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IT業界の起業家インタビュー

トレスイノベーション株式会社 代表取締役社長 塚本 翔太

ITメンバーの「ワクワク」をカタチにさせる会社でありたい

トレスイノベーション株式会社 代表取締役社長 塚本 翔太

「自由に提案でき、その提案を事業にできる会社です」―。そんなメッセージを掲げるベンチャー企業は多いが、それを実行し、着実に成長へとつなげることは簡単ではない。東京の人気スポット・中目黒にオフィスを構えるITベンチャーのトレスイノベーションは、それを実践しているベンチャーのひとつだ。設立3年目にして、メンバーのアイデアをカタチにした新事業で成長を続ける同社の代表、塚本氏に独自の経営術について聞いた。

※下記はベンチャー通信70号(2018年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

「やってみたい」という想いが新しい事業を生み出す

―事業内容を教えてください。

 現在の当社には、大きくわけて4つの事業の柱があります。いちばんの主力は、Webサイト制作・運用やシステム開発を受託するITソリューション事業です。この事業では、札幌や福岡といった地方での事業展開も行っています。札幌では現地の事業パートナーと組み、当社のWebマーケティング技術とイベントなどを組み合わせ、実店舗でのマネタイズを強化する新しいカタチの事業展開に力を入れています。また、福岡では現地のエンジニアを獲得し、Web開発拠点として機能させる計画を進めています。

 さらに、そのノウハウをSES事業として外部にも展開しています。ここに最近、採用コンサルティング事業とEC事業というふたつの新事業が立ち上がっています

―幅広い領域で多彩な新事業が立ち上がっている印象があります。

 そうですね。採用コンサルティング事業やEC事業は、これまで当社で展開してきた事業や抱えるリソースの延長線上にはない、異色の事業といえるかもしれません。両事業は、前職でこれらの事業を手がけてきた経験者が当社にくわわり、みずからの経験から生まれた、「こんなこと、できないか」という想いが原動力となって実現した事業です。また、札幌や福岡での事業も同様に、担当者がみずから発案し、構想したものをカタチにしてくれた事業なんです。メンバーの「やってみたい」という想いが新しい事業を生み出し、会社の成長をけん引しています。そんな、私が理想とする成長サイクルが少しずつ見え始めています。

―メンバーの自発的なヤル気や想いを大切にしているんですね。

 はい。成功している企業に共通しているのは、社員がのびのびと力を発揮できていることです。経営者はそのための適材適所や仕組みづくりに、ものすごく神経を使っていますよね。たとえば、私が目標としているサイバーエージェントの藤田さんやソフトバンクの孫さんなどは、社員のヤル気を引き出すのがうまい。つねに、夢を語り、社員をワクワクさせています。それこそが、トップの役割だと思っています。そうして社員が新しい発想や提案を生み出しやすい環境をつくり、力を発揮してもらう。

 ですから当社も、設立3年目の小さな会社ではありますが、自由に提案ができ、それをカタチにできる会社であることを、もっとも大切にしています。そして、事業をどう進めるかは現場にまかせきる。私は最終責任をとるだけで、あとは社内で夢ばかり語っていますね(笑)。

年齢や経験に関係なく若手でもトップになれる

―社員の自主性を引き出すうえで、工夫していることはありますか。

 もちろん、「提案しろ」と待っているだけでは、いまの若者の潜在能力を十分に引き出すことはできません。そこで大事なのが、成長実感をもたせること。 近年、甲子園の常連校に成長した、ある高校野球部の監督がこんなことを言っています。「最近の若者は、目標を与えても、『自分は無理だ』と勝手に壁をつくってしまう。だから、外に目標をつくるのではなく、自分自身の成長を目標にさせるべきだ」と。成長実感をもたせ、自信をつけさせることが重要だと説いている。そのとおりだと思うんです。

 自分が成長し、できることが少しずつでも増えていると実感できれば、新しいアイデアを考えられる自信がつく。ですから当社でも、個々人の小さな成長も評価できる制度や環境を積極的につくり、みなが成長実感をもてる工夫をしています。

―塚本さんは、ほかの会社や組織をよく研究しているようですね。

 ええ。会社の成長に勢いが出てきたことで、「人材の大切さ」をあらためて実感することがすごく増えてきましたから。成功している会社や組織には、かならず理由があります。そして、「組織は人」である以上、その理由は大抵の場合、人に関連しているもの。成功している人の話に耳を傾け、そのヒケツを取り入れることには、どん欲でありたいと思っています。

―今後のビジョンを教えてください。

 若手人材には、年齢や経験に関係なく新事業や子会社のトップになれる可能性をつねに示し続けられる会社でありたいです。一国一城の主として責任をもつことで、人は大きく成長できます。私自身、前職で挫折を経験しましたが、その後、独立したことが自分を大きく成長させてくれました。若手にそんな成長経験を味わわせてあげられる会社でありたいです。そしてゆくゆくは、「あの人、トレスの出身だよ」と言ってもらえるような人材を多く輩出していきたいですね。

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