累計経営者579人に取材、掲載社数316ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

IT業界の起業家インタビュー

IT人々の生活を満たす新ビジネスの集合体

株式会社ネクスト Lifull特集

※下記はベンチャー通信63号(2016年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

事業開始以来、毎年200%の売上増と飛ぶ鳥を落とす勢いで成長しているのがLifull Seniorだ。全国の介護施設を検索できる『HOME'S介護』は月間利用者数110万人以上と業界最大級。事業立ち上げから携わっている代表の泉氏に、これまでの道のりを聞いた。

シニア層に使いやすいUIで業界最大級のサイトに

―全国3万2000以上の介護施設を検索できるWebサイト『HOME'S介護』。『HOME'S』とはサイトのつくりがずいぶん違う印象を受けます。

 ええ。サイトを利用するのは、実際に施設へご入居される方のご家族の方で、おもに50~60代の方です。そのためネットに不慣れなこの年代のユーザーにも使いやすい工夫をこらしています。たとえばシニア層も見やすいように文字やラジオボタンの大きさや行間の幅など、デザインには非常にこだわっています。

 またインターネット以外でも「HOME'S介護 入居相談室」という電話での相談窓口を設けて、専門スタッフが親身になってサポートしています。

―その効果を教えてください。

 圧倒的な問い合わせ数につながっています。月間のサイト利用者数は国内最大級の110万人以上。そのことが顧客である介護事業者の信頼を勝ち取ることにつながり、業績を伸ばすことができています。

 そのずば抜けた問い合わせ数の背景には、ユーザー本位のサイト設計のほかに、国内最大級の不動産・住宅情報サイト『HOME'S』の知名度、そしてきめ細かな情報を提供していることもあります。入居者の関心が非常に高いにもかかわらず、ほかの媒体では軽視されがちな情報もこまめに集めて掲載しています。

 たとえば「入居者とスタッフがどんな交流をしているか」といった情報。交流している様子の画像を掲載するだけでも、その施設への関心を高めることができます。

―泉さんがこの事業に携わった経緯を聞かせてください。

 私が2010年にネクストに入社した際、新規事業として立ち上がって間もない『HOME'S介護』に偶然携わることになりました。

 もともとサイト運営の知識や経験はありましたが、介護業界の経験や専門的知識は全くありませんでした。そこは顧客やユーザーの方に聞くなどして、積極的に学びました。

 そしてサイトの充実に力を注いだ結果、利用者数や問い合わせ数が右肩上がりで伸び続け、2012年頃には「HOME'Sさんが1番ですね」とお客さまから評価していただけるまでになりました。

「健康なままでいたい」そんなニーズにこたえたい

―今後について、どんなビジョンを描いていますか。

 介護施設情報の提供サービスは、シニアマーケットを攻める入り口として位置づけています。実際、介護が必要な高齢者よりも、健康な高齢者のほうが多い。そして健康な人たちは「介護が不要な生活をずっと続けたい」と考えています。そうしたニーズにこたえるような健康を維持するためのサービスなどには大きなチャンスがあるのかなと考えています。

 また、Web関連のビジネスの流れは速く、状況はあっという間に変わるので、つねに新しいことにチャレンジしていきたいです。若いメンバーには「ここをステップにどんどん成長していってほしい」と伝えています。シニアの暮らしに関わる全ての人々が笑顔あふれる社会の仕組みを創る。このビジョンをもとに、世の中の問題を解決する新しいサービスを創っていきたいですね。

会社概要

―株式会社Lifull Senior

設立/2015年7月
資本金/5,250万円
事業内容/老人ホーム・高齢者住宅検索サイト『HOME'S介護』の運営ほか
URL/http://lifull-senior.com/

「近くに手ごろな収納スペースがあれば利用するのに」。そんなニーズにこたえ、全国のレンタル収納スペースを紹介するサイトを運営するのがLifull Spaceだ。ネクストの新規事業提案制度を活用してビジネスを立ち上げた代表の奥村氏に、今後のビジョンなどを聞いた。

検索範囲を地図上で自由に選べる設計が好評

―サービス内容を教えてください。

 レンタル収納スペースを紹介するWebサイト『HOME'Sトランクルーム』を運営しています。全国に約8000あるレンタル収納スペースのうち、およそ6000施設を網羅。そうした施設を利用したいユーザーが検索し、問い合わせたり、実際に足を運べるようサポートするサイトです。

―サイトの特徴はなんですか。

 おもに3つあります。

 ひとつは、顧客であるレンタル収納スペース運営者にとって費用対効果の高いサービスであること。サイト掲載ごとに課金するのではなく、問い合わせ1件ごとに課金する成果報酬型なのです。

 次に、ユーザーが最寄りのレンタル収納スペースを見つけやすい検索エンジンをそなえていること。市区町村や沿線からだけでなく、地図上で検索範囲を自由に設定してレンタル収納スペースを探せます。

 たとえば「職場の近くに収納スペースはないか探そう」というとき。その職場が区と区の境界線の近くにあったとしましょう。区ごとに検索するシステムでは、まず職場のある区で探し、次に隣の区で探さなければならない。そんな手間を省くための機能です。

―3つめの特徴はなんでしょう。

 約6000施設、4万タイプ以上という業界最大級の掲載数です。検索できる施設の多さはユーザーの利便性に直結するため、事業開始当初からこだわったポイントです。成果報酬型にしたことで、クライアントが掲載数を制限する必要がなく、より多くの施設掲載につながっています。また、『HOME'S』のブランド力で営業活動がスムーズに進んだことも大きかったですね。

―ネクストの新規事業提案制度を活用して立ち上げたビジネスだそうですね。

 はい。自分自身が過去に収納スペースが足りずに困った経験から、レンタル収納スペースには大きなニーズがあると気づいたんです。それを事業プランにまとめ、2012年に社内の新規事業提案制度「Switch」に出したところ、優秀賞を受賞。その後、事業計画の策定やサイト設計、プロモーション、営業まで、すべてに関わりゼロからつくりあげました。

 そして昨年、子会社化に際し社長になったのです。

今後はシェアリングエコノミーを活用したサービスも構想

―アイデアの段階から育ててきたこの事業を、今後どのように成長させていきますか。

 レンタル収納スペース市場の規模はアメリカでは約2兆円。日本はまだ約500億円で、利用率もアメリカの10世帯に1世帯ほどに対して、日本では150世帯に1世帯ほどです。国内の成長余地は大きいとみています。当社は対前年比で売上250%増と大幅に成長をしていますが、今後も自分自身のユーザー視点で、サイトを改善しサービスを深化させていきます。

 そして、レンタル収納スペースだけでなく、シェアリングエコノミーの発想でさまざまな領域でのレンタル仲介事業を構想しています。たとえば、誰でも自由に貸し借りできるものを遠隔地の空きスペースで管理し、そのスペース内にあるものはWeb上で自由に予約して利用できるようなイメージです。そんなみんなで使える「ドラえもんのポケット」のような仕組みができたらいいですね。

会社概要

―株式会社Lifull Space

設立/2015年7月
資本金/750万円
事業内容/レンタル収納検索サイト「HOME'Sトランクルーム」の運営、滞納保証「あんしんトランクルーム保証」のとりあつかい
サービスURL/https://www.homes.co.jp/trunkroom/

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