累計経営者579人に取材、掲載社数282ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

IT業界の起業家インタビュー

IT日本でNO.1のクラウドサービス提供会社を創る

クラウディアジャパン株式会社 代表取締役 瀬戸口 将貴

「日本でNO.1のクラウドサービス提供会社を創る」―。高い志のもと2013年の設立以来、対前年度比150%成長を続けている注目のベンチャー企業が福岡の地にある。クラウディアジャパンだ。いま、同社代表である瀬戸口氏の視線の先にあるのは「2020年の株式上場」という大きな目標である。今後の成長戦略とビジョンについて、同氏に聞いた。

※下記はベンチャー通信64号(2016年6月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

社会人初日に独立起業を決断

―まずは起業の経緯から教えてください。

 私の社会人としての人生は、大手通信会社の地域販社で総合職としてスタートしました。2002年11月のことです。じつはその入社初日が、起業を志した瞬間なんです。導入研修の初日、あいさつに立った役員は「社会人としての成功はふたつ。官僚や大企業の役員などのトップエリートとして世を動かすか、起業するかのどちらかだ」と語りました。その言葉が強烈に心に響いたんです。

 その直後に、「10年後の人生目標を記入せよ」と紙を渡された。私はそこに10年後の独立起業とそこから逆算したキャリアステップなどを書きました。クラウディアジャパンの設立が2013年1月。結果として、この人生目標を忠実に実現させることができたんです。その紙はいまも大事に保管していますよ。

―どのような事業を展開しているのですか。

 クラウドコンピューティングを活用し、お客さまの生産性向上に貢献するITシステムの提案・開発・構築を一貫して手がけています。製品はセールスフォース・ドットコムやGoogleが提供するクラウドシステムだけでなく、自社開発の管理系クラウドシステムもあつかっています。

 クラウド事業に着目したきっかけは、前職の通信会社でクラウド事業の立ち上げを経験したことです。まだクラウドという言葉も普及しておらず、技術の利点よりも前に「クラウドとは」から説明しなければならない困難なスタートでした。しかし、「生産性向上に必要なITシステムを低コストで実現する」というクラウド技術の将来性には強い確信があったので、「必ずこの事業は成功する」という勝算はもち続けていました。

仕事の本質的な価値とは他人への貢献度

―発足後は急速な事業成長を続けていますね。

 はい。設立以来、この3年間は目標の対前年度比150%成長をクリアしています。当社は設立に当たり「日本でNO.1のクラウドサービス提供会社を創る」というビジョンを打ち立てました。それを実現するには、年率30%というクラウド市場の成長を上回る成長を続けることは最低限の目標です。

 それでも、事業の拡大ペースはもっと上げたい。そのためには当社にとって競争力の源泉である人材に積極的に投資していきます。採用活動を拡大する一環として、今年度から初めて新卒採用にも乗り出しています。

―新卒採用を開始した理由はなんですか。

「新卒入社の人材こそがその企業の文化をつくる」と考えているからです。設立以来のこの3年は成長を第一に考えてきましたが、これからは企業文化の醸成・継承にもチカラを入れたい。企業は100人を超えると文化は固まってしまうといわれます。企業規模を考えると、いまが最適なタイミングなんです。

―継承したい企業文化とはなんですか。

 ふたつあります。ひとつは社会貢献です。当社では設立以来、全社員による月1回の奉仕活動を続けています。たとえば、NPO団体のシステム構築を無料で請け負ったり、公共施設の清掃活動をしています。これは決して対外的なイメージ向上が目的ではありません。仕事に対する感受性を高めるためです。

 仕事を単なるお金の対価ととらえてしまうといつしか、得られる感謝や他人への貢献度といった仕事の本質的な価値が見えにくくなってしまう。お金が発生しない奉仕活動で、その本質を再認識することができます。

 もうひとつは、IT産業にみられがちな、長時間労働の文化を排したい。深夜残業や休日出勤を極力なくす努力をしながら、有休消化率はつねに100%を維持しています。

今年は全国展開にも着手

―なぜ長時間労働をしなくていいのですか。

 大手の下請けをいっさいしないからです。大手の下請けに入ってしまうと、単価が抑えられる。それをカバーするために長時間労働が必要になる。その構造を変える必要があります。

 当社は、低コストで導入できるクラウドの利点を活かし、これまでITベンダーが開拓してこなかった中小企業などの空白市場をターゲットにしています。そのため自社の営業力だけで市場を広げることができています。

―ベンチャー企業に関心のある学生にメッセージをお願いします。

 当社には2020年の株式上場という目標があります。それに向け、今年は福岡以外に関東や関西にも新たな拠点を構築する計画があります。また、サービスラインアップの拡充も進めており、社内には次々と新しい仕事が生み出されています。会社を大きくしていく醍醐味を一緒に味わいたい本気度のある学生は、ぜひ当社にチャレンジしてほしいですね。

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