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コンサルティング業界の起業家インタビュー

株式会社リアホールディングス 代表取締役CEO 白倉 貴之

コンサルティングすべての社員の夢をかなえる。それが企業成長の原動力になるから

株式会社リアホールディングス 代表取締役CEO 白倉 貴之

2008年の創業以来、めざましい成長を遂げてきたリアホールディングス。通信回線や太陽光発電システムの販売、不動産・飲食・ネイルサロンなどの店舗運営など、さまざまな事業を展開している。2014年6月期には前年比133%の売上高20億円を見込む同社。代表の白倉氏は、事業の多角化を進める理由を「社員の夢を実現するため」と語る。事業戦略や人材育成法について同氏に聞いた。

※下記はベンチャー通信56号(2014年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―事業内容を教えてください。

白倉:売上がいちばん大きい事業はブロードバンド関連事業です。ほかに太陽光発電システムやクッキングヒーターの販売も手がけています。また、店舗も運営。賃貸マンション・アパートを紹介するショップをはじめ、イタリアンダイニングバー、結婚式ができるレストラン、ネイルサロン、マッサージ店があります。さらに、引っ越し会社の見積もりが一括してできるWebサイトの運営事業も展開しています。2014年4月には、企業の新卒採用のサポート事業や不動産売買事業を立ち上げる予定で、そのときには合計10事業になりますね。

―さまざまな事業があるんですね。進出する分野はどうやって決めているのですか。

白倉:まず最初に社員の夢があるんです。それを実現させてやるために新事業を立ち上げています。会社がひとつの事業しか手がけていなければ、ほかの事業に関心をもった社員は辞めてしまう可能性があります。優秀な社員ほど、新しいことに挑戦しようとするもの。人材の流出を避けるには、彼らと一緒に新たなことに挑戦するのが早道。それによって、Win-Winの関係を築くんです。

―社員の夢から始まった新規事業の例を教えてください。

白倉:2人の例を紹介しましょう。まずは、「飲食事業を立ち上げたい」と希望していた入社当時22歳のメンバー。しかし、私は彼にブロードバンド回線の訪問販売を1年間やらせました。事業責任者になるには営業力と人間力を磨く必要があるからです。彼はテレアポ業務で9ヵ月連続目標を達成。2年目からマネジメントをやらせると、部下をリーダーに育成する仕組みを考案した。「これならもう大丈夫」。そう判断し、「飲食店をやってみろ」と。700万円ほどかけて西麻布にイタリアンダイニングバーを出し、運営をまかせました。もうひとりは、事務のアルバイトをしていた女性メンバー。ネイリストになるための勉強をしていて、「将来はネイルサロンを開業したい」と日ごろからいっていた。200万円を投資してネイルサロンを開店し、彼女を店長にしました。アルバイトとしての仕事ぶりをみていて、彼女ならできると。自分の目標を必ず達成するのはもちろん、ほかのアルバイトも巻き込んでチームとしての目標を達成する。営業の誰かが目標を達成すると一緒に涙を流して喜ぶ。こういう人材は、人の上に立つ仕事ができるんです。

―多角化すればするほど、利益率は低下しませんか。

白倉:ええ。教科書通り「選択と集中」戦略をとり、ブロードバンド回線の販売事業に専念すれば、もっと利益率は高くなるでしょう。でも、私は違う。社員の夢の実現を最優先し、少々利益率が下がっても多角化を進めます。ただし、立ち上げた事業を黒字にするため、事業責任者に対し徹底的に努力することを課します。たとえば店舗を運営する事業。ネットでの集客がイマイチで、その日の売上目標に届かない。ならば、「街頭に出て呼び込みをしてでも達成しなさい」と指導するんです。新人であっても同じ。目標は必ず達成させる。それでも、赤字になったらどうするか。そのときは、給料を返上するつもり、つまり経営者と同じ意識で働かせます。

―社員に経営者マインドをもつように指導しているわけですね。浸透させるのは難しいのではありませんか。

白倉:はい。だから、ときには厳しい指導もします。たとえば、あえて失敗を経験させる。経験の浅い人材を責任ある役職に就けたとき、「こういうやり方でやりたい」と提案してくることがある。たいていは机上の空論です。それでも3ヵ月~半年は、やりたいようにやってもらう。結果が出れば、それで良い。逆にもし未達であれば、そのときは会社の方針に従ってもらいます。基礎からじっくり学び直させます。そのうえで私と同じように考え、行動するように指導するのです。今後も人材を積極的に採用し、経営者意識をもつように鍛えて、2022年に100事業、売上高1,000億円の実現をめざします。

―どんな人材を求めていますか。

白倉:2種類のタイプの人材を採用しています。まずは、プレーヤーとして活躍できる人材です。採用基準は、素直であること。お客さまやメンバーの信用を得るために必要な資質だからです。採用する人材の8割を占めます。残りの2割は、マネージャーになれる人材。論理的思考力とがまん強さを重視しています。当社は「すべての社員の夢をかなえる会社」でありたい。ただし、社員の夢をかなえる方法は事業化だけではないんです。「とにかく稼ぎたい」「収入はそこそこでも家族との時間を大事にしたい」。そんな夢も含めて、すべて実現させる。だから、どんな夢をもっていてもいい。2つのタイプのどちらかであれば採用します。

―若者へのメッセージをお願いします。

白倉:20代は苦労して、チャレンジし続けてほしい。仕事で失敗しても、死にはしません。だから失敗を恐れず挑戦し続けるべきなんです。挑戦というのは、全力を出し切るということ。全力を出し切ったとき、たとえ結果として失敗であっても、必ずそこに感動がある。その感動を味わうことで、人は成長していくんです。

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