累計経営者579人に取材、掲載社数322ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを紹介

ベンチャー通信編集部注目の起業家インタビュー

インターネット・ビジネスサービス株式会社 代表取締役 古寺 修一朗

注目失敗を恐れぬ果敢な開拓者精神が飛躍につながる扉をこじ開けた

インターネット・ビジネスサービス株式会社 代表取締役 古寺 修一朗

自社開発の財務システムを中心に事業展開してきたインターネット・ビジネスサービス。30名のエンジニア集団を率いるのは、18歳の若き経営者の古寺氏だ。父親である会長から経営のバトンを受け取った同氏は、「新しい挑戦を続けることが、会社の技術力を引き上げる」と語る。「大学卒業までにIPOを実現すること」を目標に掲げる同氏に、今後の成長ビジョンを聞いた。

※下記はベンチャー通信75号(2019年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

高校時代に新規事業を考案 実現に向け全力を尽くす

―事業内容を教えてください。

 中小企業を対象とした給与・会計・勤怠管理システムを開発・提供しており、約3000社に利用してもらっています。また、所属するエンジニアの技術力を提供し、金融、流通、製造、サービス業界など多方面にわたる会社で基幹システムの構築をお手伝いしています。会社は2006年に父親である会長が立ち上げ、私が2016年に16歳で経営を承継しました。

―16歳から経営に携わっているのですか。

 はい。もちろん私は学業もあるため、会長が経営の舵取りをサポートしてくれました。そのなかでアドバイスされたことは、「最初の1年で、新たなビジネスをひとつ考える」ことでした。会長は19歳で最初に起業した会社を経営するなかで、会社の成長に向けた「新しい挑戦の大切さ」と「それを実現する難しさ」について、身をもって知ったといいます。一方で、「難しいからこそ達成できた自信は、次なる挑戦への原動力になる」と。そんな会長だから、私の早く経営を学びたいという熱い想いを受け入れてくれたのだと思います。

反対を押し切り貫いた決意が大きな果実を生み出した

―最初の1年で考えた新たなビジネスとはなんでしょう。

「外国語に対応した、介護事業者向けの勤怠管理システム」です。当時私は、母親の母国であるフィリピンのインターナショナルスクールに通っていました。フィリピンは日本の介護業界への関心が高く、学校の授業では、「日本の介護事業者の経営課題と解決策」について研究。私はシステム会社の経営者という立場から「勤怠管理業務の効率化」を考えるなかで、外国語対応のシステムがあまり開発されていないことに気づきました。

 ちょうど当時、当社には勤怠管理のサービスがなく、私は日本語から英語とフィリピン語への翻訳ができるので、「自分が新たにシステムを開発したい」と会長に相談したのです。これに対し会長は、「後発組に勝ち目はない」と反対。しかし、市場では介護事業者の間で、「外国語のシステム対応を進めたい」といったニーズが多かったので、「ぜひ挑戦したい」と半年がかりで会長に言い続けることによって説得したのです。それから開発を進め、年内にはローンチできるメドがついています。

―新たな挑戦がカタチになりそうです。

 はい。それができるのも、自社開発のシステムを提供できるだけの高い技術力が社内にあったからです。すでに多くの介護事業者から引き合いが入っており、リリースから3年で約2000事業者への導入が見込め、20億円以上の売上になる予定です。会長からは、「迷わずに、決めたことを貫き通したからこそ実現できたこと」という言葉をもらいました。

 今回の挑戦は、社員全員の大きな自信につながったと思います。社内には「新たな領域のシステムを開発しよう」という気運が高まっています。会長は「これまでにないエネルギッシュな雰囲気だ」と驚いていますね。この勢いを持続させ、次に私が挑戦しようと考えていることはIPOです。

世界中の最先端技術を学び大学卒業までにIPO実現へ

―どのようにして実現していきますか。

 新サービスのシステム開発を加速させて、業績アップを図っていきます。たとえば、電子マネーに対応した給与払いのシステムや、月締めではなく月の途中で給与をいつでも引き出せる仕組みの技術開発を進めています。また、私は今年1月から、経営学とともに世界中のスタートアップが開発したAI、IoT、ビッグデータなどの最先端技術を4年間学ぶために、ニューヨーク州立大学に進学しています。そこで入手した最新情報を当社のエンジニアに随時共有し、新たなシステム開発の可能性を探っていく考えです。

―IPOへの意気込みを聞かせてください。

 テクノロジーが発達すればするほど、人々が求めるサービスの内容は高度化します。その高度化したニーズへの挑戦が、私たちエンジニアの技術力をさらに高めるのです。私は一生その挑戦を続けて、新たな価値として認めてもらえるシステムを世界中に提供するために、IPOをめざしています。大学を卒業するまでには、必ず実現してみせます。

古寺 修一朗(ふるてら しゅういちろう)プロフィール

2000年、神奈川県横浜市生まれ。2016年、シンガポールスクールマニラ高等学校在学中、インターネット・ビジネスサービス株式会社の創業者で父親でもある古寺 真浄氏(現:同社会長)から経営を引き継ぐ。2019年1月から、飛び級でニューヨーク州立大学に進学。語学に堪能で、日本語、英語、フィリピン語を話す。

企業情報

設立 2006年2月
資本金 6,000万円(資本準備金含む)
売上高 1億5,473万円(2018年3月期)
従業員数 30名
事業内容 勤怠・給与・シフト・会計のハイブリッドクラウドシステムサービス、RPAシステムの設計・開発・販売・保守など
URL http://ibs-corp.jp/

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