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ベンチャー通信編集部注目の起業家インタビュー

株式会社賢者屋 代表取締役社長 佐藤 祐

注目未来のリーダーが続々と集う「学び舎」でありたい

株式会社賢者屋 代表取締役社長 佐藤 祐

年間約7万人が利用する、学生限定のフリースペース『賢者屋–kenjaya–』(以下、『賢者屋』)。ここには、学生団体やサークル活動を通じ、目標達成に向けて真剣に取り組む学生たちが集う。そんな彼・彼女らに対し、企業からは熱い視線が注がれている。「自ら考え、行動できる力が魅力なのでしょう」と、同スペースを運営する賢者屋代表の佐藤氏は語る。志の高い学生と企業のかけ橋として活動する取り組みの詳細を、同氏に聞いた。

※下記はベンチャー通信74号(2019年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

自主的に考え行動できる能力の高い学生が集う

―事業内容を教えてください。

 学生が無料で利用できるフリースペース『賢者屋』を、東京・新宿と大阪・梅田で運営しています。また、「応援したくなる学生団体の全国NO.1」を決める

  企業に対しては、新卒採用支援のほか、企業ブランディングや商品プロモーションの支援も行っています。新卒採用支援では、全国14都市で採用イベントを開催し、前年度は約3000名の学生が参加。学生とリアルに出会えるイベントの需要は高まっており、2018年度のイベント出展企業数は現時点で前年度比50%増となっています。

―なぜ企業から注目されているのですか。

 採用担当者からは、「いわゆる『一般の学生』とは違う人材と出会える」という声が多いです。たとえば、当社主催のイベントには、「子どもに科学教育を広める活動」「入居率向上のための空き家改修法」などの目標を定め、主体的に取り組む学生団体の学生が多く参加します。AIやIoTの進展で社会が大きく変化するなか、企業は新たなビジネスモデルを生み出す力を問われています。そのため、「自分で考え行動できる人材」が求められているのです。当社のイベントには、そういった人材が多く集まると評価されています。

―どのようにして、そういった意識の高い学生を集めるのでしょう。

 当社の採用イベントに参加する学生の大半が『賢者屋』の利用学生で、その『賢者屋』自体に意識の高い学生が集まるからです。そもそも、5年前に『賢者屋』をオープンしたのは、遊びに時間を費やす学生が多いなか、夢をもち目標を定め、学生団体の活動に真剣に打ち込む学生を応援したかったからでした。『賢者屋』の雰囲気は文化祭の前日みたいに賑やかなため、「いい意味で騒がしいから、思い切って活動できる」と好評。そうした広がりを通して、お互いを高め合える学生たちのコミュニティができ上がったんです。『賢者屋』には、そんな学生たちが年間延べ7万人以上集まり、私たちの採用イベントは、そのコミュニティがベース。そこが、Web広告などを使って学生をイチから集める一般的な採用イベントとの大きな違いです。

学生とのコラボ企画で商品の売上が10%増加

―意識の高い7万人もの学生と接点をもつことは、ほかでは難しいでしょうね。

 そう思います。そのため、企業ブランディングや商品プロモーションで、「学生のアイデアがほしい」というニーズが当社に寄せられるのです。学生の意見を集約してアドバイスできるほか、コラボレーション企画も可能です。たとえば、ある商品を「若者にもっと広めたい」と相談があった際に、「都道府県を代表して商品をPRする『学生アンバサダー』を任命し、競い合うのはどうか」という意見が出ました。当社には、そういった企画を「おもしろい」と感じて活動する学生のネットワークが全国に張り巡らされています。「アンバサダーになりたい」と何人も立候補する地域が出て、非常に盛り上がりました。ほかにも相談のあった別の企業からは、「売上が10%伸びた」と喜びの声が届いたこともありましたね。

―企業支援をどう強化していきますか。

 特に新卒採用支援では、提供できるサービスの充実を考えています。というのも、創業時からクライアント各社の抱えている課題に深く入り込み、サポートしたいと思っているからです。『賢者屋』に集まる学生たちは、事業内容や待遇の前に、「その企業に夢はあるか」「社会課題の解決に貢献しているか」を見る傾向があります。一般的な企業PRでは、なかなかそういった魅力を伝えられません。そこで当社は、「学生の興味をひく企業ブランディング」のコンサルティングにも注力し、採用ツールの制作、インターンシップや選考会、内定者フォローのプロジェクト運営など、企業が考える「理想とする新卒採用」に向けたサービスを提供しています。

―今後の抱負を聞かせてください。

 『賢者屋』の拠点を全国に増やし、大学生の10人に1人が当たり前に活用する「リアルなプラットフォーム」をめざしています。そして、『賢者屋』に集まる意識の高い学生たちを通して、周囲の志の高さに触発される学生が全国各地でどんどん生まれればと思っています。きっと将来、日本の政財界をけん引する中核的人物が、『賢者屋』の卒業生から続々と誕生することになると信じています。

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