INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

グローバルに視野を広げたITベンチャートップが描くビジョン
日本を代表する世界的なIT企業を、ここに生み出してみせる
株式会社Belletech 代表取締役 CEO 山本 一範
Sponsored 株式会社Belletech
2019年に創業し、Webシステムの開発事業を手がけるBelletech。競争の激しいこの業界にあって、売上高は毎年100%以上の高い成長率を維持している、いま注目のITベンチャーだ。同社代表の山本氏は、力強い成長を続ける先に、「日本を代表するIT企業になる」とのビジョンを描いている。壮大なビジョンに込めた想いについて、同氏に詳しく聞いた。
「背伸び」の積み重ねが、非連続的な成長の原動力に
―事業内容を教えてください。
おもにWebシステムの受託開発を手がけ、さまざまなサービスの開発を要件定義からお手伝いしています。大手マスコミの情報検索システムをイチから開発した実績もあります。このほか、自社開発事業も展開し、2023年はECサイト向けの「入力フォーム最適化ツール」をリリースする計画です。このツールは、受託開発事業で多くの企業とお付き合いするなかで感じていた「ECサイトをめぐる課題」に着想を得て、開発を進めてきた「画期的なツール」だと自負しています。具体的には、「PIP(※)」という技術を使い、商品のプロモーション動画をECサイトの入力フォームに埋め込むものです。商品購入直前のサイト離脱率は約70%と言われ、その機会損失は非常に大きいです。我々のツールは、この離脱率をいかに下げるかという課題に挑戦するもので、現在、特許も申請中です。今後も、他社が考えつかないような「課題ドリブン」の開発を行うことで、あらゆる企業の課題解決に貢献できるようなサービスを世に送り出していく考えです。
この2事業を軸に業績は好調で、創業以来、売上高は4年連続で100%以上の成長率を維持しています。
この2事業を軸に業績は好調で、創業以来、売上高は4年連続で100%以上の成長率を維持しています。
※PIP :「ピクチャー・イン・ピクチャー」の略。画面の中に小さな独立した領域を設け、メインの表示内容とは別の内容を表示する技術
―高い成長率を維持できている要因はなんですか。
機を逸することなく、アクセルを踏めるときに思いっきり踏み込んできたことだと考えています。たとえば、エンジニアを採用する際は現状の業務量をこなす以上の人数を確保したり、オフィスを引っ越しする際には現状の従業員数を収容できるよりも一回り大きいオフィスを借りたりしてきました。このように、つねに少しだけ「背伸び」をし、強気の目標の達成に向けて全力を出すことで、組織も人も非連続的な成長を遂げられると私は考えているのです。
そして、成長の先にはこのBelletechを、日本を代表する世界的なIT企業にすることを目標に掲げています。これは、現状から見たら大きすぎる目標かもしれません。しかし、「世界的なIT企業を日本で生み出したい」という想いは、単なる強気の目標設定ではなく、リアルな経験にもとづいて私が抱き続けている強い想いなのです。
そして、成長の先にはこのBelletechを、日本を代表する世界的なIT企業にすることを目標に掲げています。これは、現状から見たら大きすぎる目標かもしれません。しかし、「世界的なIT企業を日本で生み出したい」という想いは、単なる強気の目標設定ではなく、リアルな経験にもとづいて私が抱き続けている強い想いなのです。
日本企業の存在感は小さい。海外で実感した悔しい現実
―どういった経験が、そのような想いにつながっているのですか。
オフショア開発マネージャーとして、ベトナムやフィリピンでシステム開発に携わった経験です。そこでいちばん強い印象を受けたのが、「ITの分野で日本企業の存在感はあまりに小さい」という現実でした。フィリピンでも、ベトナムでも、日本メーカー製の自動車や家電はあちこちで見られますが、ITサービスとなるとアメリカや北欧のものばかりなのです。日本には、製造業の技術はあるのに、世界中の人々に使われるようなITサービスはなかなか生み出せない。海外で身をもって体感したこの現実を、私は日本人のエンジニアとしてとても悔しく感じました。それならば、自分が世界的なIT企業を日本でつくってみせる。そう決意して立ち上げたのがBelletechなのです。
海外では、日本との仕事の進め方の違いについても多くの気づきを得られ、そのいくつかは当社でも取り込んで実践しています。
海外では、日本との仕事の進め方の違いについても多くの気づきを得られ、そのいくつかは当社でも取り込んで実践しています。
「海外流」の仕事に見た、世界的な製品を生むヒント
―具体的に聞かせてください。
たとえば、「アジャイル開発などのワークフロー」があげられます。海外の開発現場では、いかに早く製品を世に出し、ユーザーの声をすばやく製品に反映していくかにこだわります。また、「あいまいさ」を極力排除するコミュニケーションの取り方も、海外で学び、実践していることのひとつです。いずれも「グローバルスタンダード」として知られる開発や仕事の進め方ですが、実際の現場で何度も目の当たりにし、その大切さに改めて気づかされたのです。
日本では、仕様書を「正」とし、海外では市場の声を「正」とする傾向を感じました。また、日本ではじっくり完成度を高めてから製品をリリースする開発の方法が一般的です。どちらにも利点はあるとは思いますが、「海外流」の仕事の進め方には、顧客に寄り添い多くの人に使われるITサービスを生み出すための、重要なヒントがあると私は考えるのです。
日本では、仕様書を「正」とし、海外では市場の声を「正」とする傾向を感じました。また、日本ではじっくり完成度を高めてから製品をリリースする開発の方法が一般的です。どちらにも利点はあるとは思いますが、「海外流」の仕事の進め方には、顧客に寄り添い多くの人に使われるITサービスを生み出すための、重要なヒントがあると私は考えるのです。
―今後のビジョンを聞かせてください。
引き続き、世界に通用するような便利で革新的なITサービスが生まれる環境づくりを進めていきます。そのために当社では、メンバーが大切にすべきバリューとして「ワクワク」「新体験」「All for the One」の3つを掲げています。「ワクワク」とは、システムをゼロから開発することや、新しい技術を学ぶことの楽しさを感じること。「新体験」は、既存の枠組みから飛び出すような新しいことにチャレンジすること。そして「All for the One」は、そうした一人ひとりの挑戦を周りのメンバーがみんなでサポートしていくことです。これらのバリューをメンバーが大切にすることで、現場からもワクワクするような革新的で、世の中をより良くするサービスが生まれてくると私は信じています。世界を舞台とした大きなビジョンの実現に向け、エンジニアとして活躍したいみなさんは、ぜひBelletechの仲間に加わってほしいですね。
PROFILE
プロフィール
山本 一範(やまもと かずのり)プロフィール
1988年、石川県生まれ。システム開発会社に入社。その後、マーケティング会社やインターネット広告会社でシステム開発に携わる。ブリッジエンジニアとしてベトナム・ハノイでシステム開発に従事したほか、フィリピン・セブでのオフショア拠点の開設に参画した経験を持つ。2019年、株式会社Belletechを設立し、代表取締役 CEOに就任。
企業情報
設立 | 2019年6月 |
---|---|
資本金 | 1,000万円 |
事業内容 | Web領域におけるシステムの受託開発、自社システム開発、コンサルティング事業など |
URL | https://belletech.page/ |
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