累計経営者579人に取材、掲載社数325ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

スマホ・ソーシャル業界の起業家インタビュー

GMO TECH株式会社 代表取締役社長 鈴木 明人

スマホ・ソーシャルまず新製品を世に出してその後で完成度を高めていくんです

GMO TECH株式会社 代表取締役社長 鈴木 明人

※下記はベンチャー通信59号(2015年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

スマートフォンアプリを中心に、Webマーケティング分野で高機能製品をリリースするGMOTECH。笑顔あふれるオフィスでは、ユーザー目線で若いエンジニアが開発に取り組んでいる。柱となる事業の責任者2名に事業の特長や今後の成長戦略などを聞いた。

圧倒的に速い開発スピードで高い顧客満足度を実現

―松本さんの業務内容を教えてください。

 モバイルマーケティング事業部で40人近いメンバーを束ねています。現在のメイン事業は「GMO SmaAD」です。
 これは当社開発のオリジナルサービス。スマートフォンやタブレットにおけるリワード広告や、アドネットワーク広告、ASOコンサルティングなど集客のプロモーションやマーケティングを提供するもの。国内外問わず広告主、媒体主、開発者などWeb広告の関係者向けに提供するサービスです。
 スマートフォン・タブレット市場の成長とともに伸びていく分野なので、つねに新しい技術やサービスを開発していく必要があります。

―競合するサービスとの違いはなんですか。

 3つあります。ひとつはGMOグループのメディアを独占的に活用できることです。GMO SmaAD やアドネットワークと併用することで相乗的な集客効果が期待できます。
 次に、有力メディアを中心にCPI課金で広告配信を行うため、無駄な費用をおさえ、多数の優良ユーザーのみを獲得できることです。他社のサービスはこのCPIの段階で終わっていますが、当社はそこからさらにCPAまで対応しています。
 そして最後に、開発スピードが圧倒的に速いことです。多くの会社の組織はたて割り。当社はそうではなく、各自に権限を与え、ユーザーサイドに立った視点で開発する組織になっています。それにくわえて開発スタッフの陣容が充実している。さらに営業担当者も開発エンジニアに近い知識をもっていて、客先でかなり突っ込んだ内容まで決められるのです。

「やりたいことはやらせてくれる」創業時から引き続く社風

―今後、事業をどうやって成長させていくのか戦略を聞かせてください。

 2つにわけられます。ひとつは国内での市場の拡張。もうひとつは海外市場の開拓です。
 国内市場の拡張にかんしては、競合他社の製品を圧倒するような機能の充実をはかっていきます。そのためには、まだまだ開発エンジニアが不足しています。広告のわかるエンジニア、営業目線をもったエンジニアの採用に力を入れていきます。海外市場の開拓では、海外マーケットの獲得をすることはもちろん、海外から日本に進出しようとしている企業の支援を行うことも考えています。

―松本さんは北海道の農家の出身だそうですね。どうしてIT業界に入ったのですか。

 実家のジャガイモの販路を広げるために通販サイトをつくったことがきっかけです。そのなかで「Webの知識がまだ不足している」と感じて、腕を磨くつもりで小さなIT企業に入社したのです。そこでアフィリエイト広告やリスティング広告で集客に関する業務を担当していました。もっと「Webの集客の技術を深めよう」と思ってみつけたキーワードがSEO。それをネットで検索していたら、ヒットしたのが当社だった。それで受けてみたのです。
 当時は10人程度の小さな会社でした。「自分のやりたいことはどしどしやらせてくれる」と。そこに魅力を感じて入社しました。この「やりたいことはやらせてくれる」という社風はDNAとして現在も受け継がれ、大きくなったいまも変わらないですね。
 若手も自由に自分の意見がいえます。ただし意見を主張するからにはそれなりの成果も求められます。評論家的に「いいっぱなし」という無責任な態度はNGです。

国内でノウハウを蓄えて海外にも積極的に進出したい

―責任者を務めている事業の内容について教えてください。

 当社のオリジナルアプリ作成サービス「GMO AppCapsule」を運営しています。
 これは、スマートフォンアプリを中心にインターネット上で集めたユーザーを実店舗に誘導するO2Oサービスです。飲食店、美容室、ホテルなど、店舗や施設のオリジナルアプリが簡単な操作で作成、管理できます。短期間かつ低コストで、iPhone とAndroid両方でクオリティの高いアプリが作成できるものです。
 専門的知識は不要。専用の管理画面でコンテンツの登録やデザインを選択するだけで、誰でも作成できます。面倒なストアの申請作業もAppCapsule が対応しますし、アップデートも無料です。「簡単にスマホアプリがつくれる」「リピート客を増やせる」「お店のファンを増やせる」「来てほしい時にお客さまを呼べる」「アプリから直接予約ができる」「新しいお客さまを見つけられる」などいろいろなメリットがあります。

