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IT業界の起業家インタビュー

IT本当の仕事のおもしろさを君は知っているか

トレスイノベーション株式会社 代表取締役社長 塚本 翔太

オシャレなカフェと豊かな自然が同居し、人気を集める東京・中目黒。2015年に旗揚げしたITベンチャー、トレスイノベーションがこの街にかまえるオフィス内は活気にあふれている。メンバー自ら考え、計画し、行動するカルチャーがあり、“本当の仕事のおもしろさ”を感じさせてくれる職場だからだ。同社代表の塚本氏に、独自の人材マネジメント術を聞いた。

※下記はベンチャー通信66号(2017年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

「自分で勉強しろ」なんてベンチャーのやり方ではない

―事業内容を教えてください。

 ITベンチャーとして、ホームページ制作・運用、アプリの開発・企画・受託、インターネット広告、自社メディアの運用をおもな事業にしています。いま、とくに注力しているのは地方での事業展開の強化。福岡ではローカルTVCMとWeb動画をリンクさせるプロモーション事業やニッチメディアのコンテンツコンサルティング事業を展開。さらに、札幌でも新たなビジネスを立ち上げる計画です。

―2015年の設立後、短期間で業容を急拡大できた要因はなんでしょう。

 外部のコンサルタントの知恵を借りたからです。私が起業前に在籍したベンチャー企業は、どこも「自分で勉強しろ」というスタイルでした。いうのは簡単ですが、実際にはスキルが身につくスピードには限界があります。それでは企業成長はなかなか加速しません。

 ずっと「このやり方はおかしい」と思っていました。だから、学歴や経験を問わずに社員を集め、雑草魂の会社として当社を立ち上げたとき、「しろうとらしく、プロにきっちりと教えてもらおう」と。

道はオレがつくる。あとはオマエラしだい

―なるほど。しかし、教えてもらったことを実行に移すだけでは、メンバーのモチベーションが上がらないのではありませんか。

 いいえ。基本的なことはプロから学びましたが、それをどう現実のビジネスに適用し、推進していくかは個々の社員にまかせています。「道はオレがつくるから、それを広げて進んでいくのはオマエラしだいだぞ」と。

 やってみたいことがあればいつでも提案でき、それが通ってしまう会社です。成功すれば高く評価し、失敗を重ねても「最終的に成功すればいいよ」という考え方。ウチには大企業のかたくるしいやり方をもちこむ社員はいません。みんな考え方は自由で柔軟。だから仕事にワクワクできて、新しい価値を生み出すおもしろい仕事ができていく。

―具体例を教えてください。

 たとえば、いまフェイスブックの広告運用を担当している社員は、前職はまったく違う職種。ゼロから学んで、いまでは当社の営業エースに成長しました。このように、未経験者でもひとつの事業をつくりあげていけるんです。そんな「おもしろ、カッコいい」仕事を、若い社員みんなに謳歌してもらいたい。

 私は社員が楽しいと思ってくれる、社員が辞めたいと思わない会社にしたい。その決め手が、自分で考えた提案を自ら実現できる環境なんです。

―塚本さんが、そうした考え方にたどりついた経緯を聞かせてください。

 私の場合、挫折がすべての始まりでした。インターネット広告をあつかう前職のベンチャー企業で、社長からずいぶん期待してもらったにもかかわらず、営業成績がなかなか上がらなかったんです。その前の会社まで、成績が上がらないことなどなかった。だから焦りと自信喪失の負のスパイラルにはまってしまい、途中で退社してしまいました。

 でも、少し考えた後に開き直ったんです。「自分に合わない会社でやるのではなく、自分で会社を立ち上げればうまくいくだろう」と。根拠のない勝手な理屈ですが。そこで古くからの友人たちに声をかけ起業しました。 そんないきさつで立ち上げた会社なので、「あわない人がいない会社」にしたかった。自分で考えて提案したことを自分で実現していけるなら、「あわない」って、ありえないでしょう。

社員一人ひとりのよいところを伸ばしていける企業でありたい

―そんな人材マネジメントが功を奏し、現在の急成長につながっているわけですね。今後、どんなビジョンを描いていますか。

 自社メディアの充実と福岡・札幌での新規事業の推進、それにSES事業でのエンジニア派遣の拡大。そして新たにEC事業を立ち上げます。社員50名以上の規模になっていくでしょう。その先にIPOを見すえるためにも、適材適所で人を活かすことを考えながら、社員一人ひとりのよいところを伸ばしていける企業でありたいですね。

―最後に、若者に向けてメッセージをお願いします。

「挫折してもなんとかなる」と伝えたい。私の場合、「もう失うものはない」と開き直ったことが、新たなスタートになりました。だから、いちど挫折したくらいではあきらめず、絶対に夢を追い続けてほしい。当社であれば、その想いはきっとかないますよ。

塚本 翔太(つかもと しょうた)プロフィール

1987年、埼玉県生まれ。美容師を経て、知人に誘われ広告代理店の立ち上げに参画。まったくの未経験からITビジネスの実績を積み、営業として好成績をおさめる。インターネット広告のベンチャー企業数社を経た後、2015年に中学時代の友人など3名とともに、トレスイノベーション株式会社を設立して代表取締役社長に就任。新規事業を積極的に展開し、現在も業容を拡大中。5年後のIPOを目標に走り続けている。

企業情報

設立 2015年1月
資本金 300万円
売上高 2億円
従業員数 12名
事業内容 ITソリューション事業、インターネット広告事業、自社メディア運用事業、SES事業、アプリ企画 受託開発
URL http://tresinnovation.co.jp/

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