INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

コロナ禍でも成長を続ける理念重視型の人材ベンチャー
顧客から得られる信頼の積み重ね、それこそが当社最大の強みです
株式会社リライアブル 代表取締役 守𦚰 賢胤
Sponsored 株式会社リライアブル
2014年の創業以来、コア事業として総合人材サービスを提供してきたリライアブル。コロナ禍で経営環境に厳しさが増すなかでも、新たな事業領域への参入を果たし、順調な成長を続けている。成長の要因や、人材ビジネスにかける想いについて、同社代表の守𦚰氏に聞いた。
地道なクレドの実践が、信頼獲得につながっている
―事業内容を教えてください。
おもに、人材派遣と人材紹介、BPOサービスの各事業を展開しています。このうち人材紹介事業に関しては昨年から、新卒人材を紹介する新たな事業部を開設して業容を拡大しています。一方、BPOサービスは2021年に自社のBPOセンターを開設し、業務プロセスの見直しを含む上流工程から請け負える体制を構築。「100名単位での受注に対応できる組織づくり」を目標に、受注能力の拡大を図っています。
―好調に業容を拡大できている要因はなんでしょう。
ひとえに、顧客から得られる信頼の積み重ねが、業容の拡大や企業成長につながっているのだと考えています。当社では、あらゆる企業活動において守るべき「5つのお約束」を、クレドとして掲げています。この「お約束」とは、「迅速・正確・丁寧な対応を信条(真情)とする」といった、ビジネスを行うにあたって基本的なことではありますが、これらすべてを社員が徹底することにこだわっているのです。このクレドの地道な実践が顧客からの信頼獲得につながり、その蓄積こそが当社の強みになっていると自負しています。
当社は昨年から、行政関連の受託業務を手がけるようになったのですが、この新たな事業領域に参入できたのも、こうした信頼があってこそ実現したことでした。
当社は昨年から、行政関連の受託業務を手がけるようになったのですが、この新たな事業領域に参入できたのも、こうした信頼があってこそ実現したことでした。
―どういった経緯で、新たな事業領域に参入できたのですか。
コロナ禍に見舞われた昨年、経営環境の急激な悪化により当社も大きな打撃を受け、再起を図るための試行錯誤を繰り返していました。そうしたなかで、もともと当社とお付き合いのあったパートナーさんが、行政の案件を受託している企業さんを紹介してくれたのです。その案件は、自治体が支給する給付金に関するものでした。緊急事態下の行政サービスにかかわるという責任感が求められる業務であるうえ、大量の個人情報を安全に扱える確実な実務能力も求められます。当社は行政関連業務を請け負った実績がなかったのですが、「リライアブルなら確実に遂行してくれる」という信頼感から、この業務を任せていただけたのです。
同時にこのコロナ禍は、リライアブルという会社の使命について、あらためて深く考える機会にもなりました。
同時にこのコロナ禍は、リライアブルという会社の使命について、あらためて深く考える機会にもなりました。
人材を介した社会貢献こそ、当社の変わらぬ使命
―どのようなことを考えたのですか。
当社は、「人を介して企業の発展と社会貢献を」という経営理念を掲げています。しかし、コロナ禍によって人材需要そのものが落ち込んだことをきっかけに、当社がまっとうすべき本分はなんなのか、あらためて真剣に考えました。生活や企業活動を取り巻く環境が急速に変化するなか、その変化に順応できなければ、事業は継続できず、会社の存在意義も失われてしまう。そんな焦りもありました。しかし、給付金支給業務に携わるなかで、世の中に困っている人がいれば、そこには必ず助け合いが必要になることに気づいたのです。当社は、人材サービスを通じてそうした助け合いにかかわることで、世の中に貢献できる。当社が社会に提供すべき価値をここであらためて確信しました。今後も、「変わっていくものと、変わらないもの」を見極め、時代の流れに柔軟に対応しながら、顧客から得た信頼をより良い社会づくりにつなげていきます。
―今後のビジョンを聞かせてください。
事業範囲を全国に広げ、日本の雇用創出により大きく貢献できる総合人材企業を目指します。具体的には、BPOセンターを全国に増やし、その規模を計1000ブースに拡大していきたい。また、スタッフがどこにいても当社の業務を行えるよう、システム整備の強化とDXを推進します。人々の働き方が変化していくなかでは、新たな事業モデルにも果敢に挑戦していきます。
ただし、これらの取り組みを実行していくには、若い世代の柔軟なアイデアと行動力が不可欠です。そのため、今後は新卒採用も積極的に増やしていく方針です。新しいライフスタイルが生まれる最前線で、人々の人生に寄り添う。そんな人材ビジネスの醍醐味を経験しながら、挑戦できる環境で自身を成長させたい方は、リライアブルの仲間にくわわってほしいですね。
ただし、これらの取り組みを実行していくには、若い世代の柔軟なアイデアと行動力が不可欠です。そのため、今後は新卒採用も積極的に増やしていく方針です。新しいライフスタイルが生まれる最前線で、人々の人生に寄り添う。そんな人材ビジネスの醍醐味を経験しながら、挑戦できる環境で自身を成長させたい方は、リライアブルの仲間にくわわってほしいですね。
