累計経営者579人に取材、掲載社数291ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

IT業界の起業家インタビュー

IT平凡な日常に疑問を抱く学生に成長機会を提供したい

株式会社キュービック 代表取締役 CEO 世一 英仁

自社運営のインターネットメディアをベースに、成果報酬型のWebマーケティング事業で急成長を果たし、近年注目を集めているベンチャー企業がある。キュービックだ。注目の理由は、その高い集客技術力もさることながら、特異なビジネスモデルにある。若手を中心とした50名以上の精鋭社員の活躍はもとより、その2倍にあたる100名の学生インターンが成長のけん引役になっているのだ。独自の人材活用術で成長を続ける同社のビジネスモデルについて代表の世一氏に聞いた。

※下記はベンチャー通信64号(2016年6月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

100名のインターンが活躍

―事業内容を教えてください。

 インターネットメディアやスマホ用アプリといった自社メディアを使ったWebマーケティング事業を展開しています。当社メディアにユーザーを集め、クライアントに広告効果を提供することが当社のミッション。当社ビジネスの特徴は、広告掲載費を一切もらっていないことです。当社のバリューはあくまで「クライアントの新規顧客の獲得」なので、料金は集客効果に対する成果報酬型としています。ですから、集客につながらなければ当社の収入はゼロ。いわば、営業力ではなく集客技術の高さで勝負している会社なんです。

―どのようなメディアを運営していますか。

 従来展開してきた金融、人材、美容、士業の4分野にくわえ、この1年で展開分野を一気に拡大しています。たとえば、今年は電力自由化の年。先を見越して昨年、電力関連のメディアを立ち上げました。僕らのようなメディア事業者には「企業と顧客のあいだにある情報格差を埋める」ことも社会的な役割として求められます。その理念のもと、ユーザーに情報がいきわたっていない業界でメディア運営し、よりリアルな情報を伝えることでプレゼンスを発揮していきたいと考えています。

―インターンが多く活躍していると聞きます。

 そのとおりです。現在、100名のインターンが在籍しています。社員数の2倍です。メディアのコンテンツ企画や編集をはじめ、リスティング広告やFacebook広告の運用などのWebプロモーション、さらにはサイトの改善施策提案など、重要な業務の多くをインターンが支えてくれています。

責任範囲を定め、後は任せる

―なぜインターンに重要な業務を任せることができるのですか。

当社のビジネスには、顧客情報や個人情報をあつかう場面が極めて少ないという特徴があります。また、成果報酬型というビジネスの構造上、顧客の資金を預かって運用するケースも少ない。以上2点から、インターンがなんらかの失敗をしても、顧客やユーザーに迷惑をかけることは少なく、そのリスクを社内で吸収し、むしろ彼らの成長機会とすることができます。そのため責任範囲を明確にしさえすれば、「後は任せるから」とインターンに大きな裁量を与えられるのです。仕事を任されたインターンにとっても、やりがいを感じやすい環境ではないでしょうか。

―インターンを育成し、活躍させる際に大事にしていることはなんでしょう。

 なんのためにインターンに参加しているのか、目的意識をもってもらうことですね。学生ですから学業が本分ですし、サークル活動などにも忙しい。仕事とのバランスがうまく取れずモチベーションが下がってしまうことがあるのもむしろ自然です。そんなとき、自分がなんのためにインターンに参加しているのか目的意識をしっかりもっていれば、仕事へのモチベーションを取り戻せます。だからこそ当社では、インターンの人生に一緒に向き合い、「将来なにをしたいのか」「そのためにこの会社でどんな力を身につけたいのか」という意思疎通を大事にしていますね。

腕に覚えのある人ほど成長機会を手にするべき

―どんな学生に参加してほしいですか。

 大学に入ってサークルや飲み会で遊んで、3年生になると突然、就活だからと髪を黒く染めてスーツを着はじめる―。そんな学生生活に疑問を感じることができる学生に来てほしいですね。「遊んでいるだけの学生生活じゃダメだ」と考えられる意識の高い学生は、当社との親和性は高いはず。当社は意欲があれば成長機会を手にできる環境ですから。

 最近は大学1、2年生のインターンも増えていますね。意識の高い学生は3年生の就活開始時期を待つまでもなく、早くから「遊ぶだけの学生生活」には疑問をもっているものです。そのため当社では最近、大学1、2年生のインターン受け入れに力を入れています。

―ベンチャー企業への就職に興味をもつ学生にメッセージをお願いします。

「みんな行くから有名企業」「念のため大手企業」という安易な考えで会社選びをするべきではないと強く思います。腕に覚えのある人ほど、若いうちから裁量範囲を広くとれる道を選び、成長機会を手にするべきです。

 早くからインターンで仕事や社会に触れ、判断材料を得ておくことは、いざ進路について考える際に極めて有効です。将来どんな道へ進むにしても、1、2年生から意識を高く行動していれば多くの社会をみることができ、地に足のついた決断ができる。目的意識もなくアルバイトやサークルで時間を浪費するのはあまりにもったいないですよ。

その他のIT起業家の記事

※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。

ベンチャー通信

ベンチャー通信
ベンチャー情報雑誌

「ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを取材」をコンセプトに編集している、2000年創刊のベンチャー情報雑誌です。

ベンチャー通信への掲載・取材希望の方

ベンチャー企業の採用力強化、自社の成長性・知名度アップのため、ベンチャー通信に貴社の取材記事を掲載してみませんか?

  • ベストベンチャー100
  • 注目の西日本ベンチャー100
  • 人財力100 人材採用と育成に力を入れている100社
  • 活躍しているエンジニアの職場を取材!Tech通信ONLINE
  • INOUZ Times

ベンチャー通信メールマガジン

ベンチャー通信注目の企業や、ビジネスニュースなどの情報をお知らせします。

ご登録はこちら

pagetop