累計経営者579人に取材、掲載社数278ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

IT業界の起業家インタビュー

IT歴史に残る“人”と “サービス”を生み出す

株式会社ウェンドレス 代表取締役社長 菅原 隆太郎

※下記はベンチャー通信66号(2017年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

メンバーのアイデアを形にしたユニークな社内制度

―「会計事務所出身のエンジニア」という異色の経歴だそうですね。

 はい。私はもともと商業系の高校を出て会計事務所に勤務した、完全な会計人間。エンジニアの素養はまったくなかったんですが、会計事務所時代からいつも“かゆいところに手が届く会計システム"が無いなと思っていました。そこで、独立後に業務のかたわら、会計ソフトを自己流で開発しているうちに、エンジニア業が本職のようになってしまいました。

 2011年にアメリカでFコマースと呼ばれるFacebookで買い物ができるサービスが出てきました。日本でも必ずはやると思い、会社を設立して関連アプリを開発。7000ユーザーを超えるヒットとなりました。しかし、諸事情により、SNS関連事業を継続できなくなったんです。そんなとき、代表の菅原に入社を誘われたんです。それまで菅原とは仕事で付き合いがあり、そのビジョンや有言実行ぶりに魅力を感じていました。「彼の可能性に賭けたい」と思い、入社を決意しました。

―事業統括本部長として、どのように会社をまとめているのですか。

 若手が日々仕事を「楽しい」と思える環境をいかにつくるか、工夫を重ねています。組織もメンバーも若く、勢いがあることがこの会社の魅力です。成長意欲のある若いメンバーが主体性をもって仕事に取り組んでいるからこそ、この成長が実現できているのですから。

 たとえば、当社では「自転車通勤ルール」など、ユニークな制度が次々と生まれています。それらはメンバーが主体的に出し合ったアイデアが形になったものなんです。制度づくりを通じて若いメンバーには「自分が会社をつくるんだ」という意識がめばえています。

お金を稼ぐためだけに仕事をしてほしくない

―ほかにはどんな工夫がありますか。

 メンバーとは定期的に面談を重ね、つねに「やりたい仕事ができているか」を確認しています。社内でやりたい仕事がほかにあるなら必要に応じて部署異動もひんぱんに行います。お金を稼ぐためだけになんとなく仕事をしてほしくないんです。仕事を「楽しい」と思うためには、やりたい仕事をすることがいちばんですからね。そのほうが成長も早い。

―今年から新卒採用をはじめるそうですが、学生にメッセージをお願いします。

 当社は、新メンバーにはITの知識はまったく問いません。門戸を広げて、新メンバーを受け入れる方針です。当社の環境が合うか合わないかは、実際に入ってみなければわからないですから。重要なのは、自分がやりたいことはなにか、自ら考え、行動に移せる主体性です。

 当社は3年後の上場という目標を掲げています。会社上場時のメンバーとして、上場をめざす会社の空気感を味わうだけでも貴重な人生経験になると思います。少しでも関心のある方は、アルバイトでもインターンでもいい。いちど参加してほしいですね。

スピードは重要な顧客サービス

―原さんは最年少の事業責任者と聞いています。

 主力事業のひとつであるWeb広告課の課長を務めています。当社では、事業主体となる各課が独立採算性をとっているので、事業責任者という位置づけですね。2年前の当社設立に参加したのが22歳のとき。現在24歳で、責任ある仕事を任せてもらっています。

―業務内容を教えてください。

 インターネット広告を使ってお客さまの売上拡大に貢献することです。当社の広告は、契約期間を設けていないのが特徴です。広告効果に不満があればいつでも解約できる。それはわれわれの自信のあらわれでもあるんです。どうやったらお客さまのためになるのか、日々愚直に追求しているので、必ずやお客さまの満足のいく仕事ができるという自信です。広告効果のみならず、仕事全体のクオリティーでお客さまの満足度を上げることを心がけています。とくに意識しているのが、スピード。「お客さまへの対応スピード、業務スピードなどは重要な顧客サービスのひとつだ」という信念をもっています。

いまの地位に満足せずもっともっと上をめざす

―仕事にやりがいは感じていますか。

 はい。広告効果に対するお客さまの反応を直接目にする仕事なので、責任も大きいぶん、やりがいも大きいですよ。「お客さまに貢献できている」という実感が得られていることはなによりうれしいです。なぜなら、「社会的に価値のある仕事をしたい」という想いこそ、W-ENDLESS入社の動機だったからです。

