累計経営者579人に取材、掲載社数331ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

医療・福祉業界の起業家インタビュー

株式会社クオキャリア 代表取締役 中山 豊

医療・福祉「健康は口から始まる」新常識を支えるのが使命です

株式会社クオキャリア 代表取締役 中山 豊

12年前の設立以来、歯科業界専門の求人メディアや合同就職イベントなど新しい事業領域を開拓し、業界のパイオニアとしての地位を築いてきたクオキャリア(旧:クオリア・リレーションズ)。厳しい競争環境下で変化が求められる歯科業界に対し、新サービスを次々と打ち出し、歯科経営に新機軸をもたらしている。自らの責務を「歯科業界の新しい常識をつくること」と語る同社代表の中山氏に、事業にかける想いや今後のビジョンなどを聞いた。

※下記はベンチャー通信71号(2018年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

「知ったつもり」にならず真の顧客視点を追求

―歯科業界に特化した求人メディアが好調のようですね。

 はい。当社が初めて立ち上げた歯科業界専門の求人メディアや就活イベントといった採用支援事業は、ようやく歯科医院が標準的に採用する常識となってきました。折しも、歯科医院はコンビニを大きく上回る数となり競争が激化、人材の獲得競争が顕著になっています。とくに、近年は治療から予防へと業界のパラダイムシフトが起こっており、「予防歯科」の中核を担う歯科衛生士は奪い合いの様相です。採用ニーズは日に日に高まっており、業界のパイオニアである当社のサービスに対する期待が強まっているのを感じます。

―サービスが支持される要因はなんですか。

 業界の特殊性を熟知していることです。だから、歯科医院が導入しやすいように、新技術・新サービスを歯科業界向けに「ローカライズ」できるのです。歯科医院の多くは小規模の個人経営で、医師が経営者を兼務する経営環境です。専任の採用担当者などいません。ですから、他業界で導入された採用の仕組みをもっていっても、「だれが使うの?」と言われ、受け入れられません。「人手不足」という問題は同じでも、他業界と歯科業界では、最適なサービスのカタチは全然違うのです。

 世界で今起こっていることと、自分が認識していることが向きを同じくしているとは限りません。当社ではこうした考えのもと、決して「知ったつもり」にならず、顧客や歯科経営の実態をとことん探求し、真の顧客視点を追求してきました。その姿勢が、主力商材『採用担当』のネーミングやサービス内容には込められているのです。

―歯科医院専任の採用コンサルタントといった存在ですね。

 そのとおりです。相手の実情を理解し、競争戦略上、他の医院とどう差別化するかを、歯科医院になり代わって考えるんです。クレドに掲げる「顧客を主語にして考える」という姿勢は、当社が大事にしている理念です。そうするなかで、最近では集客や経営そのものに課題を感じている医院が多い現実も見えてきています。当社が今、若いチカラが中心となって次々と新しいサービスが考案されている背景がそこにあります。

現代的なテーマと社会的ニーズに合致した事業

―どのようなサービスですか。

 たとえば、求人メディアでの動画サービス導入が今年から開始されました。これが軌道に乗った先には、動画サービスを活用した歯科医院のブランディングメディアも商材化し、集客支援を提供していきます。

 医学界では近年、口腔ケアの重要性が再認識されています。「食べることは生きること」であり、すべては口から始まる。歯科業界を支える事業は、きわめて現代的なテーマと社会的なニーズに合致したものなんです。その事実を誇りに、これからも若手が中心となってサービスの幅を広げていく考えです。

―今後のビジョンを教えてください。

 創業から12年、われわれのサービスが、歯科業界の常識を打ち破り、新しい常識をつくってきました。これからは、メディア事業を通じて歯科医院のマーケティング支援も開始していくとともに、日本の口から始まるヘルスプロモーションに貢献していきます。その先には、口が果たす働きを通して、日本と世界をつなげる事業の開発も考えています。

―入社の動機を教えてください。

 もともと教員志望だった私ですが、「もっと社会経験を積みたい」という想いから、入社を決めました。規模が小さなベンチャー企業だからこそ、いろんなことができそうだと思ったんです。歯科業界に特別の興味はありませんでしたが、入社後の6年間を振り返ると、社会の重要な機能を担っているという使命感が生まれています。

―仕事にどんなやりがいを感じていますか。

 お客さまの課題に対して、自ら解決策を提案し、実行に移せる環境に、やりがいを感じます。私の場合、歯科衛生士をめざす学生向けに、クラウドファンディングを活用した新しい奨学金制度を提案し、実現させました。歯科求人のパイオニアとして、まだまだ業界のためにできることは多いです。当社への期待は高いだけに、サービスには妥協したくありません。

―仕事内容を教えてください。

 歯科医院の求人用の動画撮影や編集業務が中心ですが、商品構成や業務フローの企画など、未経験の仕事にもたずさわっています。新しいことに挑戦できる環境があるんです。歯科業界は最近になって、求人や集客で動画を活用し始めるようになってきました。そのなかで、動画広告の効果を感じてもらい、歯科経営の進化をうながすことが私の仕事です。

―会社の魅力はなんですか。

 成長できる環境があることです。当社には、「プロアクティブ2.5」という制度があります。週に1回、午後半休をもらえる制度で、「日々勉強してほしい」という社長の想いから生まれたものです。休みを利用して映像や芸術表現について学ぶことで、表現の幅は確実に広がったと実感しています。自分の成長が会社の成長や顧客の満足につながるので、これからもどん欲に学んでいきたいです。

中山 豊(なかやま ゆたか)プロフィール

1972年、東京都生まれ。早稲田大学を卒業後、2000年に資格取得支援の学校を経営する株式会社東京リーガルマインドに入社。就職支援を手がける部門を担当し、トップの営業成績を獲得する。2004年、執行役員に就任。2006年、株式会社クオリア・リレーションズ(現:株式会社クオキャリア)を立ち上げ、代表取締役に就任する。新卒歯科衛生士専門の求人情報誌『クオキャリア』を創刊、さらに、求人サイト『WEBクオキャリア』の運営を開始するなど、業界で確固たる地位を獲得する。

企業情報

設立 2006年5月
資本金 1,120万円
売上高 7億円(2018年3月期見込み)
従業員数 45名
事業内容 歯科求人メディア事業、ブランディングメディア事業、キャリア形成支援・就学支援事業
URL https://www.wellne.net/

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