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ベンチャー通信編集部注目の起業家インタビュー

テンフィールズファクトリー株式会社 代表取締役 市川 裕

注目一人ひとりの才能を開花させ、持続的成長が可能な会社にする

テンフィールズファクトリー株式会社 代表取締役 市川 裕

テンフィールズファクトリーの代表である市川氏は17年前、「営業代行」を手がける同社をひとりで立ち上げた。そのときの目標は、「事業をたくさん立ち上げ、多くの社員が活躍できる会社にしたい」というもの。「その目標に向かって、失敗を恐れずに多くの事業を立ち上げてきた」と話す。そのベンチャーマインドのもと、今後は海外市場での上場をめざす同社。事業の多角化をどのように進めてきたか。また、これからの成長戦略とは。同氏に詳細を聞いた。

※下記はベンチャー通信77号(2019年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

事業の多角化を通じて、社員の当事者意識を高める

―事業内容を聞かせてください。

 スマートエネルギー事業、飲食店の運営コンサルティング事業、リフォーム事業、海外事業、カフェ事業、メディア事業、不動産事業、ネイル事業、人材開発事業など、多岐にわたる分野の事業を手がけています。

―なぜ、それほどまでに事業を多角化しているのでしょう。

 収益源を広げることや、経営リスクを分散させるといった狙いはもちろんありますが、それと同じくらい重視しているのが、「社員の成長促進」です。ひとつの事業部に20人の社員を配置するよりも、4つの事業部に5人ずつ配置するほうが、一人ひとりの事業に対する当事者意識は確実に高まります。そうすれば、事業の成功に向けて、「お客さまにとってよりよいサービスにしよう」「もう少し説得力のある、わかりやすい提案資料に変更しよう」という主体的な行動につながります。

 地道な努力の積み重ねが成果となって実を結ぶ成功体験を積んだ社員に、新たな事業に携わってもらい、その成功体験を周りの仲間にも体験してもらう。その仲間はその成功体験を活かして事業を伸ばし、さらに多くの仲間に成功体験を味わってもらう。こういった好循環によって、ここまで事業を多角化できました。

「失敗を気にするな」 問題は「全力を尽くしたか」

―事業は順調に進んだのですか。

 もちろん困難はありました。成功体験の裏には、その何倍もの失敗があるものです。だから私は、社員に「失敗を気にするな」と伝えています。新しいことへの挑戦、さらには業界の常識を覆すほどの挑戦は、努力をしても、失敗することがあります。そんなとき、事業部同士で支え合えるのは、事業を多角化しているひとつの大きなメリットです。失敗しても、そこから学べばいいんです。その代わりに、「全力を尽くすこと」は求めます。全力を尽くせる人材であれば、いずれ必ず成功するはずですから。

―今後も事業の多角化にこだわりますか。

 ええ。今後は事業シナジーをより強く意識していきます。というのも、シナジーを活かしてスピーディな事業展開ができれば、社員の活躍の場である新たな事業をさらに立ち上げやすくなるからです。たとえば、当社の中心商圏である大阪、神戸、京都での販売を皮切りに、「全国でデイリーに飲まれるビール造り」を目的に立ち上げた地ビール事業。これまで店舗運営のコンサルティングをしてきた数百店舗以上の飲食店とコラボレーションし、販促のシナジーをあげ、一般店舗の流通へと一気につなげる計画です。こうした新規事業を、年間に3つ以上は立ち上げていく予定です。

夢はナスダック上場で「世界的企業」への仲間入り

―今後の目標を聞かせてください。

 新たな事業に挑戦し続けるための経営資源をえるために、アメリカのナスダック市場での上場をめざします。起業から17年を通じて、事業とともに社員の成長も確信できるいま、活躍のステージを世界に広げられると感じています。そのために今年、ナスダック上場をめざすベンチャー企業があつまった新興市場「OTCBB」に登録している海外企業をM&Aしました。そこを足がかりに、1年後のナスダック上場を狙います。

―これから社会に出る若者へメッセージをお願いします。

 何事も挑戦です。そして、失敗を恐れないでください。失敗しても学ぶ気持ちさえあれば、成長できます。私は17年前に小さな事務所でひとり、「営業力」だけを頼りに起業しました。この間、会社を持続的に発展させることができたのは、失敗を恐れずにいろんな事業に挑戦し、それに応えてくれる頼もしい社員がいたからです。当社は、これからも挑戦し続けます。成長意欲の高い人に仲間としてくわわってもらい、一緒に成長していきたいです。

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