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飲食・食品業界の起業家インタビュー

株式会社鯖や 代表取締役 右田 孝宣

飲食・食品日本固有の食文化を発信し「とろさば」を世界ブランドに育てたい

株式会社鯖や 代表取締役 右田 孝宣

大阪発の個性的な鯖寿司・鯖料理がいま注目を集めている。鯖や代表の右田氏が、あえて商品を「青森の八戸前沖とろさば」に絞り、事業に取り組んで8年。クラウドファンディングで資金を集めてオープンした、とろさば料理専門店SABAR(サバー)は2015年、念願の東京進出を果たし、現在合わせて6店舗を展開する。「サバの総合商社」を目指し、商品開発から製造・卸・販売・飲食店経営までを一貫して行う同社。世界初の鯖の完全養殖や海外進出など、さらなる事業展開を図っている。

幅広い事業展開で さらなる成長をめざす

―順調に事業を拡大されています。現状を聞かせてください。

 当社は、鯖だけに絞った商品展開で、企画、製造をベースに、卸、直販、飲食店といった販売網を持っています。そのため、自社が経営する飲食店でお客さまの反響を見ながら、卸商品として量産できる強みもあります。開発・製造・卸・直販・飲食店といったサークルが拡大しており、店舗展開のスピードも速いので、今期から来期は大きく変わります。

―具体的な展開を教えてください。

 店舗が増えるにつれて供給不足が問題になってきました。新たな引き合いに応えるために、豊中市に400坪の工場を作りました。ここで鯖の製造量を確保し、店舗数を増やしてさらなる成長をめざします。

 また、今夏には鳥取県で鯖の完全養殖も手がけます。陸上養殖で、卵から孵化させ地下海水で育てるため鯖特有の寄生虫がなく、刺身で食べることができます。刺身で食べられる鯖の養殖は世界初。この鯖はJR西日本さまを通して当社が全量仕入れ、鯖のブランディングを確立して販売します。環境・社会・経済面でサスティナビリティの側面からも評価されるでしょう。

ポテンシャルを信じ 鯖一本に絞って挑戦

―商品を鯖に絞った理由を教えてください。また、「青森の八戸前沖とろさば」とはどのようなものですか。

 鯖のポテンシャルを信じているからです。商品を一つのものに絞るとリスクが増えるという考え方もありますが、自信がある商品なら、絞れば絞るほどチャンスが増えると私は考えています。

 鯖の種類はたくさんありますが、最高級の青森の八戸前沖鯖がいちばん美味しかった。「この鯖で勝負したい」という思いで青森に仕入れ先を求めました。良い鯖というのは、漁をしている人じゃないとわからないんです。商品を絞ることで現地との信頼関係が増し、「あいつらに一番いい鯖をやろう」と言ってもらえるようになりました。

―これまでの歩みを聞かせてください。

 海外で飲食業を経験して帰国し、10年前に妻と始めた小さな居酒屋で人気があったのが鯖寿司でした。鯖を使った料理は幅広く、年間を通じて供給量もある。ずっと主役をはれるじゃないか、と思い、「鯖へのあくなき挑戦」というポリシーを掲げて創業しました。

―右田社長自身がいろんなアイデアで、鯖ブームを仕掛けてきましたね。

 創業当時はお金がなかったので、みなさんに知ってもらうためにアイデアでPRするしかなかったんです。ボディに派手なペイントをして鯖の模型を付けたデリバリー用バイク「サバイク」で走ったときは、道行く人がみんな振り返りました(笑)。鯖のテーマソング「サバババーン」、サバ家族というキャラクターの漫画はフィギュアも作りましたよ。

 「平成の鯖街道を作るんだ」と八戸から豊中までキャンピングカー「サバス」を走らせたり、3月8日を鯖の日にしてプレゼントを出したり、次々にイベントを仕掛けて、たくさんのマスコミから取材を受けました。

 そんな経験もあって、社員から上がった企画で面白いものは、どんどんやってもらうことにしています。

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