累計経営者579人に取材、掲載社数291ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

IT業界の起業家インタビュー

IT世界を変えるような「ワクワクする価値」を永遠に創造し続ける

株式会社ワクト 取締役会長 星山 雄史

※下記はベンチャー通信66号(2017年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

変化対応ではなく、自ら変化を創りだす―。大きく成長したベンチャー企業の共通項だ。星山氏がワクトを起業するまでに歩んだ道のりは、まさに自ら変化を創りだしてきた過程そのもの。起業家、経営者としての底力を養った起業ヒストリーをたどった。

エース級のIT技術者から高校講師に転じた理由

 星山氏のキャリアのスタートは大手情報通信企業のITエンジニア。中学生のときからIT分野での起業を志した星山氏にとり、技術力を磨くには格好の職場であり当然の選択だった。そこで星山氏はインフラ系の技術者として活躍。若くしてチームリーダーもまかされた。

 人間は流されやすいもの。安定した大企業で活躍でき、ポジションも与えられる。ふつうなら、そこに安住の地を見いだしたとしても不思議ではない。だが、星山氏にとって「自分の技術力を上げ、大企業での仕事の仕方を吸収する場。ずっとそう考えていました」(星山氏)。

 最初の転機は突然だった。後進の指導をまかされるようになった星山氏だが、思ったように成長してくれない。そんな悩みに沈みながら行きつけのバーで飲んでいると、たまたま初老の男性と隣り合わせた。そして、星山氏をIT技術者だと知ると、「ウチの高校の先生になってくれないか」。そんな申し出を受けたのだ。初老の男性は、ある学校法人の関係者だった。指定された日時に学校に行くと、そこは面接の場。採用が即決した。

 別に学校の先生になりたかったわけではない。が、その頃、「後輩が思ったように成長してくれないのは、自分に育成力がないからだと痛感していました。その欠けているチカラを養うには、講師の仕事は絶好の機会だと感じたんです」(星山氏)。会社は迷うことなく辞めた。

 受け持ちは情報処理の授業。講師を務めていた期間は2年で、そこで「等身大になって話さなければ相手に伝わらない。そして、『授業が楽しい』と感じてくれれば、生徒はぐんぐん伸びる。このふたつを教えられました。人材育成の方法は講師時代に学ぶことができました」(星山氏)。

豊富な実務経験を積むため小規模ベンチャーで働く

 次に星山氏が選んだのは小規模ベンチャー。技術者として採用されたが、自ら望んで営業職に異動した。もちろん、そこにも理由がある。「単純な話で、技術に通じていても営業がわからないでは経営者は務まらないからです。それに小規模な会社なら、総務、財務、採用、企画など、いろんな仕事をさせられると思いました。たくさん実務経験を積みたかったので、なるべく小規模なベンチャーを探しました」(星山氏)。

 そのベンチャーでは得がたい経験もした。積極投資が裏目に出て、リーマン・ショック後に経営が傾いたのだ。「こうすればダメになる、という法則を学びました。その学びは、いまの自分にとって大きな財産です」(星山氏)。そして、そのベンチャーで出会った信頼できるボードメンバーたちと一緒にワクトを立ち上げた。「築きあげたものを捨て、自ら変化の渦中に飛び込むことは、自分にとって恐怖ではありません。変化しないということは、動きを止めて立ちつくしていること。そんな状態になることこそ、恐怖すべき。これからもワクトは変化し続けていきます」(星山氏)。

星山 雄史(ほしやま ゆうし)プロフィール

1982年、広島県生まれ。インフラ系のITエンジニアとして活躍後、高校講師、ITベンチャーでの営業職経て、2011年に株式会社ワクトを設立し、現職。

企業情報

設立 2011年10月
資本金 1,000万円
売上高 7億円(2017年3月期:予測)
従業員数 29名(2016年12月現在)
事業内容 コンピュータソフトウェアの設計・開発、情報処理サービス業および情報提供サービス、各種情報の収集処理および販売に関する事業、情報処理システム開発の計画作成またはプログラム設計技術者の派遣、労働者派遣事業およびその代理店業務など

その他のIT起業家の記事

※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。

ベンチャー通信

ベンチャー通信
ベンチャー情報雑誌

「ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを取材」をコンセプトに編集している、2000年創刊のベンチャー情報雑誌です。

ベンチャー通信への掲載・取材希望の方

ベンチャー企業の採用力強化、自社の成長性・知名度アップのため、ベンチャー通信に貴社の取材記事を掲載してみませんか?

  • ベストベンチャー100
  • 注目の西日本ベンチャー100
  • 人財力100 人材採用と育成に力を入れている100社
  • 活躍しているエンジニアの職場を取材!Tech通信ONLINE
  • INOUZ Times

ベンチャー通信メールマガジン

ベンチャー通信注目の企業や、ビジネスニュースなどの情報をお知らせします。

ご登録はこちら

pagetop