうした地域貢献活動に注力すれば、街は美しくなり活性化する。同時にお客さまからも共感の声をいただくなど、広く地域の方々と喜びを共有できるわけです。街の価値を高める取り組みとしても、大切な活動と考えています。

―御社は設立から21年、売上高240億円と着実な成長を続けています。その要因はなんですか?

北見:「優れたサービスを開発・提供できたか」「お客さまに喜んでいただけたか」という自問自答の繰り返しを毎年行ってきた結果だと思います。当社では、常にお客さまに満足していただける企画を考えているのです。この原動力となってきたのは、何よりも社員の発想力ですね。多くの企業では自社の収益を最優先した後、商品やサービスの向上を考える。しかし、当社では地域の利益に主眼を置き、結果としての収益アップを考えてきました。この当社ならではの発想を全社員が共有しているからこそ、お客さまに向けて地域の満足を最優先に考えたご提案ができるのです。

※スポーツごみ拾い:ごみ拾いの定義を「環境奉仕活動」から「スポーツ・競技」へ変換することにより、参加者同士が楽しくスポーツとしてごみ拾いを行い、互いに共鳴することで環境意識を向上させる活動。

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