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販売・サービス業界の起業家インタビュー

株式会社アクアバンク 代表取締役 竹原 タカシ

販売・サービス新しい健康文化を根づかせて100年、200年続く企業をつくる

株式会社アクアバンク 代表取締役 竹原 タカシ
野村證券 元代表取締役専務  アクアバンク 社外取締役  津田 晃
筑波大学 大学院 グローバル教育院 ヒューマンバイオロジー学位プログラム 教授(グローバル教育院)  医学博士  矢田 幸博

大阪発ヘルスケアベンチャーのアクアバンクが、世界でも類をみない画期的なヘルスケア関連のプロダクトを開発、今年2月から販売を開始した。それがポータブル型水素吸引器『KENCOS』だ。売れ行きは好調で、6月にはヨドバシカメラやビックカメラといった大手量販店にて改良型の販売を開始。消費者のみならず、販売代理店から大きな注目を集めている。同社代表の竹原氏に、『KENCOS』の特長や開発の背景などを聞いた。

※下記はベンチャー通信69号(2017年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

「水素は鼻から吸うもの」そのイメージをくつがえす

―アクアバンクが開発した『KENCOS』の特長を教えてください。

 ポータブル型水素吸引器、つまり簡単に持ち運べ、どこでも気軽に水素を発生させて吸える機器です。もともと、水素吸引器自体は存在していました。エステサロンやスポーツジムなどに置いてありますからね。しかしその多くは大型で重く、価格も高い。どうしても、利用する場所や時間が限られてしまいます。その点『KENCOS』は持ち運べるため、そうした制限がないのです。

 ただ持ち運べても、水素の発生能力が低いと意味がない。大型機と同じくらいの発生能力を有しつつ、かつ小型で低価格のプロダクトを目指し、開発したのです。また、大半の吸引器は鼻から吸いますが、『KENCOS』はタバコのようにクチから水素を吸います。あくまで健康推進が目的ですがね(笑)。

 課題としては、水素は無味・無臭・無色のため、実際に吸っているかどうかわからない点。そのため、電気分解して水素を発生させる際、ブクブク泡を立たせて水素が出ているのを可視化。さらに、水素にフレーバーをつけることで知覚的にも水素を吸っているのがわかるようにしました。

―なぜこのようなプロダクトを開発しようと考えたのですか。

 もともと知人と話をしていたとき「鼻にチューブをつっこむのではなく、もう少しカッコよく水素を吸えないか」と会話したのがきっかけです。そこから「水素は鼻から吸うもの」というイメージから脱却。ポータブルに持ち運べて、たとえば若い女性がカフェでカバンから取り出してオシャレに吸う、というようなプロダクトの発想に。それで人脈をフル活用して開発チームをつくり、開発にいたったのです。

身体によい影響があることをデータによる裏づけに成功

―販売で重視したことはなんでしょう。

 エビデンス(※)を得ることです。『KENCOS』を広く世に広めていくには、『KENCOS』から発生する水素を吸うことで身体にいい影響があることをデータによる裏づけで証明する必要がありました。そこで筑波大学大学院の矢田教授の協力を得て、検証することに。

 まずプロトタイプを大学院に持ちこみ、プレテストで3名を被験者として検証。すると、1回目からいい結果がでたんです。矢田教授も「こんなすぐにデータで結果が出るなんて、経験がない」と。私も絶対的な自信があったわけではなかったので「やってきたことに間違いはなかった」と、ホッとしましたね。

 そして実際に倫理委員会を通した人による臨床試験を繰り返し行い、身体によい効果があることをデータで証明できたのです。

※エビデンス:証拠・根拠、証言、形跡などの意味。ここでは、実験や調査などの研究結果から導かれた裏づけがあることを意味する

―その後の反響はいかがでしたか。

 今年の2月に健康博覧会というイベントに出展したのですが反響がよく、3日間の開催途中で用意していた3000枚のチラシがなくなりました。また、その出展が縁で、ヨドバシカメラ、ビックカメラでの店頭販売を開始。海外からの来場者も多く、中国・台湾・韓国・北米への輸出も始まっています。

 売れ行きにかんしては現在のところ、予約も含めると1万6000台を販売。初年度の販売目標は5万台ですが、十分に達成可能だと思っています。

アライアンスを推し進め世界的にプロダクトを広める

―今後の戦略を教えてください。

「吸うべきポイント」を数値化できれば、と考えています。たとえばウェアラブル端末と連動させることで、「血中酸素濃度が下がっているから眠たくなっている」というときに「いまこそ『KENCOS』タイムですよ」というのがわかるようになれば、より使いやすくなる。そうすることで、「水素を吸う」という文化を生活に根づかせていきたいのです。

 当社は、月額で水素水が飲み放題のウォーターサーバー『Aqua Bank』のレンタルも行っていますが、発想は一緒。こちらも気軽に水素水を日常的に使ってもらいたいから。そうした文化が根づいていくことで、「水素を使って、世界の人々を健康にする」という当社の使命を実現していきたいのです。

 今後もIoT企業や販売代理店とのアライアンスを積極的に進め、グローバル化を視野に入れつつ『KENCOS』を広めていきたい。実際に大手企業とのコラボ案件も進んでいます。

 そうして2020年をメドにIPOを目指し、100年、200年と続く企業になれば、と。まじめで優秀な社員たちと実現させていきたいですね。

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