―他社に対する競合優位性はどこにありますか。

 デザイン性にすぐれているところです。豊富なテンプレートからデザインが選べ、カスタマイズによって店のやりたいことや個性が表現でき、オリジナルデザインに近いアプリが作成可能です。これはお店の魅力をアピールするには重要なことです。他社のシステムはテンプレートが固定で、カスタマイズ性が少ないサービスがほとんどです。
 また、開発スタッフが充実していることも優位性につながっています。新しい技術やニーズに対してスピーディーに対応できるからです。今後、機能拡張のスピードで他社を圧倒したいですね。

―事業の今後の成長戦略を聞かせてください。

 O2O分野に集中して力を入れていきます。そのため、今後は直販だけでなく、代理店を活用した全国規模での営業展開を考えています。そのうえで海外にも積極的に進出したい。すでに海外には競合がいますので、国内でノウハウを蓄えてから出ていく方針です。
 現在、事業メンバーの半分以上が開発スタッフです。この特性を活かし、AppCapsule がこの分野の標準になるように努力していきます。アプリという特性上ユーザーが目に見えやすく、そのため解約率が低く、積み上げていけるビジネスモデル。数年後には世の中を席巻したいと思っています。

みんなが力を発揮して随所に笑顔が見える会社

―山内さんのキャリアを教えてください。

 専門学校で建築の設計の勉強をしていたのですが、私が就活をしていたころは就職氷河期。とくに建築関係はさんざんでした。そんななかで、あるIT企業の研修を受けることにしました。給料をもらいながらITの勉強ができるもので、そのおかげでIT企業に就職できました。
 当初は管理ツールの開発などをやっていました。でも、もともとデザインや設計に興味があったので、上司に相談。Webサイトのデザインやコーディングをまかせてもらいました。その後、リクルートに出向。サイトの制作業務や運用業務と並行して、スマホのアプリ開発を手がけることになり、ディレクターになりました。そのころ代表の鈴木と出会い、入社することに。「女性が多く、みんな力を発揮していて、随所に笑顔の見える明るい会社だな」という印象を受けたこと。それに実力主義で評価制度もしっかりしていて、社員の平均年齢が私と近く、「自分にあうな」と感じたことが決め手になりました。

鈴木 明人(すずき あきと)プロフィール

1974年東京都生まれ。1998年に明治大学商学部商学科を卒業後、三菱自動車工業株式会社に入社。自ら希望してマーケティング部門に配属される。その後、日産自動車株式会社でのマーケティング業務、株式会社リクルート(現:株式会社リクルートホールディングス)での自動車サイトのネットプロモーション業務を経て、2006年に株式会社イノベックス(現:GMOTECH株式会社)を設立。Webマーケティング事業で急成長し、2014年12月東証マザーズに株式上場を果たした。学生時代からクルマ好き。

モバイルマーケティング事業部 事業部長 松本 鉱大(まつもと こうた)プロフィール

1985年、北海道生まれ。ジャガイモ農家の跡取りとして販促のための通販サイトを立ち上げたのが、この道に入るきっかけに。株式会社アトミックマインドなどでアフィリエイト広告、リスティング広告、SEO、リワード広告などを経験した後、2010年にGMO SEOテクノロジー株式会社(現:GMOTECH株式会社)に入社。現在、モバイルマーケティング事業部長として会社の屋台骨を支えている。

O2O事業部 メディアプロデュース部 部長 山内 章(やまうち あきら)プロフィール

1983年、宮城県生まれ。2003年に仙台高等技術専門校 建築製図科卒業後、建築系の分野からIT業界に移った変わりダネ。株式会社ITコアなどでWebサイトのデザインやコーディング、スマホアプリ開発などを経験した後、2010年に入社。メディアプロデュース部の責任者として若いチームを率いている。

企業情報

設立 2006年12月
資本金 2億7,680万円
従業員数 79名( 2014年9月30日現在)
事業内容 スマートフォンリワード広告事業、スマートフォンアドネットワーク事業、O2O(スマートフォン向けアプリCMS ASP)事業、リスティング広告・リターゲティング広告・Facebook 広告等の広告支援事業、PC・モバイル・スマートフォンサイト向けコンサルティング事業、 PC・モバイル・スマートフォン検索エンジン対策(SEO)事業、アフィリエイト事業、前記を含むPC・モバイル・スマートフォン集客支援事業全般
URL https://gmotech.jp/

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