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IT業界の起業家インタビュー

株式会社エス・ケイ通信 代表取締役 廣瀨 勝司

ITどこまでも一人ひとりに向き合う そこが「ウチらしさ」です

株式会社エス・ケイ通信 代表取締役 廣瀨 勝司

「人財のチカラ。それしかありません」―。設立以来、17期連続の増収増益を記録。成長を続けるWebサービス業界においても、その成長スピードと圧倒的な営業力で一際異彩を放つエス・ケイ通信。冒頭の言葉は、その成長の原動力について聞いた際の、廣瀨代表の答えだ。時流にマッチしたサービスを開発しながら、人財の大
切さも忘れない同氏の経営哲学について聞いた。

※下記はベンチャー通信68号(2017年6月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

「大家族主義」という理念

―事業内容を教えてください。

 O2Oマーケティングに特化したWebソリューションを展開しています。もともとは通信回線や市外電話割引サービスの販売でスタートした会社ですが、業界が過当競争におちいるなか、Web業界へと事業の主軸を移していきました。それが2005年前後。「会社を大きくしよう」と明確に意思決定した時期と重なります。当社にとってひとつのターニングポイントでした。

―それはどんな意思決定だったのですか。

 「社員のしあわせを追求していきたい」という想いから出た結論が規模拡大だったのです。規模が拡大すれば、社内の制度や待遇の改善にもつながり、会社の信用力も高まる。それが、ゆくゆくは社員のしあわせにつながるからです。そこで、まずは営業力の強化を図りました。従来の「テレアポ」や「営業回り」といったアナログ的な手法だけに頼らず、顧客管理のIT化やビッグデータの活用、テレマーケティングシステムの導入などデジタルな仕組みも導入。両軸で営業力を磨きました。

 しかし、もっともこだわったのは、「組織力をいかに強くするか」という命題でした。

―どういうことでしょう。

 営業力は組織力の後ろ盾があって初めて発揮され、会社としての強さになる。それが私の持論です。いくら優秀な営業がひとり、ふたりいても会社は成り立たない。個人の力には所詮、限界があります。個の力をいかに有機的に結びつけ、会社としての営業力を高めるか。それには、社員一人ひとりを「個性をもった存在」として認め、その成長にどこまでも深くコミットすることが必要です。社員の存在を大切に思い、その人生を本気になって考える。その思考の行き着く先が、社員を本当の家族の一員と考える「大家族主義」という考え方でした。これは当社の経営理念として掲げています。

大局的な経営判断を下す際も思い浮かぶ一人ひとりの顔

―「組織力こそが大切」という持論は、そもそもどのように生まれたのでしょう。

 それは、かつて所属していたベンチャー企業での経験からです。その会社の思想は、「営業は兵隊」。朝から晩まで、地道に泥臭く営業に走り回ってくれていたメンバーに対し、「ダメになったら切り捨てればいい」というのが会社の姿勢でした。「いいから、黙ってやっとけ」というような心無い言葉が社内に飛び交っていました。営業メンバーを率いていた私は、その思想が許せなかった。そんな状況で、腐っていく有能なメンバー、崩れていく組織の姿を見せつけられ、「自分は絶対にこんなやり方はしない」と心に誓ったのです。

―「大家族主義」は現在、経営にどう活かされていますか。

 大局的な経営判断を下す際も、一人ひとりの顔を思い浮かべています。現在、社員数は200名を超えますが、一人残らず顔と名前を記憶しています。全社員の顔写真が入った組織図はつねに私のカバンの中にありますから。

 たとえば、転勤や単身赴任を指示しなければならないときは、その社員の家族構成や子どもの就学状況まで当然、考慮に入れています。たったひとりの社員のために社内制度や組織構成を変えたこともありました。そうした決断が、かりにその時点では不合理だったとしても、いずれ同じ立場の社員が生まれたときに活きる。なによりも、そんな会社のことを社員はきっと好きになるはず。一見、不合理にみえる判断ですが、社員から「ウチらしいよな」などと自嘲気味の声が聞かれたときは、むしろ誇らしい気持ちになりますね。どんなに会社が大きくなっても、この考え方を変えるつもりはありません。

―ベンチャー企業に関心をもつ学生にメッセージをお願いします。

「どうしたら、あいつの人生をよいものにしてあげられるか」。そんな想いでどこまでも深く一人ひとりと向き合うのが、「エス・ケイらしさ」です。今は明確な夢や目標がなくてもいい。社会人としてのキャリアの記念すべき第一歩を、ぜひ当社で踏み出してみませんか。その一歩をすばらしいものにする自信が、当社にはあります。

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