累計経営者579人に取材、掲載社数300ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

販売・サービス業界の起業家インタビュー

株式会社アクアバンク 代表取締役 竹原 タカシ

販売・サービス新しい健康文化を根づかせて100年、200年続く企業をつくる

株式会社アクアバンク 代表取締役 竹原 タカシ
野村證券 元代表取締役専務  アクアバンク 社外取締役  津田 晃
筑波大学 大学院 グローバル教育院 ヒューマンバイオロジー学位プログラム 教授(グローバル教育院)  医学博士  矢田 幸博

※下記はベンチャー通信69号(2017年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

『KENCOS』を新たな武器として急速に成長しているアクアバンク。その根底には、たぐいまれな知識と経験をもった識者の存在がある。このページでは同社のさらなる成長には欠かせない社外のキーパーソン2名を取材。ベンチャー経営者としての竹原氏の魅力を野村證券・元代表取締役専務の津田氏に、エビデンスの観点からプロダクトの魅力を矢田氏に、それぞれ語ってもらった。

将来の上場に向けてこれまでの経験を活かしたい

―アクアバンクの社外取締役に就任した経緯を教えてください。

 もともと竹原社長と知り合ったのは、5年くらい前。僕が書いた『どんな人にも大切な「売る力」ノート』を読んだ共通の知人の紹介でお会いしたんです。「非常に前向きでマジメだ」、という第一印象でしたね。

 それから定期的に大阪で情報交換するようになり、昨年に竹原社長から「役員になってほしい」という打診があったんです。将来は上場も目指しているということ。かつて僕は野村證券の専務だったので一応証券にはくわしいし(笑)、ベンチャーキャピタルとして1000社くらいに投資した経験からベンチャーにかんしても、ほかの人よりはくわしい。そうした僕の経験と竹原社長の情熱を一緒にしたら役に立てるのではないかと考え、お受けしたのです。

―実際にどのような業務を行っているのですか。

 取締役会でいろいろ注文をつけていますが、いちばんうるさくいっているのはキャッシュフロー。黒字でも資金繰りが回らなければ倒産してしまう。逆に資金繰りさえうまく回っていれば、たとえ赤字でも10年、20年とつぶれない。キャッシュフローが原因でベンチャーが失敗してきたのをたくさん見てきました。だからしつこくいうんです。

 上場するということは、いわば義務教育を終えたようなもの。決して、ゴールではありません。世間に「この会社なら一般の株主をもっても恥ずかしくないな」というのを証明するものです。そのために、いまの段階からたりないものを少しずつ埋めていく。そして、いいところはどんどん伸ばしていく。それが私の役目だと思っています。

いちばん重要なのは「意志」という名のエンジン

―数多くのベンチャーをみてきた津田さんが考える、成功するベンチャーの条件とはなんでしょう。

 いちばんは、経営者が「意志」という名の強力なエンジンをもっていること。お金もうけだけ考えている人は成功しません。自分のつくったものを信じて愛して、それをいかに世の中に出していくかを一生懸命考えて行動する人には必ず道が拓けます。

 竹原社長はそういった意志をもつ行動派なので、その点を非常に評価しています。

―今後、竹原さんにどんなことを期待していますか。

 これからの世の中は、ライフサイエンスというのが非常に大事になっていくと思います。とはいえ、真偽のあやしいうたい文句のヘルスケア商品も出回っている。そんななか、竹原社長は薬事法についてもくわしく、健全な商売をしています。『KENCOS』もそう。矢田教授と一緒に検証してキチンとデータをとり、正しいステップを踏んでやっています。

 いまのミッションをベースにして、たくさんの人間が楽しく働ける会社にして、たくさんのいい人材を育て、世の中に貢献してもらえれば理想じゃないですかね。

自律神経を鎮静化し脳を活性化させる効果が

―竹原さんと一緒に、『KENCOS』の身体におよぼす効果を検証していると聞きました。

 ええ。私自身、香りや温熱といった生理的に心と身体に影響するモノの研究をずっと行ってきましたが、水素をあつかった経験はありませんでした。なので『KENCOS』の検査依頼を受けたときは、興味をもちましたね。

 ただ、竹原社長には「生物学的、化学的に厳しくチェックするので効果がなければ❝ない❞とはっきりいいますよ」と事前に念押ししました。すると「効果があるかどうかをはっきりさせたいので、厳しくお願いします」と。それで、やってみることにしたんです。

―プレテストの段階でいい結果が出たそうですね。

 そうなんです。「どうもこれは効果がありそうだ」という結果が一日目で出たので、私も驚いたんです。それで2016年末、20名近くの女性を対象に臨床試験を実施しました。

