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IT業界の起業家インタビュー

株式会社C4C 代表取締役CEO 亀山 強

ITエンジニアの人生を“デザイン”して組織のさらなる成長をめざす

株式会社C4C 代表取締役CEO 亀山 強

SES※事業をメインに手がけているC4C(シーフォーシー)。2010年の創業以来、業績は好調で、8期連続で増収増益を果たしている。そんな同社が、2018年の4月から社内で新たな取り組みを始めた。それが、行動指針の策定、執行役員制度、評価制度の導入だ。「取り組みの目的は会社のためではなく、あくまでエンジニアのため」と強調する代表の亀山氏に、取り組みの真意を聞いた。

※下記はベンチャー通信73号(2018年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

将来を豊かにしてもらうためあえてルールを設定

―今回、行動指針の策定、執行役員制度、評価制度の導入を実施した意図はなんでしょう。

 C4Cで働くことを選んでくれたエンジニアのメンバーに対し、改めて当社で働く価値を明確にして発信するためです。

 まず、行動指針の策定ですが、せっかくみんながC4Cで働いているのですから、全員が同じ方向を向きつつ、日々どのような想いで働いていけばいいかの足並みをそろえようというのが狙い。「みんなでC4Cらしくいこうぜ」ということです。

 次に執行役員制度。もともと役員はいたのですが、人数が増えていくにつれてそれだけでは回らなくなってきたんですね。ですから、メンバーから執行役員を選定して、新たなリーダーの役目を果たしてもらおうということです。「若手のなかから次の経営者を育てる」というのも目的ですね。

 そして、評価制度。これは、公平な評価をしようということ。これまでエンジニアの評価は、「当事者と話しあって決める」というとてもアナログなものでした。人数が少ないときはそれでもよかったのですが、メンバーが40名にもなると難しくなるうえに、評価基準があいまいだと不公平感も生まれかねません。そこでエンジニアの評価基準を明確化し、半期ごとに個々の目標を決めて、その達成具合で評価を行うことにしたのです。

――なぜ新たな取り組みを行うことにしたのでしょうか。

 各エンジニアの将来を豊かにしてほしいからです。これまで当社には、ルールらしいルールはありませんでした。ただ、「エンジニアに豊かに暮らしてほしい」という想いからいろいろなところを節約して、エンジニアに対して高い報酬を設定していました。

 そうすると、その現状に満足する人が出てきたのです。それが、決して悪いことだとはいいません。ただ、当社には「エンジニアの人生をデザインする」という理念があります。せっかく当社で働いているのだから、エンジニアとしてスキルや経験を計画的に積んだうえでキャリアアップしてもらいたい。いままで自主性にまかせていましたが、理念実現のため、一定のルールを設けたのです。

フラットで自由な社風は今後もなくなることはない

―窮屈に感じるエンジニアもいるのではないでしょうか。

 そうかもしれません。「いままでの自由な社風がなくなるのでは」と感じる人もいるでしょう。ただ誤解してほしくないのは、今回の取り組みは「会社を組織化する」のが目的ではなく、あくまで「エンジニアの人生をデザインする」ためなのです。

 当社の特長は、フラットな関係で、役職に関係なく気さくに話しあえること。それはこれからも変わりません。メンバーもいままでどおり僕のことを「ツヨポン」と呼んでもらって全然大丈夫です(笑)。ただ、エンジニア一人ひとりに自分のキャリアを考えてほしいのです。

 極端なことをいいますと、当社は顧客第一主義ではありません。エンジニア第一主義です。すなわち、エンジニアが成長することで自然と顧客評価につながり、結果的に会社も成長するという考えなのです。そのためにも「キャリアアップのサポートを会社で行います」というメッセージなのです。

 もちろん、「キャリアアップだけが人生の目的ではない」という人もいるでしょう。そこはじっくりと話しあうことで、会社の理念と個人の価値観とのすりあわせを行っていきたいと考えています。

ベンチャーマインドをもったエンジニアを求む

―今後のビジョンを教えてください。

 これからもエンジニアの育成に重点を置きつつ、売上の拡大を図っていきます。現在9期目ですが、10期目で売上5億円。15期目に10億円という計画を立てています。そのために、エンジニアの採用を強化していきます。ベンチャーマインドをもち、「同じ業務を繰り返すのではなく、会社と一緒に新しいものをつくり出していきたい」というエンジニア、エンジニア志望の方に来てほしいですね。

 さらに「エンジニアの育成」のヨコ軸展開として、聴覚障がい者が健常者とまったく同じ立場でエンジニアとして働けるための新サービス『デフエンジニアリングサービス』を開始しました。こうしたさまざまな取り組みを行っていくことで、さらにエンジニアの人生をデザインしていきたいですね。

※SES:System Engineering Serviceの略。ソフトウェアやシステムの開発・保守・運用における委託契約の一種であり、特定の業務に対して技術者の労働を提供する契約のこと

亀山 強(かめやま つよし)プロフィール

1984年、中国・湖北省武漢市生まれ。1989年、5歳で東京に移住する。2002年に商業高校を卒業後、システム開発会社に入社。システムエンジニアとして開発業務にたずさわり、ときには月300時間を超える激務のなかで経験を積む。2005年、フリーランスとして独立。2010年に株式会社C4Cを設立し、代表取締役CEOに就任する。

企業情報

設立 2010年4月
資本金 1,000万円
従業員数 40名
事業内容 SES事業、請負開発事業
URL https://www.c4c.co.jp/

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