累計経営者579人に取材、掲載社数311ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

著名起業家インタビュー

株式会社ミクシィ 代表取締役社長 笠原 健治

著名起業家すべての人に、心地の良いつながりを提供する

株式会社ミクシィ 代表取締役社長 笠原 健治

ユーザー数2,200万人を擁し、国内最大級の規模を誇るSNS(ソーシャル・ネットワーキング サービス)「mixiミクシィ」。同サービスを運営する株式会社ミクシィは、代表の笠原健治氏が東京大学在学中に設立した企業である。なぜミクシィは、これだけ目覚ましい成長を遂げることができたのか。そして変化の激しいインターネットの世界で、同社は今後どこへ向かうのか。今回は代表の笠原氏に、起業の経緯、同社の成長理由、今後のビジョンなどを聞いた。

※下記はベンチャー通信43号(2011年3月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―笠原さんの起業の経緯を教えてください。

笠原:大学1、2年生のころにソフトバンクやH.I.S.が上場したこともあり、孫さんや澤田さんなど、多くの起業家がメディアで頻繁に取り上げられていました。そういった情報に触れる中で、初めて「起業家という生き方」を意識するようになりました。転機となったのは、大学3年生のとき。所属していた経営戦略のゼミでは、マイクロソフト、アップル、デルなど、米国のIT企業が多く取り上げられていました。今や世界的な有名企業の創業者であるビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、マイケル・デルたちは、自分と同じくらいの年齢のとき、一人か数人で自宅やガレージのような小さなところから起業している。ならば自分にも可能性があるのではないか―。そう思ったのが起業のきっかけでした。

―そして在学中に起業にチャレンジしたわけですね。

笠原:大学3年生のときに、「Find Job !」という求人情報サイトを立ち上げました。当時、私は日経新聞と日経産業新聞をとっていたのですが、それらを読んでいると、インターネットに関する会社がどんどん設立されており、今まさしく新たに「インターネット産業」が生まれつつあると感じました。ですから、自分にも成功の可能性があるとしたら、この新しい産業で起業することだと思ったんです。

―なぜ求人情報サイトを立ち上げたのですか?

笠原:きっかけは、アルバイト先の上司が「求人情報誌に広告を出しても人が集まらない」と悩んでいたことでした。当時、求人情報を扱う大手人材会社も、インターネットへの展開を始めていたのですが、どのサイトを見ても、ページを辿っていくと「詳しくは○日発売の情報誌をご覧ください」となっていた。つまり、Webサイトだけでは完結していなかったんですね。「情報誌」という強い媒体を持っているがゆえに、インターネットへの対応は遅れるだろう。今インターネットでの求人情報サイトをつくれば、成功するのではないかと思ったのです。当時の私はWebサイトをつくったことがなく、パソコンすら持っていませんでした。しかし、今すぐ始めなければチャンスを逃してしまうかもしれないと、急いで、お金を貯め、パソコンを買い、独学でWebサイトを立ち上げました。その後、自ら企業に営業電話をかけ、求人広告を出稿してもらえるように依頼していきました。本当にゼロから手探りでビジネスを立ち上げていきましたね。

―その後、「Find Job !」は順調に成長したのですか。

笠原:立ち上げ当初は苦労しましたが、一度軌道に乗ると順調に成長していきました。ただ、求人の分野では、やはり大手人材会社が圧倒的に力を持っている。あるいは、ヤフーとリクルートが提携するという噂話も出始めていました。そこで「Find Job !」に次ぐ新たな事業の柱を模索していたところ、出会ったのがSNSだったのです。2003年当時、米国で「Friendster」というSNSがスタートしていたものの、日本にはまだ存在していませんでした。それを初めて使ってみたとき、今までにない新しいネットサービス、つまり「人と人のつながり」という普遍的なテーマを持っていることにとても魅力を感じました。ただ、そのサービスは人と人がつながるだけでしたので、それだけでは日々使い続けてもらえない。日々使い続けてもらえなければビジネスとして成り立たない。日々使い続けてもらえる要素は「コミュニケーション」だと考え、人と人とのつながりの上に、日記などのコミュニケーションサービスを加え、新規事業としてSNSを開始しようと思ったのです。

―最初は社内に反対の声もあったそうですね。

笠原:今までにないネットサービスなので、サービスのイメージが湧きづらかったのだと思います。だから社内からは「怪しいサービスに見られてしまうんじゃないか」とか、「社内リソースが分散されてしまう」など、不安視する声もあったのです。ただ、私には「SNSは大きなポテンシャルを秘めたサービスだ」という確信がありました。そこで社員を粘り強く説得し、2004年に「mixi」のリリースを迎えることができました。

その他の著名起業家の記事

※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。

ベンチャー通信

ベンチャー通信
ベンチャー情報雑誌

「ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを取材」をコンセプトに編集している、2000年創刊のベンチャー情報雑誌です。

ベンチャー通信への掲載・取材希望の方

ベンチャー企業の採用力強化、自社の成長性・知名度アップのため、ベンチャー通信に貴社の取材記事を掲載してみませんか?

  • ベストベンチャー100
  • 注目の西日本ベンチャー100
  • 人財力100 人材採用と育成に力を入れている100社
  • 活躍しているエンジニアの職場を取材!Tech通信ONLINE
  • INOUZ Times

ベンチャー通信メールマガジン

ベンチャー通信注目の企業や、ビジネスニュースなどの情報をお知らせします。

ご登録はこちら

pagetop