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IT業界の起業家インタビュー

iYell株式会社 代表取締役社長兼CEO 窪田 光洋

IT毎日を 楽しく。めざすは日本を代表する「社員ファースト」企業

iYell株式会社 代表取締役社長兼CEO 窪田 光洋

「社員の働きやすさ」を追求した企業経営で注目されているiYell。仲間意識が強い代表、窪田氏の魅力にひかれ、設立からわずか1年半で60名超の社員が集まった。採用基準はただひとつ、「いい人かどうか」。その理由は、「みなが毎日楽しく働けるように」。社員のことを第一に考えた経営哲学を実践する窪田氏に、独自の経営論にもとづく成長戦略などを聞いた。

※下記はベンチャー通信70号(2018年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

年齢もスキルも関係ない採用基準は「いい人かどうか」

―事業内容を教えてください。

 住宅ローンテックベンチャーとして、家を買いたいすべての人に「最高の住宅ローン」を提供する事業を行っています。具体的には、住宅ローンにかんする疑問や不安を解決するメディア「いえーる すみかる」、ユーザーが最適な住宅ローンを選択できる実店舗「住宅ローンの窓口」、信頼できる不動産会社を紹介するWebサイト「いえーる コンシェル」を運営。そのほか、不動産会社が住宅販売に専念できるサポートアプリ「いえーる ダンドリ」や、金融機関向けに住宅ローンチャットボットなどのテクノロジーを駆使した「住宅ローン専用コールセンター」と「審査BPO」のサポートもしています。

―起業のきっかけはなんだったのでしょう。

 「すばらしい仲間たちと、いつまでもいっしょに過ごせる会社をつくりたい」という強い想いからです。前職のモーゲージバンク時代、取りあつかう住宅ローン商品はもとより、その人自身の魅力でも契約を獲得できるような素敵な仲間たちと仕事をしていました。しかし戦略方針が変わり、会社として当然の判断ではあったものの、残念ながらその事業部は解散になりました。その後も、「あのときのような仲間とまたいっしょに働きたい」という想いが消えませんでした。そこで決意したのです。「私がそういう会社をつくればいいのだ」と。前職の経験を活かした特徴的な事業をベースに、当時の仲間やアルバイトも含めて、いまは60名超のメンバーといっしょに働いています。

―設立1年半で60名超も集めたのですか。

 そうなんです。想いや考えがいっしょの仲間が多ければ多いほど、会社はどんどん成長しますから。ただ、仲間を増やすには、会社の利益をしっかりあげなければいけない。それは私が責任をもって考えます。手がける事業は時代によって変わっても、「何をやるかではなく、誰とやるか」が重要だと思っています。

―どのような採用基準なのでしょう。

 いちばんは「いっしょに楽しく働けるかどうか」ですね。「仲間を応援し、尊重し、信頼できるか」「助け合っていく心があるか」。また、「なんでも素直にポジティブに受け入れ、主体的に動こうという気持ちがあるか」。このような「人間性」を中心とした18項目を、当社が大切にする「価値観」として定めています。簡単にいえば、iYellが考える「いい人」の基準。年齢はもちろん、仕事上のスキルの有無さえ関係ない。スキルはあとからつきますから。それよりも、当社は人柄重視。職場の人間関係が良好であれば、会社の業績は間違いなく伸びます。それを証明するように当社では、設立してから毎月、最高益を更新し続けています。

「日本の会社って素敵だね」と世界中に思ってもらいたい

―職場の人間関係を良好にすることが、なぜ好調な業績につながるのですか。

 社員が幸せであれば、顧客のことも幸せにするサービスを提供できるからです。社員が幸せであれば、周囲に目を向ける余裕が生まれ、結果として仕事への熱意や顧客本位のユニークなアイデアが自然とわきでてくるんだと思います。第一、身近にいる社員さえ幸せにできない会社が、顧客を幸せにできるとは、私は思わない。その意味で、私のスタンスはつねに、「社員ファースト」です。

―窪田さんが考える「社員の幸せ」とはなんでしょう。

 やはり、「毎日楽しく働けること」。そして、「社員の夢を実現すること」でしょう。そのための場を提供するのが経営者の役割です。社員の夢の実現については、一人ひとりに「夢」と「実現の日」を書いてもらった「夢MAP」を社内に掲示しています。みんなが夢を叶えられるように、サポートしていきますよ。

 もちろん、当社は単なる「仲良し集団」ではありません。仕事の成果を出すための「努力」や「再現性のある取り組みかどうか」などは厳しく見ます。たとえば、努力して成果をあげたとしても、その手法が残業というカタチならば、それは評価しない。なぜなら、再現性がないからです。評価の基準を明確にしたうえで、社員同士が切磋琢磨し、目標に向かって走り続ける集団であることも重視しています。

―働く仲間とともに、どのような会社をめざしていますか。

 めざすは「日本一働きやすいベンチャー企業」です。会社である以上、経済合理性を追求するのは当然ですが、それだけの経営はしたくない。「家族主義」といえば、古臭い印象があるかもしれませんが、かつて日本企業が大切にしていた、「人を大切にする経営哲学」を体現する会社であり続けたい。「社員ファースト」の考え方と、企業の成長が両立するものであることを、これからも当社が証明していきます。そしてゆくゆくは、世界の人々に「日本の会社って素敵だね」と思ってもらえるような、日本を代表するグローバルカンパニーになるのが目標です。

窪田 光洋(くぼた みつひろ)プロフィール

1984年、神奈川県生まれ。2007年に新卒でSBIグループのモーゲージバンクに入社し、2014年に最年少で執行役員に就任。住宅ローン商品の組成から販売、審査、債権管理などすべてのフェーズにおいてトップを歴任。2016年に独立し、iYell株式会社を設立。「日本一住宅ローンに詳しい男」としてセミナー講師や執筆を手がける。

企業情報

設立 2016年5月
資本金 3,685万2,000円(資本準備金含む)
売上高 1億2,400万円(2017年4月期)
従業員数 64名(2017年10月現在)
事業内容 Webサイトを通じた住宅・不動産情報サービス事業、金融機関および不動産会社向けサポート事業、住宅ローンアドバイス事業
URL https://iyell.co.jp/

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