累計経営者579人に取材、掲載社数300ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

不動産業界の起業家インタビュー

HEARTSグループ 代表取締役社長 兼 CEO 植西 剛士

不動産“いいヤツ”で団結し無限に飛躍する

HEARTSグループ 代表取締役社長 兼 CEO 植西 剛士

2015年7月の設立から1年間で売上高59億円、経常利益3億円。初年度から圧倒的な実績を誇るHEARTSグループ。投資用不動産の買い取り・販売を中心とした総合不動産事業を手がけ、2年目は前年比200%を超えるスピードで成長街道を爆走中だ。同社代表の植西氏は「人柄重視の人財採用が、つまり“いいヤツ”を集めたことが奏功した」と語る。その具体的な意味を同氏に聞いた。

※下記はベンチャー通信66号(2017年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

東京五輪後も活況続く不動産業に大きなチャンス

―事業内容を教えてください。

 総合不動産ベンチャーとして、3つの事業の柱があります。

 まず、北海道から沖縄までの全国で1棟ものの収益不動産を買い取り、不動産会社や一般の投資家に販売する事業。次に、東京をはじめ大都市圏の投資用の区分中古マンションを買い取り、必要であればリノベーションして投資家に販売、その管理まで手がける事業。そして最後に、関東の1都3県で展開している不動産の売買・賃貸仲介事業です。

 アベノミクスの異次元金融緩和による不動産業界の活況は、いぜん続いています。2020年の東京オリンピックの後も好況が続くとみていて、事業拡大の大きなチャンスがある業界です。

―2015年7月設立で、初年度から59億円を売り上げたそうですね。いくら景況がよくても、“駆け出し”の不動産会社の実績としては驚異的です。好調の要因はなんでしょう。

 人財採用と育成に力を入れてきた結果です。採用にあたっていちばん重視しているのが人柄。だから、当社のメンバーはみんな〝いいヤツ〟なんです。「謙虚である」「あいさつやお礼ができる」「他人を思いやれる」「ウソをつかない」「素直である」、そして「ブレない真っ直ぐさ」といった、人間として当たり前のことができているメンバーばかり。

 だから、既存顧客から新しい顧客を紹介してもらえたり、取引先から優良物件を紹介してもらえたり、銀行から「あなたが推薦する人物なら、融資しましょう」と信頼してもらえる。そのため、大きな成果をあげられるわけです。

―なるほど。でも、人間だれしも弱いものです。大きな成果をあげたらテングになってしまい、〝いいヤツ〟ではなくなってしまう人がいそうです。

 それを防ぐために、私は日ごろから「謙虚になれ」と、メンバーにいい聞かせています。朝礼で伝え、昼礼で伝え、終礼で伝える。全社にメールで発信するときにも、同じことをいっています。たとえば「好調なときほど、反面教師に学べ」と伝えています。お酒の場で暴言をはいてしまい、会社をつぶしてしまった経営者の例とか。落とし穴にはまるリスクが高いのは、成功したときなんです。

 成果をあげたとき、絶対に、それを「自分ひとりで達成した」とカン違いしてはいけない。よい顧客、よい取引先、よい融資先、よい社内メンバーに恵まれ、その人たちに「お世話になった」という感覚。これを失ったとき、成長は止まってしまうからです。でも、謙虚であり続け、たとえば上司や先輩の〝耳の痛い〟お説教でも素直に聞いていれば、ずっと成長を続けられる。限界はないんです。

年間売上高200億円はもう見えている

―個々のメンバーが青天井で成長してくれれば、会社も無限に成長できますね。

 その通りです。実際、設立2期目に入って5ヵ月で、すでに売上高が50億円に達している。1期目から200%増のペースです。これは既存のメンバーのスキルや知見、それに顧客や取引先・金融機関からの信頼が200%以上の割合で高まっている結果なんです。

 既存メンバーの底上げに新メンバーの採用をプラスすることで、年間売上高200億円は、もうすでに見えています。

―〝いいヤツ〟であること以外に、採用条件はありますか。

 広い意味では人柄ですが、「やる気がある」「がまん強い」ということも重視しています。それに最近、「健康である」もくわえました。人柄がよかったので採用した人財が、身体をこわし、入社後に休み続きになってしまった例があったからです。「なるほど、だから大企業では通常、採用にあたって健康診断をしているのか」と。

 不動産にかんする知識や経験はいっさい問わず、人柄を最優先しています。〝いいヤツ〟であれば教えたことを素直に吸収するので、短期間に戦力として育成できるからです。

やみくもな拡大はせず〝残業ナシ〟を続けたい

―人財力を高めた先にあるビジョンを聞かせてください。

 2019年のIPOを見すえています。そこへ向けて業績を伸ばしていきます。ただし、やみくもに規模拡大を追求するわけではありません。規模拡大を最優先すると、どこかでゆがみが出てくるからです。

 たとえば顧客に優良ではない物件を売ってしまう。不動産の管理が行き届かず、顧客の利益をそこなってしまう。あるいは社内で、過剰な労働が生じてしまう、といったことです。いまは朝9時出勤で、夜の7時にはほとんど帰宅しています。この状況を続けたいからです。

―中長期の成長戦略を教えてください。

 将来的には最先端テクノロジーの活用とグローバル展開を視野に入れています。

 いま、私たちは数多くの投資案件をあつかい、そのデータが蓄積されている。これとAI(人工知能)を組み合わせて、たとえば年収と家族構成、将来のライフプランを入力すると、すかさず「こんな不動産投資が最適ですよ」と提案できるツールを開発するといったことを考えています。

 海外展開としてはアジア、米国のハワイや西海岸、ヨーロッパなどに関心があります。これらの構想を実現させて、世界的な総合不動産会社へと成長していきたいですね。

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