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コンサルティング業界の起業家インタビュー

株式会社セキュア 代表取締役CEO 谷口 辰成

コンサルティングセキュリティシステム分野で世界シェア獲得をめざす

株式会社セキュア 代表取締役CEO 谷口 辰成

防犯カメラ、監視カメラ、指紋認証、入退室管理・勤怠管理システム、画像解析システムなど、最新かつ強固なセキュリティシステムをトータルサポートするセキュア。中小企業やベンチャー企業を対象にした、きめ細かな提案力で差別化をはかり、急成長を遂げている。近い将来のIPOを視野に入れ、社内体制の整備、強化に力を入れている同社代表の谷口氏に、今後の展望を聞いた。

※下記はベンチャー通信特別号/2014年 IPO市場 最前線号(2014年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―近い将来めざす上場について、その目的を具体的に教えてください。

谷口:起業時から抱いてきた、「社会の公器として、世のなかの役に立つ、インパクトを与える会社をつくりたい」という想いの実現です。そのための成長ストーリーを描くにはIPOが不可欠であり、最初から当然のように意識していましたね。起業したのはITバブルが弾けた頃で、当時は「ベンチャーのIPO=創業者利益」、という側面が強調されていましたが、目先の金ではなく、自分がこの時代に生きる意味を、会社を通して実現したかった。「私たちの会社が存在するからこそ生まれた」といえるものを打ち出し、世の中に新しい価値を創造したい。これが会社の大きなビジョンであり、実現するための手段としてIPOを位置づけています。具体的な目的は、知名度と信頼度の向上による、優秀な人材の確保。そして、市場からの資金調達による、新規事業への投資です。

―新規事業について聞かせてください。

谷口:現在のコア事業は、中小企業向けのセキュリティシステム。監視カメラシステムと入退室管理システムが二本柱です。中小企業の総務担当者は、セキュリティの重要さは認識していても、何をどう導入すればいいのかわからず、メーカーのいいなりになってしまうことが多々あります。中小企業固有の課題を含め、事前の要件定義をきっちり行い、導入後の運用も具体的にサポートしていくのが私たちのビジネスモデルで、この強みを生かした事業の拡大を、1段目の成長ロケットと位置づけています。IPOに向けて検討している2段目の成長ロケットは、画像解析の事業です。これまでは画像をきれいに、鮮明に映し出す段階でしたが、今後はビデオカメラでとらえた画像を情報ソースととらえます。どんな属性の人が映り、どんな動線で動いたかなど、画像から経営判断に生かせるデータ方向に進化していきます。将来的にはロボット、自動車、ITなど、さまざまな産業にまたがるテクノロジーとして期待されているもの。2段目のロケットを打ち上げるタイミングでIPOを実現し、投資家にインパクトを与えると同時に、優秀な人材を採用し、成長を加速させたいと考えています。

―2012年の売上は前年比で150%と急成長を遂げています。その理由はなんでしょうか。

谷口:中小企業のセキュリティシステム構築に特化している点です。セキュリティというと、警備会社を連想する方が多いでしょうが、警備会社は警備のプロであってシステムのプロではありません。われわれはシステムのプロであり、そこが他社とは異なるポジションです。また、システムに顧客のオフィスを合わせるのではなく、ニーズの把握・要件定義を確実に行い、顧客のオフィスに最適なシステムを提供する、当社の仕組みが評価されていると思います。現在、世界で出荷されている監視カメラは年間3,500万台といわれますが、今後、前述した画像解析エンジン、さまざまなアプリケーションが組みこまれることを考えると、市場規模はどんどん拡大していくはずです。私たちはIPOの次のステージとして、画像解析技術の海外展開も考えています。セキュリティカメラの分野では、いずれ世界シェアで20%をとりたいと思います。

―IPOによって採用するエンジニアの質は変わるのでしょうか。

谷口:現在、エンジニアの志向を分類すると、新しい世界に興味がある人はSNSやオンラインゲーム、安定志向のある人は大手企業、と分けられます。前者には、ベンチャーに入って、世の中に大きなインパクトを与えるものをつくりたいと考える人もいるはずです。IPO実現後のビジョンとして、「日本のトップラボになる」を掲げていますので、当社の理念に共感し、一緒に夢を語り、追いかけられるエンジニアに出会いたいですね。最近よく、中国・韓国・インドなど、アジア圏のエンジニアが話題になりますが、彼らは確かに優秀ですね。日本の組織はピラミッド型で、エンジニアでも役割がきっちり分担されている。効率的かもしれませんが、創造性という意味では疑問も感じます。今後は、日本発で世界に向けて技術力を発信するためにも、優秀なエンジニアを積極的に迎え入れ、創造性をフルに発揮できる環境を整えていきたいですね。また、エンジニアに限らず全部署で、失敗を恐れずむしろ失敗から学び、成長できる人材を採用していきたい、と考えています。

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