 私は高校卒業後、大手通信インフラ会社に就職したのですが、当時は名門大卒者に対するコンプレックスもありましたし、彼らの下で働く自分は「会社の歯車」としか思えませんでした。そんなとき、大きな夢を熱く語り、会社設立にまい進する代表の菅原に出会いました。「この人となら社会的に価値ある仕事ができるのではないか」と思い、転職を決意したんです。お客さまの笑顔に接すると、あの時の転職の決断が間違っていなかったと再確認できます。

―今後のビジョンを聞かせてください。

 今後、続々と加わってくる若手メンバーの目標となれる存在でありたいです。若くして責任ある立場にある以上、「それが自分の責任だ」という自覚は強くもっています。私自身、もっともっと上をめざしていく姿を見せていきたいです。私がいまの地位に満足していては、下から上がってくる若手の道をふさいでしまうことになりかねませんから。

 前職で仕事に悩んでいたとき、この会社に誘ってくれた菅原からのメッセージが、「学歴や経験なんか関係ない」というものでした。それを今度は私が身をもって若手に伝えていきたいと思っています。

菅原社長の第一印象は「すごい」のひと言

―入社のきっかけを教えてください。

 Webデザインの専門学校時代に就職活動をしていた昨年の春、先生から代表の菅原を紹介されたのがきっかけでした。「設立半年の会社だが、とにかく熱くて、魅力的な人だから一度会ってみないか」ということでした。実際に会ってみると、感想は「すごい」のひと言でした(笑)。会社の将来性やビジョンを語る菅原の熱意にただただ圧倒されてしまいました。その勢いに押されて、そのまま入社を決めました。

―なにが決め手になったのですか。

 事業内容も十分に把握していませんでしたが、菅原の話を聞いていて、とにかく「楽しそうだ」と思えたんです。それに、「会社も自分もともに成長していける環境」を探していたのですが、その理想にW-ENDLESSはぴったりだったんです。

―どういうことでしょう。

 学校ではWebデザインの勉強をしていましたが、デザインだけで終わりたくはないという想いもあったんです。システム構築やプログラミングといったエンジニアの仕事にも興味があり、それらを身につけることで仕事の幅が広がるし、その経験は本職のデザインにも活きるのではないかと。しかし、これまで学ぶ機会がありませんでした。

 CTOの水田は、そんな私の想いを受け止めてくれて、「イチから教えるからおいでよ」と言ってくれたんです。その言葉が私の背中を押してくれました。

いまは経験を蓄える時期会社とともに成長したい

―これまでどんな仕事をしてきましたか。

 デザイナーとして入社し、いくつかのWebページのデザインを手がけましたが、数ヵ月経つとすぐに希望がかないました。お客さまのキュレーションメディア立ち上げの責任者に任命され、システム設計やプログラミングなど、希望していたエンジニアの仕事をさせてもらえたんです。

 入社間もない、しかもエンジニア未経験の私に、いきなり大きなチャンスを与えてくれたことには本当に驚きました。3ヵ月間、水田CTOがつきっきりで指導してくれたことで、無事にメディアを立ち上げることができました。

―大きな成長の機会となりましたね。

 はい。入社前の希望がこんなに早くかなえられるとは思っていませんでした。その案件の担当が私ひとりだったので、責任も大きかったのですが、そのぶん、やりがいも大きかったです。イチから教えていただきながら、少しずつできることが増えていき、仕事の楽しさを実感することもできました。いまは経験を蓄える時期だと思っているので、この経験を活かして、これからも新しいチャレンジを続け、会社とともに成長していきたいです。

菅原 隆太郎(すがはら りゅうたろう )プロフィール

1991年、大阪府生まれ。非行に走った青春時代、恩師の言葉に触発され、一念発起で大学受験を決意。1年間の猛勉強の末に2009年、関西学院大学経済学部に入学。学生時代は飲食業や通信事業などで起業を経験する。2013年、大学を卒業し、インターネット広告代理店の株式会社セプテーニに入社。成長企業で新規営業担当として活躍した後、2014年12月に株式会社W-ENDLESSを設立し、独立。代表取締役社長に就任する。「関西企業で20代社長として上場」という初の偉業を達成すべく、2019年のマザーズ上場をめざしている。

企業情報

設立 2014年12月
資本金 900万円
売上高 6億円(2016年11月期見込み)
従業員数 30名
事業内容 webコンサルティング、インターネット広告、風評対策、システム開発、web制作
URL http://www.w-endless.com/

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