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IT業界の起業家インタビュー

株式会社ゼアテックス 代表取締役 友野 憲一

ITITを軸とした新たなソリューション提案がビジネスの幅を広げていく

株式会社ゼアテックス 代表取締役 友野 憲一

「ネイルサロンコンサルティング」「オフィスソリューション」「ゴルフビジネス」―。一見して、共通点を見いだせない新事業を今期より始めたゼアテックス。そもそもSES(※)事業で業績を伸ばしてきた同社が、なぜこのタイミングで新事業を始めたのか。「自慢のITスキルの価値をさらに高めるため」。そう語る代表の友野氏に、成長した背景と新事業展開の真意などを聞いた。

※SES:System Engineering Serviceの略。ソフトウェアやシステムの開発・保守・運用における委託契約の一種であり、特定の業務に対して技術者の労働を提供する契約のこと

※下記はベンチャー通信73号(2018年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

顧客から集めた信頼が新事業のきっかけに

―SES事業で業績を伸ばしてきた要因は、どこにあると考えていますか。

 当社が技術志向の会社であり、顧客ニーズにしっかりと応えることができるエンジニアがそろっていた会社であったこと。そのことがいちばんの理由だと思っています。

 また、顧客が困っていることがあれば、契約外の仕事でも作業を行ってきましたし、常駐先でひんぱんにコミュニケーションをとるエンジニアが多かったことも評価につながっていたと思います。これも当社がモットーとしている「熱意と誠意をもって高品質のサービスを展開する」ことをエンジニアたちが守ってくれたからでしょう。振り返れば、その業務姿勢が、顧客からの信頼をえていくきっかけになったのだと感じています。

 おかげで当社の評判は広まり、たくさんの案件受注につながっていきました。そしていつしかその評判は、ほかの業界にも広まり、「事業にITを活かしたい」といった相談を他業種の経営者からうけるようになっていったのです。

―どのような業界から相談をうけたのでしょうか。

 ネイル業界、OA機器業界、ゴルフ業界の経営者から相談をうけました。

 そこで、当社がそれらの事業者の代理店機能を担い、ITを軸とした新たなソリューションを開発・提案するとともに、ITの提案力を活かすための営業機能も合わせて引きうけることになったのです。

 これが今期より始めることとなった新事業に発展しました。

 それぞれ「ネイルサロンコンサルティング」「オフィスソリューション」「ゴルフビジネス」といった名称で事業を展開しています。特に、ITのソリューション提案に磨きがかかった事例として「ネイルサロンコンサルティング」事業が、クライアントから評価をえています。

培ってきた専門技術をあえて付加価値として提供

―「ITを軸とした新たなソリューション提案」とは、具体的にどのようなものですか。

 美容業界に対して、eラーニングのソリューション提案を行ったのです。なかでもネイルサロン業界はいま、価格破壊が起き、施術料金を低く設定するあまり、収益確保に苦しむ店舗が多い状況。そこで、当社がeラーニングのシステムを構築して、ネイリストたちに活用してもらい、特殊技術と資格を取得してもらおうと考えたのです。というのもその特殊技術を身につけている人は、日本にはまだ少なく、学べる環境もそれほどない。

 であれば、eラーニングを活用して、受講してもらえればいい。忙しいネイリストたちも在宅や移動時間など空いている時間を活用して学ぶことができる。技術を広めたいクライアントと技術を学びたいネイリスト。双方にとっていいソリューション提案だったと思います。

―ほかの事業にかんしてはどのようなソリューションを展開しているのでしょう。

 現時点では、「オフィスソリューション」「ゴルフビジネス」ともに、販売をするレベルにとどまっています。ただ、今後オフィス機器やゴルフ関連グッズの販売においてはECサイトの開設を行うほか、Web上でゴルフレッスンの予約やイベントの参加ができるようなシステムを構築したいと考えています。

―今後のビジョンを教えてください。

 主力事業のSES事業を継続していくとともに、IT技術を付加価値としたソリューション提案を行っていきます。

 そこで重要なのは、クライアントのニーズをITがいかに満たしていくか。そのためには当社の「営業力」を強化し、今後クライアントと真摯に向き合える人材の採用と育成が必要になってくるのです。

 クライアントのニーズを引き出すことで、ほかにはないソリューションを提供することが、他社との差別化となり、当社の企業価値につながっていくと考えています。

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