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不動産業界の起業家インタビュー

ネクストワンインターナショナル株式会社 代表取締役 遠藤 一平

不動産IPOを成長エンジンに不動産業界を変革する

ネクストワンインターナショナル株式会社 代表取締役 遠藤 一平

オリジナル注文住宅と中古マンションのリノベーションで急成長を続けるネクストワンインターナショナル。自ら「戦国時代に生まれたかった」と語る代表の遠藤氏は、破竹の勢いで進撃を続ける武将のごとく連続増収へ導いている。「グループ売上1,000億円」という壮大な目標を掲げる同社。それを実現させるための成長エンジンとして、2015年のIPOをめざしている。設立3年にして早くも次なるフェーズを見すえる遠藤氏に、今後の成長戦略について聞いた。

※下記はベンチャー通信特別号/2014年 IPO市場 最前線号(2014年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―IPOをめざしている理由を教えてください。

遠藤:グループ年商1,000億円を達成するため、IPOを大きな起爆剤にしたいと考えているからです。韓国への会社設立・総合コンサルを行うネクストワンコリア、ベトナム進出支援を手がけるネクストワンベトナムという2つのグループ会社については、現地証券市場での上場を視野に入れています。くわえて、社員のためにも必ず実現したい。彼らのために従業員持ち株制度も準備していますし、がんばってくれた人にしっかりと報酬として返せる仕組みをつくっていきたいのです。また、IPOをめざすことで「企業は社会の公器である」という経営者としての自覚が強くなりました。売上をあげることで納税と雇用が生まれ、社会貢献につながる。成長企業が取り組むべき目標として、IPOは非常に意味のあることだと考えています。

―上場後に実現したいことはありますか。

遠藤:不動産業界の古い常識を変えることです。私はこれまで不動産業一筋。そのなかで、業界の良い面も悪い面も見てきました。たとえば、大手ハウスメーカーの新築住宅は「ブランド力」という付加価値が上乗せされて、高値になっている。中身自体は他メーカーの住宅と大差ないんです。しかし、一般の消費者はその事実を知りません。誰もが快適な住環境を享受できる割安感のある住宅を提供すること。そして、住む人がもっとも輝けるような機能的な住宅を創りだす。そうした企業をめざしています。

―これまでの不動産業界にはない、新しい事業を手がけていますね。

遠藤:中古住宅のリフォームを手がけてきたノウハウを活かして、1年前から中古マンション仲介およびリノベーション事業を本格的に展開しています。具体的には、JR千葉駅近くに『千葉中古マンションあるある情報館』という店舗を開設。リノベーション後のモデルルームを備えて、来場者に中古住宅の魅力を実感してもらっています。中古マンションはリフォーム費用を入れても新築に比べて圧倒的に割安なため、人気が高まっています。また、戸建て住宅事業として『with Mamaの家』シリーズによるオリジナル注文住宅の販売を2013年からスタートしました。女性と子どもが過ごしやすい設計に徹底的にこだわり、主婦1,000人から話を聞いて女性目線での機能性を追求した新ブランドです。現在は当社売上の7割を占めるまでの人気シリーズに成長しています。

―さらなる企業成長に向けて、新卒採用を強化すると聞きました。どのような人材を求めていますか。

遠藤:覚悟をもって、自分への約束を実行できる人ですね。そして、夢をもてる人。「おれは社長になるんだ」とか、「フェラーリに乗る」とか、内容はなんでもいいんです。そうした夢は、自分の仕事を確立させないと実現できません。それに覚悟をもって取り組める人がほしいですね。また、当社はIPOに向けてグループの規模拡大を加速させます。もはや、私ひとりがすべての事業に直接関与する段階は過ぎつつある。その意味では、「社長になりたい」という若者を求めています。たとえば、当グループ内にネクストプラスという教育・研修事業を行う会社がありますが、私は経営にノータッチ。でも事業は順調に推移しています。こうしたモデルをどんどんつくりたいのです。

―御社ならではの人材育成法を教えてください。

遠藤:「人間力」を養うことに重点を置き、専門家による研修を受けています。なかには、海外ドラマ『24』の主人公に負けないタフさを身につけてもらう「ジャック・バウアーに負けるな研修」や、映画の『海猿』を観て人間形成に役立てる研修など、ユニークなものも取り入れています。また、私たちの仕事は「住宅」というもっとも生活に密着した、もっとも価格の高い商品を販売すること。不動産の知識や建築の知識、金融や法律の知識など、広範囲なノウハウが求められます。そこでコンサル会社と契約して、2週間に1度の特別研修を受講しています。おそらく、不動産業界で当社ほど社員教育に投資している企業はないでしょう。ブランド力のある大手ハウスメーカーに対峙していくには、社員一人ひとりの能力を高めるしかありません。組織全体の戦略とともに、個々が持つべき武器を磨いていきたいと考えています。

―人材採用と育成こそ、さらなる成長のカギというわけですね。

遠藤:その通りです。また、有望な若手社員を抜擢してプロジェクトに登用する「部長選抜選挙」というイベントも実施しています。これはプロジェクトリーダーを社員の投票で決めるもの。私ひとりの意見よりも、全社員の意見を優先させます。当社の経営計画をグイグイひっぱっていってくれる"特命部隊のリーダー"というイメージで、選ばれた社員は意気に感じてがんばってくれますよ。

―御社は千葉で生まれた会社ですが、地元へのこだわりはありますか。

遠藤:大いにありますよ。千葉は東京に近いがゆえに、優秀な人材のほとんどが東京の企業に就職してしまう。だからこそ当社が成長して、いい人材を地元に残していきたいんです。将来的には、千葉県に独自の経営者のネットワークをつくり、地元をもっと元気にしたい。そのためにも企業を成長させ、もっと納税をしないとダメ。それが私をつき動かすモチベーションのひとつです。

遠藤 一平(えんどう いっぺい)プロフィール

1978年、東京都生まれ。大学時代に、父親が代表を務める東日本建設株式会社で住宅販売のアポイント営業のアルバイトを経験。多数の成約実績を挙げたことで営業の醍醐味に目覚める。大学卒業後、大手ハウスメーカーに入社。その後、2003年に東日本建設株式会社に入社。営業部長を経て、2011年に取締役に就任。2010年、ネクストワンインターナショナル株式会社を設立、代表取締役に就任した。現在は東日本建設株式会社、ネクストワンコリア株式会社、ネクストワンベトナムの代表も務める。

企業情報

設立 2010年11月
資本金 1,000万円
売上高 43億円(2014年3月期見込み)
従業員数 55名(2013年12月現在)
事業内容 建築工事、大工工事ほか工事の請負および企画、設計、施工、監理、不動産の売買、賃貸の斡旋ならびに仲介業務、不動産・建築のコンサルティング業務など
URL http://www.next1.co.jp/

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