「人を介して企業の発展と社会貢献を」という経営理念を掲げ、着実に成長を続けているリライアブル。この理念の実現に向けて現場で活躍する社員は、どういった魅力を会社に感じているのだろうか。人材紹介事業部をけん引する役員と、若手社員の計3名に聞いた。
新卒人材の紹介事業で、業界トップを目指す
―会社における小寺さんのミッションを教えてください。
エージェント事業部の責任者として、人材紹介事業を成長させることです。2021年に立ち上がったばかりのこの事業部は、当社が専門学校や大学の専属エージェントとなり、新卒人材を企業に紹介するほか、学生のキャリア支援も行っています。当事業部の立ち上げには私も参画しましたが、そこには、入社間もない当時の私にチャレンジする機会を会社が与えてくれたという経緯があります。
―どういうことでしょう。
私は前職で約10年間、新卒人材に特化した紹介事業に携わってきており、その実績やノウハウ、学校関係者との人脈などを当社でも活かしたいと考えていました。本来、社会人経験のない新卒生を企業に紹介するこの事業は、中途人材の紹介と比べて難度が高く、多くの企業が参入しては撤退を繰り返している分野です。また昨年以降は、コロナ禍によって人材紹介事業を取り巻く環境は悪化していました。しかしそうした状況にあっても、守𦚰はあえて、この新卒人材紹介事業で私に挑戦させてくれたのです。自ら手をあげたり成果を出したりする社員に対して、年齢や性別に関係なく挑戦させてくれるところは、当社の最大の魅力だと考えています。
―エージェント事業部の事業部長として今後の目標はなんですか。
「2025年までに売上規模を現在の10倍にする」「基幹事業となる新規事業を10個以上つくる」という、当社の大きな目標にしっかりと寄与できるよう当事業部を確実に成長させることです。同時に、「新卒紹介ならばリライアブル」と言われるような業界トップレベルの事業に育てていきます。新卒入社は、社会人としての一歩を踏み出す人生のビッグイベントであり、そこに直接携われるところにこの事業の大きな魅力があります。事業部を成長させることで、ひとりでも多くの人がキャリアのファーストステップを成功させるお手伝いをしていく。そこからさらに、日本の学生の就職率と社員定着率の向上に貢献していきたいですね。
日々の業務において、社会への貢献を実感
―業務内容を教えてください。
新宿オフィスの支店長として、人材派遣やBPOセンターにおける現場管理を担当しています。当社の魅力は、挑戦の場を会社が積極的に与えてくれるところで、私も入社後すぐに450名以上が携わる大型案件の管理者を務めさせてもらいました。そこで、プロジェクトを無事に完遂させたことが評価され、支店長という重要な職務を任されるようになったのです。また、経営理念にも掲げられている「社会貢献」を日々実感できることも、当社の魅力のひとつです。
―どういったときに社会貢献を実感しますか。
たとえば、行政関連の責任ある業務に携わっているときです。「生活に困っている人たちにいち早く給付金を届ける」といった業務を担当しているときは、大きなやりがいを感じます。当社は今後、BPOセンターを全国に展開していく計画で、私はそうした拠点の立ち上げや現場管理者の育成も任されています。官公庁や企業が抱える課題の解決を図りながら、より多くの雇用創出に貢献できるよう、この責任あるミッションもきっと完遂してみせます。
新たに入社する仲間にも、楽しく働いてもらいたい
―どういった仕事を担当していますか。
人材派遣事業の現場管理者であるスーパーバイザーとして、現場で働くスタッフたちのサポートや管理を行っています。行政関連の受託業務では、複雑な帳票を扱うことから、作業の進め方や細かな判断について、スタッフから質問されることが多くあります。そうしたなかで、スタッフから「大変な仕事だけど、柿沼さんがいてくれるからがんばれる」と言ってもらえたこともありました。日々、クライアントやスタッフなど多くの人と接することから、人と信頼関係を築くことの大切さを学べるうえ、感謝の言葉をたくさんいただけるところに、仕事のやりがいを感じています。
―今後の目標について聞かせてください。
現場全体を監督し、より大きなプロジェクトを任せてもらえるような管理者を目指しています。また当社は今後、新卒人材の採用にチカラを入れていくと聞いています。不安を抱えながら入社してくる新しい仲間が楽しく仕事をできるような環境づくりも、積極的に行っていきたいですね。
PROFILE
プロフィール
守𦚰 賢胤(もりわき まさつぐ)プロフィール
1974年、熊本県生まれ。1996年に大学を卒業後、九州のノンバンクに入社。2004年に株式会社グッドウィルに転職。同社の廃業後、スリープログループ株式会社(現:ギグワークス株式会社)、株式会社ネオキャリアを経て、2014年に株式会社リライアブルを設立し、代表取締役に就任。
企業情報
設立 | 2014年11月 |
---|---|
資本金 | 2,000万円 |
従業員数 | 75名(2022年10月末現在※契約社員含む) |
事業内容 | 人材派遣事業、BPO事業、人材紹介事業 |
URL | https://reliable-japan.jp/ |
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