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コンサルティング業界の起業家インタビュー

株式会社ノーバス 代表取締役 落合 孝行

コンサルティング「キズナの力」を武器に新たな成長ステージを駆け抜ける

株式会社ノーバス 代表取締役 落合 孝行

NTTのブロードバンド回線「フレッツ光」の販売を基幹事業に、全国展開を進めるノーバス。1999年の会社設立以来、順調に売上を伸ばし、2006年には10億円を達成した。しかし、以降は売上が減少。2009年には3億円にまで落ち込み、深刻な経営危機を迎えた。その後、組織体制の再構築によってV字回復を実現。いまでは全国30拠点、売上20億円企業へとあざやかに復活を遂げた。現在を「第二成長期」と位置づけ、新たな事業展開を目指している代表の落合氏に、今後の成長戦略を聞いた。

※下記はベンチャー通信55号(2013年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―御社は一度経営の危機に直面しながら、V字回復を実現したそうですね。なぜ成長に転じることができたのでしょう。

落合:「キズナ」を大切にする組織体制へと変化したからです。NTTのブロードバンド回線を扱うようになった2004年頃から売上は順調に拡大しましたが、その成長スピードに人材育成が追いつかず、組織がバラバラに。売上の急降下にともない、社員も4分の1に減ってしまった。思えば、売上や拠点の拡大を最優先していたのがすべての原因でした。そこで、人とのつながり、つまりキズナを大切にする経営を推し進めたのです。サービス利用者やNTT、グループ会社、そして社員。当社にかかわるすべての人とのキズナを改めて見直すことで、組織力の強化を図りました。

―どのように改革を進めていったのですか。

落合:会社に残ってくれた2名のマネージャーに東日本と西日本をそれぞれ統括してもらい、コンプライアンス強化や人材育成をじっくりとやり直しました。その結果、現在の成長につながったのです。2名を含め、一番苦しいときにがんばってくれたスタッフには感謝していますし、ひとつになれたことで会社の団結力も高まりましたね。

―今後の成長戦略について教えてください。

落合:現在を第二成長期ととらえ、多角的な事業展開を行っていきます。これまでブロードバンド回線の提案で実績を築いてきましたが、今後は新たに産業用太陽光発電設備の販売事業とWeb動画広告サービス事業の2つの新規事業を推進します。

―2つの事業に取り組むねらいはなんですか。

落合:産業用太陽光発電設備の販売事業に関しては、環境やエコにも合致する社会貢献度の高い事業。国による電力の固定価格買い取り制度により、今後20年間で1kWあたり37円を国が保証して買い取ってくれます。工場・倉庫の屋根や利用していない農地を有効活用することで、電力を自給しながら発電事業者として長期的かつ安定的に売電できるという魅力ある収益ビジネスだと考えています。Web動画広告サービス事業は、Web上に動画を連動させて効果的なPRを展開する動画広告サイト事業です。画像や文章を掲載するだけではサービス内容がうまく伝わらない業種には、今後大きな需要が見込めるはず。現在、「歯医者TV」をはじめ、独立起業情報を紹介する「フランチャイズTV」のほか、「塾」「弁護士」「税理士」「行政書士」「社労士」を動画で紹介するWeb広告を販売しているところです。

―御社のどのような強みが新規事業に活かされるのでしょう。

落合:これまで全国に培ってきた、営業の販売ネットワークと提案ノウハウがそのまま活かせると考えています。前述の2名にそれぞれの営業統括を任せており、事業が軌道に乗れば全国30拠点の販売網を駆使していく予定です。拠点を置く都道府県は現在25エリアですが、3年後までには47都道府県に拡大することが目標です。

―人材育成の方針について聞かせてください。

落合:新規事業が順調に進めば拠点も増え、それにともないポストも増えていきます。社員には、そのポジションに就くことで成長してほしい。また、挑戦したい新規事業があれば任せる方針です。ゆくゆくは、分社化して独立したいという社員を応援する仕組みもつくりたいと思っています。その布石とするためにも、2つの新規事業はなんとしても成功させたいですね。

―なぜ、そこまで社員に任せる環境を目指すのですか。

落合:経営の危機を社員たちと苦労して乗り越えた経験があるからこそ、社員の意見を尊重し意欲的に働ける組織にしたいのです。全国の拠点に私が直接出向いて、社員の営業表彰を行うのもその一環。社員を大切にすることが、キズナの根幹となるのです。これから入社する新卒社員も条件は一緒です。2014年度の新卒採用は5名の予定ですが、2015年度以降は毎年安定的に100名以上の新卒採用枠を考えています。若手社員の意欲を事業に活かし、次の飛躍につなげていきたいですね。

―今後の目標を教えてください。

落合:まずは、NTTのブロードバンド回線の販売事業をさらに伸ばすのが基本路線。全国の拠点数を倍増の60拠点にし、各拠点を10名体制にすることで売上50億円が見えてきます。さらに、新規事業を新たな拡大の柱として構築していく。そのうえで社員が一致団結し、100億円を目指していきます。

―若者へのメッセージをお願いします。

落合:当社にはグループで300名超のメンバーがいますが、失敗の数は私が一番多いかもしれません(笑)。ただ、失敗したぶんだけ、得たノウハウも多いと自負しています。だからみなさんも失敗を恐れないでほしいし、そこから多くを学べるはずです。当社で新規開拓の営業を3年間しっかりやれば、営業で勝負できる土台が備わります。いっぱい失敗していっぱい成長し、思う存分に自分の力を発揮してください。

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