 すると『KENCOS』を吸うと自律神経が鎮静化、いわゆるリラックスするというのがわかったんです。

 興味深いのは、香りや温熱でも鎮静するんですが、あわせて脳の血流も下がる。身体も脳もリラックスするんです。ただ、『KENCOS』を吸うと、身体は鎮静しているのに、脳はものすごく活性化する。いわば瞑想しているような状況です。試験によって多くの方がそうなるのがわかり、意外でした。そして、2017年3月に日本健康支援学会でその結果を発表。これからいろいろな可能性がありますが、まずはとっかかりとなる最初の大事なエビデンスが得られたということです。

ポテンシャルの高さはいままででトップレベル

―今後、どのような可能性がありますか。

 身体が鎮静化して脳が活性化するというと、ひとつは高齢者の方にいいんじゃないかと。あとはスポーツ選手や勉強する子どもにも効果が期待できます。実際に先だって60、70代の高齢者に2週間使っていただいたんですが、認知機能が高まるといった効果が実際に出ています。しかもその状態が、15日目も持続していたんです。

 高齢者に限らず『KENCOS』を吸うとデータが出る前に「気分がスッキリした」「疲労感がとれた」といった声が出る。生理的、心理的において、普通はそんなに効果は出ないんです。このポテンシャルの高さは、私が手がけてきたなかでもトップレベルだと思います。

―アクアバンクとの協力方針について教えてください。

 アクアバンク社はメーカーとして、水素の有効性を広めて世の中に問うていく責任があると思っています。そして、ブームとして終わらせてはいけません。かつて話題になっても検証せずにブームで終わってしまったものは多いですよね。ぜひ、『KENCOS』を通じて水素を広めてもらいたいです。

 私自身も研究対象としてすごくおもしろいと思っていますので、たんなるお手伝いではなく、積極的に協力して水素の可能性をあきらかにしていきたいですね。

竹原 タカシ(たけはら たかし)プロフィール

1983年に大阪大学基礎工学部物性物理工学科を卒業後、磁場・環境制御を利用した鮮度保持開発の研究所を設立。1987年、事業化に向けて株式会社NCAシステムサービスを設立し、代表取締役に就任する。1997年、新たに通信事業に参入。株式会社BAJを設立し代表取締役に就任。2011年に健康寿命を延ばすことを目的とした株式会
社アクアバンクを設立し、代表取締役に就任する。

津田 晃(つだ あきら)プロフィール

早稲田大学商学部を卒業後、野村證券株式会社に入社。1987年に歴代最年少で取締役となり、大阪支店長に就任。1996年に、代表取締役専務に就任する。その後、日本合同ファイナンス株式会社(現:株式会社ジャフコ)の代表取締役専務、1999年には代表取締役副社長に就任。2002年、野村インベスター・リレーションズ株式会社の取締役会長を経て、2005年に日本ベンチャーキャピタル株式会社の代表取締役社長、2009年に顧問に就任。ベンチャー企業の成長・育成に尽力している。著書である『どんな人にも大切な「売る力」ノート』は5万部を突破し、営業パーソン必読のビジネス書として好評を博している。2017年、株式会社アクアバンクの社外取締役に就任。

矢田 幸博(やだ ゆきひろ)プロフィール

1984年、花王石鹸株式会社(現:花王株式会社)に入社。皮膚生理機能にかんする基礎研究に従事する。世界で初めて「紫外線による皮膚の黒化機構の解明」「アトピー性皮膚炎の皮膚脂質代謝の解明」などを行う。この間、留学を経て、1992年、学位習得(医学)。2010年より主任研究員。筑波大学大学院グローバル教育院 ヒューマンバイオロジー学位プログラム(グローバル教育院)の教授を兼任。統合生理学(中枢機能~自律神経系機能~末梢機能)、皮膚生理学(皮膚関連細胞の機能解析、皮膚老化)、生化学(細胞内情報伝達系機構の解析、生体成分分析)などを専門に、数々の論文を発表し、セミナーを実施している。

企業情報

設立 2011年6月
資本金 2億6,250万円(資本準備金1億2,000万円含む)
売上高 13億7,500万円(2017年5月期) 
従業員数 31名
事業内容 ポータブル型水素吸引器『KENCOS』シリーズの製造および販売、水道水から手軽にミネラル水素水をつくるウォーターサーバー『Aqua Bank』の製造ならびにレンタル事業、特許開発した水素発生デバイスを利用した各種製品の製造および販売、カスタマイズカートリッジの製造および販売、特殊殺菌システムの技術開発および製造・販売など
URL https://www.aqua-bank.co.jp/

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