INTERVIEW 業界別起業家インタビュー

社員の「やりたい」を実現する事業創出型ベンチャー
「楽しさ」から生まれる自発性が会社の成長につながる
トレスイノベーション株式会社 代表取締役社長 塚本 翔太
Sponsored トレスイノベーション株式会社
急成長を続ける、設立4年目のトレスイノベーション。主力事業は、創業当時からのWeb制作から、昨年に立ち上がった新たな事業へと転換した。現在は自社開発による新規サービスにも着手し、「事業創出型ベンチャー」へと生まれ変わろうとしている。同社の成長と創造力の源はどこにあるのか。代表の塚本氏に聞いた。
※下記はベンチャー通信74号(2019年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
社員の「ワクワク」が最優先
―事業内容を教えてください。
SES事業を中心としたHR事業と、ダイエットサプリなどを扱うEC事業を柱に展開しています。いずれも昨年に始めた事業ですが、順調に業績を伸ばし、その売上を新規事業に投資するという流れができています。会社全体の成長にともない、年初に約20名だった従業員数は、現在、30名以上に増えました。売上高も、今年度は前期比1億円ほど増え、約4億円に達する見込みです。
―企業成長の原動力はなんでしょう。
私は昨年からすでに実務を離れているので、社員の自発的な行動の積み重ねが会社の成長につながっていると思っています。
当社が描くビジョンは、「創造し、ワクワクを創る会社」です。実現するには、まず自分たちが楽しんで働けないといけませんね。仕事を楽しいと思えれば、本気で取り組めますし、主体的に行動するようになるからです。
社員のなかで、業務を進めるに当たり、会社や事業部の方針を聞いてくる人がいると、私は逆に「まず、あなたはどうしたいのか」と問うようにしています。他人から与えられた方針に沿っていたら、本当の「ワクワク」はえられませんからね。社員たちには、「自分が夢中になれることはなにか」を考えてもらうようにしているんです。
当社が描くビジョンは、「創造し、ワクワクを創る会社」です。実現するには、まず自分たちが楽しんで働けないといけませんね。仕事を楽しいと思えれば、本気で取り組めますし、主体的に行動するようになるからです。
社員のなかで、業務を進めるに当たり、会社や事業部の方針を聞いてくる人がいると、私は逆に「まず、あなたはどうしたいのか」と問うようにしています。他人から与えられた方針に沿っていたら、本当の「ワクワク」はえられませんからね。社員たちには、「自分が夢中になれることはなにか」を考えてもらうようにしているんです。
―社員が楽しく仕事に取り組めることが最優先なのですね。
はい。当社では行動指針のひとつに「仕事100%、私事(シゴト)120%」という言葉を掲げています。仕事に全力で取り組んでもらうだけでなく、充実したプライベートをビジネスにつなげ、いい意味で仕事とプライベートの垣根を外したいという想いを込めているんです。
当社でSES事業に従事するエンジニアたちは自発的に休日に集まり、勉強会やプログラミングを競い合うイベントを開いています。みんな本当にプログラミングが好きなのだと感じますね。現在、出向中のエンジニアたちには技術力を身につけた後、ゆくゆくは本社に戻ってきてもらいたいと思っています。そして、新しい事業の立ち上げに積極的にかかわってほしい。彼らがワクワクするようなアイデアをカタチにして、世の中に貢献できるサービスを提供していきたいですね。
当社でSES事業に従事するエンジニアたちは自発的に休日に集まり、勉強会やプログラミングを競い合うイベントを開いています。みんな本当にプログラミングが好きなのだと感じますね。現在、出向中のエンジニアたちには技術力を身につけた後、ゆくゆくは本社に戻ってきてもらいたいと思っています。そして、新しい事業の立ち上げに積極的にかかわってほしい。彼らがワクワクするようなアイデアをカタチにして、世の中に貢献できるサービスを提供していきたいですね。
ホールディングス化で新たな挑戦を促す
―今後の展望を聞かせてください。
社員の「やりたい」という自発的な想いをよりカタチにしやすい環境をつくるため、会社のホールディングス化を計画しています。EC事業とHR事業をそれぞれ子会社とし、それらを管理する持株会社を新たに設立する構想です。「持株会社が投資する」という体制を整えることで、事業の立ち上げに踏み切れない人にも新たな挑戦を促せるのではないかと期待しています。
私は起業当初、IPOを目標に掲げていましたが、社員がやりたいことを追求できるよう、現時点では上場は先送りし、ユニコーン企業(※)になることをめざしています。
私は起業当初、IPOを目標に掲げていましたが、社員がやりたいことを追求できるよう、現時点では上場は先送りし、ユニコーン企業(※)になることをめざしています。
※ユニコーン企業 : 評価額が10億米ドル以上で、非上場のベンチャー企業
―最後に、求職者へのメッセージをお願いします。
事業化できるアイデアがあれば、それをカタチにできる場が当社にはあります。実際に入社すると、「社長だから」と私に提案することを遠慮してしまう人が多いですが、どんなにささいなことでもかまいません。自分が感じる「ワクワク」を遠慮なく伝え、行動に移せる人に入社してほしいですね。
―業務内容を教えてください。
「アリの飼育」や「ゆで卵作り」といった珍しい趣味をもつ人や「ニッチな分野の市場」を紹介する『Nicheっち、』というブログを運営しています。ブログのコンセプトは、人間観察が好きな私が発案したものなんです。ブログのファンを集めることで、新規サービスの集客を図るのがいまの業務の目的です。
―どのような新規サービスを計画しているのでしょうか。
ブログと同様、「ニッチな分野」をコンセプトとしたオリジナル商品を扱うECサイトの開設を準備しています。そのほか、あまり知られていないハンドメイドの職人さんなど、クリエイターを応援する「完全承認制のマーケットアプリ」もリリース予定です。当社ではおもしろいと思ったことをカタチにできるので、これからも積極的にアイデアを提案していきたいですね。
―入社した経緯を聞かせてください。
エンジニアとして技術力をつけるために就職先を探していたところ、当社を知りました。規模は小さいですが、ゼロから事業を立ち上げられそうなところに魅力を感じ、入社しました。現在は新規事業開発チームで、仕様設計や開発インフラ整備、メンバーのマネジメントなど、幅広い業務を担当しています。
―会社の魅力はなんですか。
やりたいことを実現させてくれる環境があることです。私はもともとSES事業で他社に出向していましたが、日頃から話していた「事業開発に携わりたい」という想いが社長に伝わり、現在の業務にかかわらせてもらうことになりました。今後は自分で立ち上げた事業を大きくし、当社の事業の軸になるような会社を設立するのが目標です。
PROFILE
プロフィール
塚本 翔太(つかもと しょうた)プロフィール
1987年、埼玉県生まれ。美容師を経て、知人に誘われ広告代理店の立ち上げに参画。まったくの未経験からITビジネスの実績を積み、営業として好成績を収める。2015年に中学時代の友人など3名とともにトレスイノベーション株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。新事業を積極的に展開し、業容を拡大中。
企業情報
設立 | 2015年1月 |
---|---|
資本金 | 2,500万円 |
売上高 | 約4億円(2018年12月期見込み) |
従業員数 | 34名 |
事業内容 | HR事業、EC事業、メディア事業 |
URL | http://tresinnovation.co.jp/ |
※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。