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販売・サービス業界の起業家インタビュー

株式会社サイゼン 代表取締役 的場 一樹

販売・サービス楽しく働くことができれば数字は必ず後からついてくる

株式会社サイゼン 代表取締役 的場 一樹

ショッピングセンターや量販店などの店頭で行う、通信キャリアなどのセールスプロモーションや携帯ショップの運営などを手がけているサイゼン。設立から増収増益を続けており、今年は昨年対比140%の売上を達成。現在は関東、東海、関西、中国、四国の5エリアで事業を展開している。代表の的場氏に、会社の強みや起業のきっかけなどを聞いた。

※下記はベンチャー通信69号(2017年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

お客さまの目線に立った商品説明を心がける

―今年の売上が昨年対比140%を達成したそうですね。要因はなんでしょう。

 しっかり集客したうえで、契約にまで結びつけているからです。

 たとえば携帯電話の提案をする際、ありがちなのがメモリーの量や通信速度など仕様やスペックで比較説明するケース。それでは、携帯電話にくわしい人にしか伝わりません。当社が心がけているのはお客さま目線で話すこと。商材知識がありつつも「触ってもらえばわかるように画面切り替えも超サクサクで」と、あえてフラットな話し方をすることで、お客さまにわかりやすく説明するのです。

 また、店頭プロモーションと自社で運営する携帯ショップをあわせて行っているのも当社の強み。ショップではお客さまの登録業務がおもな仕事ですが、プロモーションでの販売ノウハウを活かすことで、携帯アクセサリーの販売などにつなげているのです。

―社員教育で心がけていることはありますか。

 あつかう商材の知識はもちろん、「仕事をする楽しさ」を理解してもらうよう心がけています。「楽しい」とは、ラクをすることではありません。売れなければ仕事はツラいですし、売れたとしてもクレームが多ければ、お客さまにもクライアントにも喜ばれない。本当にいいと思ったモノを提案して販売することで、お客さまにもクライアントにも喜ばれる。そうした仕事をすることで、自分自身も「仕事って楽しい」と思えるようになる。そういった楽しさを、社員にも感じてもらいたい。楽しく仕事をすることで、数字やスキルは結果的についてくるのです。

 あとは、「自分と同じようにできると思わないこと」ですね。人は仕事ができるようになると、売れない人に対して「なんで売れないの」と思いがち。でも、人それぞれにできることとできないことがある。そのため、売れる人を基準にするのではなく、個々人ができることからやってもらうようにしています。

じっくり話をするなど人を大事にすることを徹底

―起業したきっかけを教えてください。

 過去、働いてきた企業はどこも離職率がすごく高くて…。人をまるで駒のように見ているような風潮があって、せっかく人が育ってもその端から辞めていくんです。だから、売上も横ばいで。そこで自分でやったほうが、人を大事にする会社がつくれるんじゃないかと。そうすれば人材が育って定着し、売上も伸びるんじゃないかと考えたんです。

―人材を大事にするために、どのようなことを行っているのですか。

 とにかく話を聞くことを重視しています。週2、3回は社員と飲みに行っていろんな話を聞き、不満などがあれば改善するように努めていますね。仕事の話だけでなく、プライベートの相談にも乗っています。また、月に1回の懇親会ではバーベキューをしたり、冬の社員旅行には4回連続で沖縄に行ってます。

 あとは、できるだけ社員のやりたいことを実現できる会社でありたいと思っています。いまは携帯電話関連の販売事業が中心ですが、10年、20年経っても同じ事業をしているとは限りません。携帯ショップもそうですが、新たに貿易事業を始めたのも社員の意見から。最近は「福祉や飲食業をやってみたい」という話が出ています。事業として成立しないといけないので、簡単に実現するわけではない。ただ、多様な人材が適材適所で働けるように多角的な事業展開をしたいと考えています。

❝向いてない❞ような人でも育てられる会社でありたい

―どのような人材を求めているのでしょう。

 生意気でもいいので、意見をいってくれるような人材。あとは、「とにかくがんばりたい」と思っている人材ですね。新卒・中途に関係なく、入社段階でスキルは求めません。実際に3年ほど前、僕が面接したなかで、話すときに目もあわせられないような人材がいました。対面販売するにはそうとう厳しい状態。しかし「そうした人材を育てられる会社なら組織として強いのでは」と考え、あえて採用。現在は、クライアントから評価されるような人材に育っています。これからも人を見た目で判断せず、個人の意欲をかいたいと思っています。

―今後のビジョンを教えてください。

 先ほどもいったとおり、社員がやりたいことを実践していける組織を目指していきます。日本に約400万ある会社のなかで、まだまだベンチャー企業である当社を選んでくれたのだから、そうした人材を大事にしていく会社であり続けたいですね。そんなメンバーと60歳になって、クルージングで「おつかれさま」とカンパイするのが僕の目標です(笑)。

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