累計経営者579人に取材、掲載社数311ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

環境・エネルギー業界の起業家インタビュー

株式会社思道 代表取締役社長 瀬戸山 喬昭

環境・エネルギー関連企業を多業種で立ち上げ 九州から全国へ攻め上がる

株式会社思道 代表取締役社長 瀬戸山 喬昭

設備に応じて課金されている電気の基本料金。じつは契約内容の見直しと電子ブレーカーへの交換によって、コストダウンが可能になる。2012年創業の思道は、顧客視点を貫く電力コンサルティングで、1年で売上を2.2倍に伸ばしたベンチャー企業。代表の瀬戸山氏は、今後は複数の事業会社を立ち上げてグループ化する方針だ。成長の要因と起業の経緯、今後のビジネスプランについて同氏に聞いた。

※下記はベンチャー通信57号(2014年7月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―電力コンサルティングとは、どんな事業なのですか。

瀬戸山:ひとことでいうと、企業の電気料金を低減するサービスです。企業にとって、電気は事業を継続するうえで不可欠。「ある程度のコストはしかたがない」と、料金体系の詳細を把握していない経営者が多い。彼らの気づきをうながすことが、われわれのビジネスの第一歩です。おもな顧客は商店や小規模な工場。そこでは低圧電力の「負荷設備」で契約することが多い。これは保有する設備がフル稼働したときの使用電力量の合計で契約電力を算出します。だから使っていない分を支払うことが多いのです。しかし、じつはもうひとつ別の契約形態があります。それが主開閉器契約。設置する主開閉器つまりブレーカーの容量によって契約電力が決まるものです。稼働状況にあわせた契約が可能になります。ただし問題があります。契約電力を超えるとブレーカーが落ちて停電してしまうこと。一般的なブレーカーは契約電力ごとにつくられているからです。しかし、われわれが推奨する特別な電子ブレーカーを導入すれば停電しないのです。主開閉器契約への切り替えとブレーカーの交換を組み合わせれば、電気料金を大幅に削減できるのです。たとえば、年間の電気料金を40万円以上低減できたケースもあります。最近は口コミで認知が広がり、問い合わせが増えてきています。

―御社の強みはなんですか。

瀬戸山:理想、理念を最初に掲げ、愚直と思われてもぶれず、お客様と接してきたことが大きいと思います。契約は欲しい。でも「クロージングを急ぐな」と、社員には話し続けてきました。お客様にとっては未知の商材ですから、不安に思うこともあるはずです。その不安をすべて解消するまで、何度でも足を運び、完全に納得してもらってからおつき合いをスタートさせる。そして売り切りではなく、導入後も関係を継続させ、電気に関するさまざまな相談に対応する。そうした接客姿勢が信用を生み、成長を後押ししてくれたのだと思います。私の理想、理念を社員たちも共有し、細かな指示を出さなくても、自分たちで考え、具体的な行動に移せる自律型の組織になったことも大きいでしょう。

―顧客の立場に立った営業をめざす理由を教えてください。

瀬戸山:前職での経験からです。私は起業前、同じ電力コンサルティング会社に所属していました。営業として全国でも上位の成績を残せていたし、地方支社の立ち上げをまかされたこともあります。仕事は充実していましたが、はじめに数字ありきの営業方針に違和感がありました。数字は大切ですが、それはお客様との信頼関係があってこそ。目先の数字だけを追いかけるのではなく、もっと時間をかけ、アフターフォローも含めた信頼構築に注力すべきだ。ある日、上司にこんな話をすると、「オマエの理想は聞いていない」といわれ、そこでふっ切れました。「理想がなければ仕事をする意味がない」と私は思います。否定されるなら自分で理想を追求するしかないと、独立を決めました。

―どのようなビジョンを描いていますか。

瀬戸山:電力コストの削減に成功した企業に、経営コンサルティングを実施していきます。電力コンサルティングで培ってきた経験と信用を、経営コンサルティング事業の展開に活かしたいのです。コスト削減分を売上に結びつける再投資の方法のコンサルティングをします。また、3年で3社以上の事業会社を立ち上げグループ化します。まず、来年の春に飲食事業を、続いて経営コンサルティング会社を立ち上げるつもりです。そのために新卒を積極的に採用します。

―求める人材像を教えてください。

瀬戸山:モチベーションが高く、目が輝いている人です。つまり、ベンチャーの成長スピードに対応できる人。社会に出て働くといろんな壁にぶつかりますが、そこでへこたれず、「いまは壁でも、経験を積めばその先がきっと見える」といった前向きな思考ができる人なら、どんどん採用します。新規事業や会社の立ち上げに携わりたい人、ベンチャーならではの成長スピードの早い職場で働きたいと思う人に、入ってきてほしいですね。

瀬戸山 喬昭(せとやま たかあき)プロフィール

1986年、宮崎県生まれ。2010年、亜細亜大学を卒業後、電力コンサルティング会社に入社。営業部門強化、地方支社の立ち上げに携わる。2012年に独立し思道を創業。2013年、株式会社に組織変更し、代表取締役社長に就任。顧客志向を徹底した営業方針を貫き、業績を伸ばす。

企業情報

設立 2013年4月(創業:2012年4月)
資本金 1億6,000万円(2014年3月期)
従業員数 15名(2014年5月現在)
事業内容 電力コンサルティング事業、経営コンサルティング事業
URL http://www.shido-co.com/

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