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スマホ・ソーシャル業界の起業家インタビュー

株式会社シロク 代表取締役社長 飯塚 勇太

スマホ・ソーシャル自分で決断してやり切ることで成長が加速する

株式会社シロク 代表取締役社長 飯塚 勇太

サイバーエージェントの内定者4名が、趣味で開発したスマートフォンアプリ『my365』。1日に1枚ずつ写真を投稿して共有する、「思い出共有アプリ」をコンセプトにしたこのサービスは、リリース後わずか3ヵ月で50万ダウンロードを突破する人気アプリとなった。飯塚氏は、メンバーとともに『my365』を事業化したシロクを任された。数ある子会社のなかでも初の「内定者社長」としてスタートした同氏に、サイバーエージェントの魅力について聞いた。

※下記はベンチャー通信50号(2012年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―シロクを立ち上げるまでのいきさつを教えてください。

飯塚:昨年の11月半ばに、社長の藤田が内定者アルバイトをしていた僕のデスクにやって来て、「『my365』のサービスを会社にしてみないか」と言ったんです。最初は冗談かと思ったのですが、具体的なスケジュールと予算を提示され、本気だとわかりました。そして、内定者4人でシロクを設立したのが約半月後の12月1日。僕が社長に就き、そのあと今年4月にCAに入社する形になりました。

―会社設立にあたって、どのような指示がありましたか。

飯塚:「好きなようにやっていい」ということだけ。藤田から、なんらかの指示を受けたことはいっさいありません。それどころか、シロクは収益を度外視して、現時点では『my365』のダウンロードと会員数を増やすことだけを考えていればいいとさえ言われています。将来を見越した先行投資の段階というわけですが、これでサービスが伸びなければシロクはCAにとって、ただのコストでしかありません。そのプレッシャーは、つねに感じていますね。

―内定の段階からの抜擢でしたが、どのように事業を運営されているのでしょう。

飯塚:役員から経営のアドバイスはもらえるものの、具体的にどうするかは「すべてチームで話し合え」のひと言のみ。無責任なようにも聞こえますが、じつは具体的に指示されるほうが楽なんですね。迷いながらでも自分たちで決断していく経験こそ、この先の僕らの成長に必要なんだという意図があるのがわかります。まだ、何が正解かもわからない状態ですが、自分たちで作ったアプリが多くの人たちに使ってもらえているのはとてもうれしいことです。そして、気の合った仲間たちと好きな仕事ができるのは恵まれていると思いますし、大きなやりがいにつながっていますね。

―20代が活躍できるフィールドはどういうところにあると思いますか。

飯塚:抜擢の度合いが群を抜いている点でしょう。内定者に子会社をやらせる会社なんて、世界中を見渡しても珍しいと思います。社内で実績も経験もないのに、社長や役員は社員の可能性を信じて任せてくれる。売上1000億円を超える規模の会社になっても、それができるのは本当にすごいことだと思います。

―御社の今後のビジョンを教えてください。

飯塚:昨年の10月にリリースし、3ヵ月で50万ダウンロードを突破した『my365』は、1年が経った今、約200万ダウンロードまで伸びています。現時点で収益を求められていないとはいえ、今期は必ず黒字化するつもりです。『my365』の機能改善とプロモーションを行い、さらにユーザーを増やしてしていくことで、広告や課金などビジネスとして確立できるサービスに育てたい。そして、これまでの経験を活かした新たなアプリ開発も手がけたいと思っています。

―学生へのメッセージをお願いします。

飯塚:僕は決して会社をつくりたいと思ってやってきたわけではありません。ただひとつ言えるのは、シロクで一緒にがんばっているメンバーは、偶然に出会った仲間同士だということ。学生のときにはそんな大事な出会いが必ずあると思うので、そのつながりを財産として活かしていってほしいですね。

飯塚 勇太(いいづか ゆうた)プロフィール

1990年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学経営学部在学中の2011年10月に、内定者4人で開発したスマートフォンアプリ『my365』をリリース。それを事業化する形で、同年12月に株式会社サイバーエージェントの子会社として株式会社シロクを設立、21歳で代表取締役社長に就任した。『My365』は1年を経て、200万ダウンロードを突破する人気アプリに成長。

企業情報

設立 2011年12月
資本金 5,000万円
売上高 6名
事業内容 スマートフォンなど次世代端末・モバイル・インターネットを利用した各種情報提供サービスの企画、制作および運営
URL http://www.sirok.co.jp/

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