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IT業界の起業家インタビュー

デジタルソリューション株式会社 代表取締役社長 上田 寛治

ITきみも「真のプロフェッショナル」をめざしてみないか

デジタルソリューション株式会社 代表取締役社長 上田 寛治

※下記はベンチャー通信68号(2017年6月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

たぐいまれな解析技術によって、先端ものづくり産業をけん引するデジタルソリューション。同社を支えるのは、刺激あふれる業務で研さんを重ね、プロフェッショナル人材へと成長を遂げている若手エンジニアだ。そこで今回は、同社が誇る気鋭のエンジニア2名に仕事のやりがいや将来ビジョンなどを聞いた。

自らの研究成果が自動車という成果物を生む喜び

―現在の仕事内容を教えてください。

 自動車の性能解析用の流体シミュレーションソフトを開発し、各種の性能解析を手がけています。自動車に限らず、現在の製造業における製品開発の現場では、実際に試作・実験に入る前に、コンピュータ上で入念にシミュレーションを重ね、開発期間と費用を抑えるのが一般的。シミュレーション技術の重要性は日に日に高まっています。

―どんなところに仕事の魅力を感じていますか。

 探究心や知的好奇心が発揮できるところです。ある物理現象を計算で出てきた数値をもとに読み解き、その仕組みを数式で表そうとするのが数値解析です。その際、いろいろな仮説が考えられるわけですが、「なぜ、そうなるのか」という疑問をつきつめ、自分なりに考えた理論・仮説を立証していきます。そして、ついに求める答えにたどり着いたときに生じる快感は、数値解析の醍醐味だといえます。

 私は大学時代に数学を研究していましたが、そこでは純粋な理論研究の域を出ることはありませんでした。

 しかし現在は、研究の成果が自動車という形ある成果物の開発に直接的に結びつくので、得られる喜びや達成感が違います。大手自動車メーカーの開発陣と対等に仕事ができ、さらに自分の仕事が認められたときなどは、非常に大きなやりがいを感じます。仕事は入社以前に想像していたよりも、ずっと楽しいですね。

専門家が集い新たな挑戦を続ける集団

―デジタルソリューションとはどんな会社でしょう。

 つねに新しいことに挑戦している会社です。社員にも新しいアイデアをカタチにできるチャンスがあるんです。社内で新事業のアイデアを競わせる「アイデア・コンテスト」も定期的に開いており、ここで生まれたアイデアから現在、人工知能開発の新プロジェクトが立ち上がっています。

 また、専門的な強みをもった個性的な人材が多いこともこの会社の特徴です。みな、突出した自分の武器を身につけています。

―今後の夢はなんですか。

 新たに立ち上がった人工知能の開発プロジェクトに参画し、成果をあげることです。具体的には、人工知能を駆使して数学の楽しさを伝えられる教材を開発するのが夢です。そして数値解析やシミュレーション技術の魅力にめざめてくれる人が、ひとりでも増えてくれればうれしいですね。

入力と結果が正確に連動それが計算力学の魅力

―入社した理由はなんですか。

 コンピュータ・シミュレーションに対する興味です。私は大学時代、化学分野の実験を専門としていました。この分野は実験が目に見える結果を示してくれる明瞭さがある反面、指先1ミリの感覚しだいで実験が台無しになってしまうことも。そんな経験を重ねるなかで、入力と結果が正確に連動してくれるシミュレーションや計算力学の世界に強い興味をおぼえるようになったんです。

―現在はどのような仕事をしているのでしょう。

 おもに自動車分野で、物体の形状がもたらす影響を解析する仕事です。たとえば、自動車の車体に前方から風があたったとき、どのような抵抗を生むか。また、ある部品形状が変わったとき、タイヤにどのような負荷が生じ、燃費にどう影響するか、といった研究です。自動車業界では燃費向上は技術者の意地のみせどころ。そこをシミュレーション技術で支援しています。

 入社当初は、小さな部品など自動車開発のごく一部をまかされるだけでした。しかし3年の経験を積み、今では車体や自動車性能全体を大局的に解析する仕事もまかされるようになりました。「自動車開発の最前線に携わっている」という実感が得られるようになり、大きなモチベーションをもって仕事ができています。

専門の研究者でなくても活躍はできる

―仕事を通じて成長した実感はありますか。

 はい。探究心と洞察力が身につきました。ひとつの事象を見て、「なぜ、そうなるのか」、その背後にある複数の仮説、ストーリーを想像できる眼が養われました。そしてその先の進化や発展を想像し、「どうすればそれが可能になるか」をつねに考えるようになりましたね。

―会社の魅力を教えてください。

 手厚い教育環境です。当社は専門性の高い事業を展開していますが、必ずしも専門の研究者だけを採用しているわけではありません。歯学部や農学部出身の人材もいれば、なかには元介護ヘルパーや元自衛官といった人材も活躍しています。そうした人材でも、充実した研修や勉強会のほか、まめにフォローしてくれる上司や先輩の支えのおかげで、早期に専門的知識や技術を身につけられる環境が当社にはあります。

 とにかく新しいものに触れてみるのが、この会社の考え方です。決して簡単な仕事ではありませんが、自分のがんばりしだいで、新しい技術潮流のメインストリームを歩めるチャンスがあります。

上田 寛治(うえだ かんじ)プロフィール

通信機器会社で気象衛星の打ち上げに携わり、NASAの衛星地球局で勤務する。その後、自動車会社に転職し、エンジンのコンピュータ制御に従事。米国の研究開発会社への出向から帰国後、商品戦略部門で米国企業との戦略交渉を経験する。自動車会社を退社し、1999年9月にデジタルソリューション株式会社を設立。代表取締役社長に就任する。

企業情報

設立 1999年9月
資本金 1,160万円
従業員数 64名
事業内容 自動車・航空・宇宙・プラントなどのエンジニアリング分野における解析ソリューションの提供、各種シミュレーションソフトの開発、エンジニアリングシミュレーションコンサルティングなど
URL http://www.digital-sol.co.jp/

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