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ベンチャー通信編集部注目の起業家インタビュー

株式会社パークリアルティ 代表取締役社長・顧問 川口 真弘

注目「コインパーキング」×「システム開発」で 世の中に新たな価値を生み出す

株式会社パークリアルティ 代表取締役社長・顧問 川口 真弘

※下記はベンチャー通信74号(2019年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

システム開発を入り口に事業が大きく育つ支援を

―そこから派生したシステム開発事業で、どのような取り組みを行っているのですか。

 たとえば『QRpark』のつながりから、生命保険会社からの依頼で税務計算ソフトや会員ポータルサイトを開発しました。また、営業パーソンの育成を行っていた方が独立するにあたり、Web上で営業育成ができるアプリを作成して提供することで支援をしたり、家庭教師と生徒のマッチングに悩んでいる業界関係者に対して、双方をマッチングさせるシステムの開発および提供をしています。

 こうした取り組みは、すべて周りの関係者および関係各社が悩んでいることに対して、当社がシステムでサポートしているもの。さらに必要であれば、メルマガの自動送信といった営業支援、ホームページ作成などのバックアップも行っています。

 このように、周囲から派生した将来有望な“事業の種“を、当社のシステムによって、スムーズな立ち上げから大きな事業に発展していくように支援。今後も新たに有望な事業があれば、どんどん支援していきます。

―『QRpark』と同様に社会的意義が高い事業ですね。

 そうですね。たとえば、スタートアップで重要なのは、いかにすばやくかつスムーズに事業を軌道に乗せていくか。そのためには資金はもちろんですが、マーケティングや営業活動などへの注力が不可欠。ですが、人材不足のため十分なケアをするのが難しい。そこで当社は、資金以外の面において、システムを入り口としたトータルサポートを無償で徹底的に行い、事業として成り立ってから当社の事業と提携し、資金回収を行っています。

 その一方で、『QRpark』におけるサービスの一環として、新たな取り組みを最近になってスタートさせました。

可能性を秘めた月極契約斡旋システム

―それはなんでしょう。

 「月極契約斡旋システム」の提供です。これは、月極契約の申し込みから賃料の支払いなどをすべてWeb上で完結できるサービス。このサービスをエンドユーザーが利用すれば、契約したい駐車場が見つかった場合、わざわざ不動産会社に行くことなくその場で契約することが可能に。Web上なら収入印紙も捺印も不要なので、手続きも簡単です。不動産会社にとっても、『QRpark』内ですべて自動的に管理情報がデータ化され、簡単に契約を締結できます。大幅に手間が省けるぶん、先ほどいったような外部に貸し出すデメリットよりもメリットのほうが大きいというわけです。

 先日、ある不動産会社に提案した際も、以前なら「あの駐車場ならシェアリングサービスの『QRpark』が適している」というような単発の話になりがちだったのが、「そういった月極契約斡旋システムが利用できるなら、当社が契約しているすべての駐車場を『QRpark』に加盟させたほうがいいね」という流れに。その不動産会社は約1800ヵ所の駐車場をもっているため、そのすべてが当社の管理内に入るわけです。これは、当社の業績に大きなインパクトを与えることになります。そのため、このシステムに大きな手応えを感じています。

 さらにこのシステムは、当社が加盟する駐車場を増やす以上のメリットがあるのです。

―どのようなメリットですか。

 契約内容を『QRpark』内で一元管理することで、契約から解約までの状況を把握できます。そのため、月極駐車場の「満空状況」を、時間貸しとあわせてリアルタイムに知ることが可能。これまでは、1週間に1回程度の割合で不動産会社からの申告によって空き状況を更新していましたが、より正確な空き状況をエンドユーザーにモレなく提供することができます。

 そうすることで、よりエンドユーザーが使いやすいサービスを提供できるうえに、『QRpark』のブランド力向上につながると考えているのです。

月極駐車場管理のプラットフォームをつくる

―今後のビジョンを教えてください。

 引き続き、「コインパーキング事業」と「システム開発事業」の2軸で、業績を伸ばしていきたいと考えています。特に、「月極契約斡旋システム」を広く提案していくことによって『QRpark』の加盟駐車場を増やしていきたいですね。現時点での売上は、コインパーキング事業が8、システム開発事業が2の割合ですが、それが反転していくと予想しており、2019年度中には売上10億円を突破するとみています。

 中期的には、『QRpark』によって、全国の不動産会社がもっている月極駐車場のデータを当社が把握して、月極駐車場管理のプラットフォームをつくりたいと考えています。

 そうすることで、「日本で月極駐車場を契約する際の窓口は『QRpark』だよね」という認識を、不動産会社とエンドユーザーが当たり前にもつような社会の実現をめざしていきたいですね。

川口 真弘(かわぐち まさひろ)プロフィール

1984年、愛知県生まれ。2007年にトロント大学を卒業後、証券会社に入社。税務コンサルティング業務を担当する。2012年にコインパーキング事業を開始。2015年に法人化し、株式会社パークリアルティを設立、代表取締役社長・顧問に就任する。2018年に、株式会社パークリノベーションの顧問に就任。現在は、業界初のシェアリングサービス『QRpark』を武器として、コインパーキング事業とシステム開発事業に取り組んでいる。

企業情報

設立 2015年10月
資本金 630万円
従業員数 11名
事業内容 コインパーキング事業、システム開発事業
URL http://www.parkrealty.co.jp/

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