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人材・研修業界の起業家インタビュー

株式会社ピー・シー・ピー 代表取締役 / 公認会計士 桑本 慎一郎

人材・研修適合性を導き出す独自の理論が企業と会計士とのミスマッチを防ぐ

株式会社ピー・シー・ピー 代表取締役 / 公認会計士 桑本 慎一郎

IPOをはじめ、さらなる成長をめざす企業が公認会計士を組織に迎えることは多い。その風潮をとらえ、公認会計士を専門に紹介を行っているのがピー・シー・ピー(以下、PCP)だ。独自の課題をクリアした人材のみを紹介するスタンスは、顧客からの評価も高い。そこで今回、PCPの紹介で公認会計士を雇用したトライオン取締役 COO・一色氏とPCP代表取締役・桑本氏の対談を企画。「紹介先」と「紹介元」、異なる立場の両氏に人材選びのポイントを聞いた。

※下記はベンチャー通信71号(2018年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

紹介する人材の条件は自らの考えを話せること

―トライオンが公認会計士を雇用した経緯を教えてください。

一色:創業からeラーニングを軸にしたデジタル教育事業を展開し、創業10年目を迎えたときに現在の主力事業である英語マスタープログラムの『トライズ』をスタートさせました。その際、今後、会社の規模を大きくするためには、外部に委託していた経理や財務など、後ろ盾になってくれる管理部門を自社で構築しようという話がもち上がったんです。それからつきあいのある会社に相談したら、公認会計士の紹介をしている多くのエージェントを教えてもらって、そのなかのひとつがPCPでした。最初にお会いしたときも雑談も含めて1時間30分以上も話しましたね。

桑本:一色さんからは、「どのような公認会計士を必要としているのか」だけではなく、会社の成長フェーズなども聞かせてもらいました。

 エージェントによっては、30分くらいのヒアリングで終わってしまう場合もあるんですが、それでは人物像や待遇面など表面的なことしか聞き出せません。そうなると入社が決まったとしても、すぐに離職してしまうケースに陥ってしまうのです。

 だから当社の場合は、どんな公認会計士がほしいかということ以外の話をしてもらうほうが紹介する際に参考になるんです。

―最初にお会いしてから人材の紹介までは、どのくらいの期間を費やしましたか。

一色:結構、長いこと待たされたと思います。ほかのエージェントでは、会って翌週には資料が送られてきて、希望があればセッティングしますと連絡いただいていました。なかなか連絡が来ないので、こちらも不安になって桑本さんに聞いてみると、「適任な人材が2名いるので、これからテストをしようと思っています」と言われて。そこでテストの内容を聞いて、「それならば時間がかかっても仕方ない」と納得したのを覚えています。

桑本:よくいわれるんですよ。「なかなか紹介してくれないですね」って。でも、当社は、ヒアリング、性格診断テスト、レポートという3つの課題をクリアした人材だけを紹介するというスタンスをとっています。これは、公認会計士としての能力を判断するテストです。

 私も公認会計士なので、われわれが職場でどのようなことを求められるかは十分理解しています。仕事を通して、自分で考えていることを理路整然と相手に伝えることができるか。これが重要になってきます。

 私との面談で、自分の想いを正確に伝えられなければ、紹介先では通用しません。これでは紹介した意味がなくなりますので、きちんと私の目で精査したうえで紹介先に面接をしてもらうようにしています。多少時間がかかっても紹介先と求職者の両者がWin-Winの関係になるように努めています。

紹介の決め手は成長意欲これで成功できると確信

―選考の結果、トライオンに紹介した会計士を評価したポイントはなんだったのでしょう。

桑本:ヒアリングの段階で成長意欲をもっていたことは、ひとつのポイントになりました。前職が緊張感のない環境だったようで、「自分はこのまま働いていていいのか」という問題意識をもっていたんです。しかし、仕事で成功体験がなかったので、次に踏み出す勇気がでなかった時期もあったと。本来、もっと自信をもって仕事に取り組んでもいいのに、もちきれない雰囲気を感じました。しっかりと仕事をこなすことは、レポートを見てもわかりましたので、次なる成長ステージへ歩み出そうとしているトライオンさんであれば、絶対に成功体験を積むことができると確信したんです。

