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ベンチャー通信編集部注目の起業家インタビュー

株式会社アッパーグラウンド 代表取締役社長/ディレクター 上原 利之

注目ゲームの力を通してみんながワクワクする毎日を創造したい

株式会社アッパーグラウンド 代表取締役社長/ディレクター 上原 利之

「いかにしてユーザーをゲームの世界に誘い、楽しんでもらうかを考えるのが、企画の醍醐味なんです」―。そう語るのは、家庭用ゲーム機をはじめ、アプリ、アーケードなど、多岐にわたるゲームの企画を手がけるアッパーグラウンド代表の上原氏だ。同氏が語るゲーム制作における「企画の重要性」とはなにか。これまで歩んできたキャリアを交え、今後のビジョンなどを聞いた。

※下記はベンチャー通信75号(2019年4月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

兄の友人の誘いで知ったゲーム制作の魅力

―ゲーム業界をめざしたきっかけを教えてください。

 学生のころ、ゲームの制作会社で働いていた兄の友人から声をかけられ、アルバイトをしたのがきっかけでした。その制作会社は、私の好きなゲームソフトをつくっていたのです。新作の開発が決まったらしく、「ユーザー目線で意見を聞かせてくれないか」と誘われました。そのころは、職業としてゲーム業界を意識してはいませんでしたが、いま思えばこれがキャリアの出発点でしたね。

 現場でゲームの制作工程に触れ、「自分でゲームを制作したい」という気持ちに駆られ、一年後に別の制作会社に入社。その会社では企画職で、いちばん大切なことを学びました。

―それはなんでしたか。

 人にわかりやすく物事を伝えることです。企画を立ち上げるためには「これはおもしろい」と、開発にかかわるみんなに共感してもらうことが必要です。なにしろ商品化するのに、膨大な予算も時間もかかりますから。そうなると企画を見る目はみんな自然と厳しくなります。そこで私はたくさんの企画と向き合うなかで、人にわかりやすく物事を伝える力が、企画には必要だと気づかされました。そして、企画を通せる人には共通点がありました。それは「言語化する能力が高い」ということ。人に説明するときに、だれもが理解できる単純な言葉に変換して論理的に、ていねいに伝えていくんです。すると半信半疑だった人も「ひょっとしたらおもしろいかも」と考えが変わったりするのが興味深くて。その後、企画職のおもしろさを深掘りしていき、フリーランスになりました。11年間、ディレクターとして企画に従事し、その後企画に特化した「アッパーグラウンド」を設立しました。

―企画に特化したのはなぜでしょう。

 私自身が企画にかかわってきたから、というのが大きいです。それとゲーム制作の上流工程に携われることがいちばんの魅力であり、醍醐味だからです。企画は、ゲームのルールやキャラクターの詳細、シナリオやステージの設定など、自分が考えたすべての設計を最初につくる存在。ゲーム全体の設計を描き、プログラマーやグラフィックデザイナー、サウンドクリエイターがいる開発チームに伝えて、制作をしていきます。自分の描いているイメージと差異があれば、調整して近づけていく。この作業を繰り返し、企画は制作の最後まで深くかかわっていきます。

―会社にはどのようなキャリアの人材がそろっていますか。

 実績を積んできた中堅の人材と、未経験で入社した人材が在籍しています。ひとえに企画といっても、その仕事は専門化され、ゲーム全体を監修する「ディレクター」、ゲームのシステム設計や、世界観、シナリオなどを行う「ゲームデザイナー」、ステージ(レベル)の構築と、アイテムや敵、ギミックの配置などキャラクターが動く空間の設計を行う「レベルデザイナー」などがあります。当社には、各分野のエキスパートがそろっているところも強みです。

仲がいい間柄だけではなく戦友になってもらいたい

―今後、会社をどのように成長させていく考えですか。

 ゆくゆくはプログラマーやデザイナーなど開発セクションを立ち上げ、企画から制作までのすべてを社内でできる会社にすることをめざしています。それに向けて、現時点では、当社の強みである企画力をより強固なものにすること。そのため、いまは企画職の採用に力を入れていきます。

―求める人材について聞かせてください。

 「喜ばせることが好きな人」です。当社は、「少しでも多くの笑顔を。よりたくさんのワクワク感を。」といった企業理念を掲げています。これには、「ゲームを通して人々に楽しい日常を送ってもらいたい」という想いがあります。新たな人材が入社した際、メンバーに伝えていることがあります。それは「仲よくやろう。そして戦友になっていってほしい」と。メンバーの仲はすごくいい。しかし、仕事のうえで、それだけではいい結果は生まれません。当社は、多くのプロジェクトに参加するため、メンバーが開発先に出向くケースもあります。働く場は違っても仲間を意識し、それぞれの職場でともに戦う。そして、会社に戻ったら、楽しい話で盛り上がり、ときに刺激を与え合いながら信頼を高める。私が考える「戦友」という言葉には、そんな意味を込めています。

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