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ベンチャー通信編集部注目の起業家インタビュー

注目「スポーツ×Web」でつくる未来に君たちも参加できる

株式会社プラスクラス 代表取締役 平地 大樹

プロをめざし続けたバスケ選手から豊富な実績を誇るWebコンサルタントへ。めずらしいキャリアをもつのがプラスクラス代表の平地氏だ。そんな同氏ならではといえる、プロスポーツチームのWebマーケティング支援事業に本格的に乗り出した。「5年後のIPOをめざし、新たなメンバーを募集する」という。ビジョンの具体的な内容と求める人物像を平地氏に聞いた。

※下記はベンチャー通信66号(2017年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

スポーツ市場の拡大を国をあげて推進中

―アベノミクスの一環として、国は「スポーツビジネスの市場規模を10年後に15兆円にまで拡大させよう」とうたっています。現状は5兆5000億円程度。達成できますか。

 Webの活用が今よりも進めば、実現性は十分にあります。今年7月、サッカーのJリーグがイギリスの動画配信会社と放映権契約を結び、「10年間で約2100億円」という金額が話題になりました。「スポーツ×Web」の領域には大きな可能性があるんです。

 ただし、現状の日本ではWebマーケティングの活用度は低い。プロスポーツチームがWebマーケティングにかける予算は、同じビジネス規模のBtoC企業の平均とくらべると、10分の1と言っても過言ではないと思います。

―なぜ活用されないのでしょう。

 主に2つの理由があります。ひとつは、集客に予算を使おうとしないこと。国内のプロスポーツチームの大半は大企業の傘下にある。スポンサー収入で成り立ってしまっていること自体に問題があるのかもしれません。

 もうひとつは、スポーツ界はスポーツ出身の人材が多く、それが必ずしもスキルの高いビジネスパーソンとは限らないことです。

“スポーツ界の言葉”を話すWebの専門家を擁する

―スポーツとWebマーケティングの両方に精通する人材がいない、と。

 ええ。そこで私たちの出番。バスケ選手だった私やスポーツメディアのディレクター、元・甲子園球児のWebコンサルタントなど、スポーツチームの担当者と“スポーツ界の言葉”で会話できるWebの専門家が、多く在籍しています。

 そして、スポーツ界の状況も変わりはじめています。親会社が「自社の福利厚生費」と考えて、スポーツチームにおカネをつぎこんでくれる時代は終わり、マーケティングにチカラを入れるチームが少しずつ出てきています。本当の意味でのプロ化です。

―なるほど。そうした追い風を受けて、今年2月に新会社プラスクラス・スポーツ・インキュベーション(以下、PSI)を立ち上げ、本格的にスポーツチームのWebマーケティング支援事業に乗り出したわけですね。

 はい。すでにいくつか、支援の成果が出はじめている事例もあります。デジタル広告やSNS、Web制作や動画制作を活用したプロモーションで集客数を伸ばしています。

 今後は、映像コンテンツを活用した支援に、今以上に注力していきます。試合風景や選手インタビューなどの短い映像をチームのWebサイト、YouTube、Instagramなどにアップし、集客につなげる。また、チームへのアプリ導入にも注力し、営業面では大手スポーツメディアと連携し、体制を強化する予定です。

引退アスリートを支援したい そのために5年後にIPOを

―先進的なWebマーケティング手法を適用するのですね。では、Webに精通した経験豊富な人材を厳選して採用するのでしょうか。

 いいえ。知識・経験は問いません。「スポーツは大好きだが、Webのことはよく知らない」という人でも大歓迎。「まず、Webコンサルティング会社であるプラスクラスに入社してもらい、ノウハウを身につけてもらう。その後、PSIに移ってスポーツチームのマーケティング支援に携わってもらう」。そんなキャリアコースも想定しています。

―今後のビジョンを教えてください。

「スポーツ×Web」の領域で市場を創り出し、そのなかでナンバーワンの企業になりたい。そして5年後の株式上場をめざします。そこで調達した資金で、スポーツ選手のセカンドキャリア支援に取り組んでいきます。

 今は引退後に生活していく道が限られているので、子どもが「スポーツ選手になりたい」といっても、親がとめてしまう。

 スポーツ界の人々が稼げるようにして、もっとスポーツを身近な存在にしたいんです。たとえば、「月曜日はいつも学校や職場で前日のスポーツの試合の結果が話題になる」とか。そんな社会を実現することに関心があるなら、ぜひ、私たちにジョインしてほしいですね。

2016年、サッカーのJ2で優勝、J1昇格を決めた北海道コンサドーレ札幌。じつは、10位と低迷した2015年シーズンに、前年比1.3倍の集客に成功した。その影にプラスクラスの存在がある。チームのWebサイトのチケット購入用ページを、試合ごとに作成する。連敗中の相手との試合なら「これ以上負けられない」。試合ごとにキャッチコピーをつけ、試合の意味を解説して、観戦に行く意欲を盛り上げた。また、スマートフォンで閲覧しやすいページに改善。これらの工夫により、Webサイトからのチケット購入は前年から2.5倍に増加した。

千葉県船橋市を本拠地とする、B.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム、千葉ジェッツ。リーグでの成績は中位にとどまっているが、ここ最近のシーズンは集客数を劇的に増やしている。ここにもプラスクラスの尽力がある。コンサドーレと同じく、試合ごとのチケットページを制作すると同時に、SNSでのプロモーションに注力。千葉エリアでのFacebook広告を展開した。開始当初は特に船橋や千葉を中心に強化し、観戦に来る主力層である「同市在住の10~40代」にアプローチすることで、集客アップに成功したのだ。

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