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IT業界の起業家インタビュー

株式会社ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長CEO 藤原 洋

IT若者たちよ、世界を感 動させるITサービスを一緒につくろう

株式会社ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長CEO 藤原 洋

2015年7月、新しいWebメディアがリリースされた。B2C向けレコメンド型動画配信サービス「アンカーパーソン.TV」である。このサービスの企画・運用を手がけているのは、データセンター事業の草分け的存在として知られるブロードバンドタワー。同社代表の藤原氏と副会長の大和田氏は、インターネットの黎明期より日本のIT業界を裏方として支えてきた実績をもつ。両氏に、新サービスの詳細やリリースの狙いを聞いた。

※下記はベンチャー通信61号(2015年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

選定された“司会者”が 動画でオススメを紹介

―「アンカーパーソン.TV」(以下アンパカ.TV)の詳細を教えてください。

大和田 テクノロジー、映画、ワイン、ローカル(地域)などさまざまなジャンルの専門家や著名人が「アンカーパーソン」(司会者)となり、独自のオススメ情報を配信するサービスです。たとえばソムリエがオススメするワイン、映画監督がオススメする映画をユーザーは視聴できるのです。

 ほかにも専門家がオススメするWebメディアはありますが、その多くは写真や文章が中心。アンパカ.TVは、それを3分程度の動画で伝えていくのが特徴です。
 
 YouTubeでオススメ商品を紹介していく「YouTuber」といった人は存在しますが、あくまでメディア内におけるチャンネルの一部。一方、アンパカ.TVはレコメンド型に特化したコンテンツを提供しています。また、アンカーパーソンを事前に選定しており、噂やデマなど余分な“ノイズ”を排除。安心かつ信用できる情報を伝えられるのです。

 さらに、単にプラットフォームを提供するだけでなく、ユーザービリティをどんどん向上させていきます。たとえばワインを紹介するコンテンツに、ワインの産地情報がタグ付けされていればより便利ですよね。そうした工夫をこれから行っていく予定です。

藤原 ユーザーの意見をどんどん取り入れていくのも大きな特徴です。

 私はこのメディアを、放送メディアとソーシャルメディアの融合だととらえています。放送は一方通行の動画ですが、ソ―シャルは利用者が情報を発信して双方向のコミュニケーションが図れる。アンパカ.TVは両メディアのいいとこ取りをしているのです。

 ユーザーが知りたい情報をアンカーパーソンがくみ取り、一緒になってより使いやすくてためになるメディアを創っていく。これまでにない、新しいサービスだと思っています。

独自のテクノロジーで心理状況も測定できる

―技術的な特徴はありますか。

藤原 ユーザーとのつながりに、最新の※IoTテクノロジーを使った仕掛けを組み込んでいます。

 端的にいうと、ユーザーとの独自の合意形成システムにより個人の情報機器がサーバと連携。それにより、アンパカ.TVを利用したユーザーがどのようなコンテンツに興味を持ち、どのような行動を起こしたのかといったデータを収集・解析し、サービスに活かすのです。

 さらにアンパカ.TVでは、「感情のセンシング(計測・判別)」もしていく予定です。つまり、ユーザーがどんな心理状態でサービスを利用しているかまでも推測するのです。

 たとえば、ヘルスケア分野におけるデバイス活用で汗や熱量を測ったり、端末から顔の表情を読み取ることが可能です。こうした手法を使って、ユーザーの感情を測定。その結果、「泣きたい」「憂さ晴らしをして明るくなりたい」といった感情タグをつけて、そのときのユーザーの心理状況にあったコンテンツを提供しようと考えているのです。

I oT:Internet of Thingsの略。すべてのモノがネットワークを介して繋がり、モノ同士が人の操作・入力を介さず、自律的に最適な制御が行われることを意味する。「モノのインターネット」といわれている

―どのように収益化を図っていくのでしょう。

藤原 収集・解析したデータを活かした広告や物販などが考えられます。とくに「感情センシング」を活用すれば、ユーザーの感情にあった広告を送ることができます。これもアンパカ.TVならではですね。

 また、当社が今年3月に資本・業務提携したEverySense社のIoTプラットフォーム「EverySense」の技術を活用し、収集したユーザー情報をビッグデータとして必要とする企業や自治体に提供していくことも予定しています。

 ただし、これらはまだまだ先の話。まずは、アンパカ.TVの認知度を高めていくのが当面の目標です。

大和田 ユーザー獲得の第一段として、サービス開始にあわせてキャンパスナビTVと資本提携しました。キャンパスナビTVが企画するミスキャンパスを「スチューデントアンカー」として起用。それぞれの出身地域のオススメ情報を動画で発信し、同社のチャンネルを活かした全国約270万人の大学生へのアプローチを行っていきます。

 アンカーパーソンは現在およそ100名。当面は各ジャンル100名体制が目標で、ジャンルも細かく増えていく予定です。

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