一色:仕事を見ていても、積極性を感じます。管理部門に中途で採用された場合、自分が入社して以降の事案については強い責任感をもつ人が多い。その一方で、入社前については範囲外なので、「自分には関係ありません」という人も多いと聞きます。でも、PCPさんに紹介いただいた公認会計士の方は、いっさいそういうことはありません。入社前の事案についても、たくさん質問してしっかりと把握しようと努力してくれています。その姿を見て、本当にうちの会社とマッチした人材を紹介してくれたのだと再確認できましたね。

―面接前に、求職者の情報は詳細に伝えるのでしょうか。

桑本:プラス面だけでなく、マイナス面もしっかりと伝えます。この世界に100点満点の人はいませんから、だれにでも長所や短所があるじゃないですか。それを伝えることで、採用する企業側の判断材料が増えることにもつながると思うんです。

一色:判断材料を与えてもらっているという意識はありますね。どんな場合でも、人材採用は本当に難しい。それがキャリアを積んだ人を迎え入れる中途採用の場合はなおさら。人の人生を左右することにもなりかねない。もし入社してもらっても短期間で離職してしまえば、次の職場を探す際に、なぜ短かったんですかと聞かれるわけじゃないですか。そういうミスマッチをなくす意味でも、求職者の情報を事前に把握して面接できるというのは、大切なことなのではないでしょうか。

今後も成長フェーズにあった公認会計士を紹介していく

―紹介後、PCPでは企業と公認会計士とどのように接していますか。

桑本:当社では、1年以内に採用した会社と、入社した公認会計士、双方にかならず会って、状況確認を行います。そこで万が一、仕事観の違いでミスマッチが起きているのであればすり合わせをする手はずを整えています。でもこれまでそのようなケースはありません。起業してからいままで、80名以上紹介してきましたが、1年以内の離職者は3名のみです。

一色:PCPさんのシステムであれば、ミスマッチは起きにくいでしょう。企業側のヒアリングも細かく、求職者の選定も緻密に行っているわけですから。

―最後に、PCPに人材紹介を依頼してよかった点を教えてください。

一色:公認会計士としてプロの目線で、適切な人材を紹介していただいたことにつきます。お力添えをいただき、本当にありがとうございました。

桑本:こちらこそ、ありがとうございます。今後も、最適な人材選びを通じて、トライオンさんのように「よかった」といってもらえるケースを数多く生み出していきます。

桑本 慎一郎(くわもと しんいちろう)プロフィール

1981年、大阪府生まれ。同志社大学商学部卒業。大手監査法人で上場企業や金融機関等への監査に従事。その後、ベンチャー企業の管理部長や上場企業の経理マネージャーを経験。「公認会計士が活躍できる最適な会社を紹介していくことで日本経済に貢献したい」と株式会社ピー・シー・ピーを創業し、現在7期目を迎える。

トライオン株式会社  取締役 COO 一色 恭輔(いっしき きょうすけ)プロフィール

1976年、東京都生まれ。2002年にソフトバンクBB株式会社に入社。2006年にグループ会社のモビーダ・ソリューションズ株式会社へ転籍し、携帯事業を立ち上げる。同年12月にトライオン株式会社の設立に携わり、デジタル教育事業を展開。

企業情報

設立 2011年12月
資本金 900万円(準備金含む)
事業内容 公認会計士専門の転職エージェント
URL https://sk-pcp.co.jp/
お問い合わせURL PCPにかんするお問い合わせはこちら
https://sk-pcp.co.jp/contact  ※左記フォームよりご連絡ください

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