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レジャー・エンターテイメント業界の起業家インタビュー

株式会社ベイシカ 代表取締役/プロデューサー 中尾 恭太

レジャー・エンターテイメントキャラクターに魂を吹き込めば無限のビジネスチャンスが生まれる

株式会社ベイシカ 代表取締役/プロデューサー 中尾 恭太

「キャラクターは無限の可能性をもっている」―。そう語るのは、キャラクタープロデュース事業をメインに手がけるベイシカ代表の中尾氏だ。大手玩具メーカー、映像業界で培ったノウハウを活かして2017年12月に起業。事業を始めてまだ間もないが、同社は同業他社にはないコンセプトを掲げ、事業展開を目論んでいる。自ら「キャラクタープロデュースカンパニー」を標榜する同氏に、その真意と今後の事業展開を聞いた。

※下記はベンチャー通信73号(2018年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

一人ひとりがもつ個性を「キャラクター」として考える

―「キャラクタープロデュースカンパニー」とはどのような企業ですか。

「キャラクターの定義を広げて、ビジネスに発展させていく」ことを目的とした企業です。キャラクターといえば、一般的にアニメやマンガに登場してくる「キャラ」のイメージが定着していますが、私たちが考えるキャラクターとは、人、一人ひとりがもっている「個性」そのものをさしています。

 その「個性」をプロデュースして、世の中に広め、ビジネスに発展させていく。それが「キャラクタープロデュースカンパニー」と銘打っている意味であり、ビジネスに結びつけていくなかで、指揮をとっていくのが当社の役割です。

―「キャラクターの定義を広げる」ことについてもう少し詳しく教えてください。

 起業前、大手玩具メーカーでキャラクター開発の仕事に携わっていた時期がありました。そのときに「キャラクターにも個性がある」ということをずっと感じていたのです。人はその個性に共感し、ファンになる。そしていつしか、キャラクターは人の心のなかに入り込み、元気を与える存在になったり、癒しを求める対象になる。また、思わず投資したくなるような存在になったりと、さまざまな感情を芽生えさせます。これは二次元の世界だけではなく、三次元の世界でも起こっていること。ですからビジネス上では、当社が掲げる「キャラクターの定義」はキャラクターも人間も隔たりはないのです。

プロデュース業を続けてコンテンツホルダーをめざす

―では、プロデュースを行っていくうえで、ベイシカがもつ強みとはなんでしょう。

 キャラクターをプロデュースしていく際、企画、制作、販売を一貫して進めることができる点だと思います。キャラクターを世間に認知させていくためには、「デザイン」「グッズ制作」「イベントの企画運営」は欠かせない要素ですが、すべてを当社でまかなうことができます。それだけではなく、現在は、マスメディアに頼らなくても不特定多数の人に情報を発信することができる時代。『SHOWROOM』や『LINE LIVE』などのライブ配信プラットホームを利用し、情報発信も行っています。「イベント開催」+「ライブ配信」、「グッズの企画」+「ライブ配信」など、複数のメニューを組み合わせていくことで、効果的な訴求方法を選ぶことができることも当社の強みだと思います。今後、「ライブ配信」も事業にくわえていくので、いっそうメニューの幅が広がっていきます。

―そうしたプロデュース方法を活かすうえで、重視していることはなんですか。

 急速に縮まっていくタレントとファンの距離の構造を理解し、「ライブ感」を重視した仕かけをつくることです。

 単純な購買行動ではなく、どんなストーリーのなかで「購入」や「課金」をしてもらうのか、といった考えを重視し、新しい企画を立ち上げていきたいです。そのような背景もあり、「ライブ配信」と「グッズ制作」のかけ合わせは、力を入れていきたい事業です。ファンの方々とのコミュニケーションを通じて、ひとつのグッズをつくり上げる。そして、完成した商品をライブ配信の画面から直接購入できる。それらが数量限定のものであったり、その時間しか買えないものであったりといった、限定価値をつけることで、リアルタイム視聴の「おもしろさ」や、「お祭り感」を演出できると考えています。

―今後のビジョンを教えてください。

 起業したとき、「オリジナルキャラクターをつくってコンテンツホルダーになる」という目標を立てました。

 あれから約1年がたとうとしていますが、その想いは変わりません。いま、世の中には、無数のキャラクターが生まれ、どのキャラクターが人気になるか見当もつかない状態。目標を実現するためにも多くの経験を積み重ねながら、会社としての体力を蓄え、信用や知名度を向上させることが必須です。「キャラクタープロデュースカンパニー」と銘打っているからには、同業者よりも、一歩二歩進んだ発想とスピード感で、キャラクタービジネス自体の可能性を拡大させていきたいですね。そのために、ライブ配信などのリアルタイムなコミュニケーションの利便性も活かして、新たなプロデュース方法を模索していきたいと思っています。

中尾 恭太(なかお きょうた)プロフィール

1983年、三重県生まれ。東北大学経済学部を卒業後、2006年に株式会社バンダイに入社。キャラクターライセンス業務、カードゲームの企画開発、プロモーションなどを担当。その後、大手通信会社を経て、映像制作会社で映像コンテンツ制作に従事。2017年、キャラクタープロデュースに特化した株式会社ベイシカを設立。

企業情報

設立 2017年12月
資本金 500万円
売上高 3,500万円(2017年12月期見込み)
従業員数 3名
事業内容 キャラクタープロデュース事業、 キャラクターグッズの企画・開発・販売、デザイン、プロモーション
URL http://www.basica.co.jp/

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